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ー20〇〇年6月12日ー
ガタンガタン…ガタンガタン
朝の満員電車。
ガタンガタン…
いつも通り満員電車に乗り、揺らされる。
疲れきったサラリーマン、場が和むような高校生カップル、なんとも言えないような顔の男性、安そうな洋服を着たお多福顔のおばさん、イビキかいて寝てるおじさん、強面なギャル、俺の弟に似た成人男性。
皆揺らされてる。
精神もギリギリで揺らされてるってか。
そんなんどうでもいいけど。
俺は仕事の最寄り駅に着くと、自動販売機で水を買って改札を出る。
時間は全然あるため、コンビニで栄養ゼリーとサンドウィッチ1つを買う。
自炊なんてする暇なんてない。
でも、物価がまた値上げして、呆れ果てている。
買えるものも減っていく。
内心そう愚痴を吐いてコンビニを出る。
電気代もガス代も水道代も、そういう生活費も毎年のように値上げする。
今の職場は給料安いし、生活するのも一苦労。
それに所得税も加わればさらに生きるのが大変だ。
電気代は高いから、できる限り電気を付けず夜もカーテンを開けてできる限り明るく保つ。
暗いところでケータイを触ったり、作業して生活していたせいか視力も落ちて、眼鏡をかける羽目にもなった。
食費もあるからできる限りパン1つとか、サンドウィッチ1つ、栄養ゼリーだけ買ったり、最小限で済ましてしまってる。
そんなものもちろん栄養失調になるのが普通だ。
お陰様でもちろん栄養失調だ。
中学生の頃から肌が白すぎて気味悪がられたのに、青さが増して尚更幽霊だと上司にバカにされる始末。
カーテンずっと開けてたら肌焼けるだろって自分でも思ってたが、日焼けしても元に戻る。
だからといって、仕事を辞めようとしても中卒だから働ける場所も限られる。
バイトも俺の肌を見て引きこもりだと判断したのかいくら姿勢と態度を気にかけても不採用。
どこでもそうだった。
親に助けを求めたとて、中卒だからというところでもう見捨てられているだろう。
この世は俺に優しくない。こちとら現実逃避する間もないんだが。
そう思っているといつの間にかもう、職場の前まで着いていた