日が落ちる頃の屋上は眩しすぎて
顔が見えず、人影、シルエットでしか
判断できなかった。
だが、『かすかに、君だった。』
「昨日。屋上にいたのって、
山中さんだよね?」
少し開けていた窓から
風が吹き
髪が揺れ、かすかに冷たい風と
知っている匂いが香った。
「そうだとしたら、何? 」
返事と共に僕の顔を見る
山中さんの顔は
いつも以上に綺麗に見えた。
「いや、何してたんだろうなって
少し気になっただけ。」
山中さんの顔の表情は
ぴくりとも動かず
ただただ僕の顔を見ているだけ
「そっか。
ただ家で見れない夕日を見たかっただけ」
山中さんは理由をいい終わったら
少し微笑んだ気がした
「なんで夕日?」
「夕日って綺麗じゃない?」
「僕は、月の方が好きだな」
「君に月はピッタリだよ。」
月の僕と月の僕を照らすような君
照らされている僕は
照らしてくれている君に恋をした
『かすかに、君だった。』
コメント
4件
なんでこんな短い文章でこんなに濃いスト書けるんだ❓❓ まじ天一のこってり食べた後みたいなんだけど💦💦 てか久しぶりだねお元気してる? この2人の会話超好きなんだけど‼️😻 2人いれば輝ける的な???? まーじかすかに君だったっていうフレーズ好きです😘
月は太陽のおかげで輝けるってコト!?!? ちょっと頭悪くて分かんないけどそんな関係性がすきです!! 女の子の会話だけでなんとなく伝わってくる余裕ありきな感じで 儚い感じが良すぎる、、、、 たーちの神作を頂けて幸せです