テラーノベル
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サンタさんが かい に帰り道を教えてやれって言われて
ぼくは今 かい の後ろを歩いているよ
「オレはさ お父さんもお母さんもいないんだ」
「え?」
「オレらの世界は生きるかしぬか
毎日それがつづくんだよ
見てのとおり小人より大きい生き物は多いし食べるものも多いわけじゃない
しぬ理由はたくさんあるさ」
ぼくはきびしい世界なんだって思った
さっきはあんなにたのしそうなイメージだったのに
人間よりも生きるのがずっとたいへんなんだ。
「だからみんな 今をたのしんでいるんだね」
かい は ははっ!とわらって
「そういうこと!!いいこと言うな~!」
せなかしか見えないけど きっと虫ばがこんにちはしているよ かい
小人はちいさいけど ぼくのこころのなかで大きく見えたきがするよ
「はだしんぼみたいな弟がいたらな~
毎日もっとたのしいだろうな~」
「ううんぼくがお兄さんだよ!」
かい はまた ははっ!とわらってた
かい と話しているうちに
さいしょにあけたとびらについた
そうだ ぼくが小人になったのはこのとびらをあけたからだ!
「かい ここをあけたらぼくは人間にもどるんだね」
「そうだよ お父さんに会えるといいな!」
「うん!」
「じゃあ またな はだしんぼ!」
「うん!またね かい!
サンタさんにもよろしくね!!」
「サンタさん? ってだれだよ なあ」
かい が話してるとちゅうでとびらをあけちゃった
しゅるしゅるしゅるしゅる~
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