首領の部屋にて
森「うぅ…グスン…太宰君…ほんとにぃ、」
尾崎「鴎外殿、しっかりせんかい」
中原「首領、取り敢えず泣き止んでください」
エリス「リンタロー情けない」
今の状態を一言で言うと軽くカオスっている。
あの後、結婚報告をしに来た所偶々森と尾崎がいた。
二人は保護者同然のような関係(?)みたいなものだ。
森は聞くなり号泣してしまい、太宰はというと少し引き気味だった。
尾崎も少し泣いていたが笑顔で祝福してくれた。
森「グスン…よしっ探偵社、主に国木田君にバレないうちに結婚式を挙げようじゃないか」
太宰「え!?するの??」
中原「首領、其れは少し危険では…?」
中原と太宰は危険だと、挙げなくて良いと首領に言った。
すると、尾崎は中原の耳元に口を近づけてきた。
中原は何だというように耳を欹てた。
尾崎「中也よ、太宰のドレス姿や白無垢…見たくないのかえ?」
中原は何かを考えるかのように顎に手を当て俯いた。
太宰「だーかーらー、国木田君に見つかったら面倒くさいって〜」
中原「…是非結婚式を挙げましょう首領!」
太宰「え?」
中原「姐さん、太宰の衣装任せても宜しいでしょうか?」
太宰「え゙??」
尾崎「一肌脱ぐとするかね」
森「却説、結婚式場の予約と…」
太宰「あっ、え?一寸…」
森や尾崎、中原がワイワイと話を進めていく。
太宰は追いつけずワタワタしていると中原が頭を撫で始めた。
中原「俺等に身を任せろ、な?」
太宰「これに関しては危険しか感じない」
太宰はジト目で睨むが中原は愛おしそうに頭をさらに撫でる。
中原(小型犬が睨んでいるようにしか見えない…)
森「中也君、緩んでるよ」
中原「太宰が可愛いのが悪いです」
森「確かに」
尾崎「確かに」
太宰「姐さん、森さんやめてっ///」
エリス「ダザイ、向こうで遊びましょ」
太宰「そうですね」
探偵社にて
江戸川「社長、後与謝野さん一寸いい?」
福沢「あぁ」
与謝野「どうしたんだい?」
江戸川は福沢と与謝野をとある個室に呼び出した。
勿論、国木田には言わずに。
江戸川「今から話すことに質問、異論は認めない…いいね?」
福沢「…承知した」
与謝野「分かったよ」
江戸川「明日から探偵社から短くて1ヶ月、長くて3ヶ月離れる、此処に居るメンバーだけで…後は手遅れだった」
福沢「…」
与謝野「相当…ヤバいンだね」
江戸川「僕は探偵社より二人が大事なんだ…分かって欲しい…此のメンバーさえ居ればやり直しは幾らでもできる」
福沢「…与謝野先生、荷物を纏めるぞ」
与謝野「了解、乱歩さん行くよ」
江戸川「!!!…うん!」
江戸川は少し安心した表情になり、与謝野の後を追いかけた。
江戸川(僕が想定している最も最悪なケースが起きなければいいけど…)
江戸川は心の中で祈りながら窓の外を見たのだった。
首領の部屋にて
太宰「…!!」
エリス「どうしたの?」
太宰「ッいえ…」
太宰はハッとした様に窓の外を見た。
きっと江戸川が窓の外を見たのと同時刻だろう。
太宰(良かった…之で探偵社は大丈夫だろう、流石乱歩さんだ。…。)
エリス「今度は何をしようかしら♪」
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作者より
うっひょ〜さっすが乱歩さん!
国木田君の暴走は誰にも止められない!
てか、今回あんまり中太シーンなかった…(´Д⊂グスン
アニメイト行きてー…
次回♡×2500
コメント×5
無理だろうけど…こんな作品じゃねw
追記
これはいつ書いたものだろう。
全く記憶にないぜ☆
コメント
10件
初コメ失礼します!めっちゃ続き楽しみです!学タブなので❤10しかつけられないのが悔しいです(╥﹏╥)
初コメ 失礼 します 〜 ! めちゃくちゃ続き 気になるっ 、 いいね頑張ります!
初コメ失礼します! 太宰さんの白無垢やウェディングドレス姿が見たいです(*˘︶˘*).。.:*♡絶対可愛い♡ 続き楽しみにしています😊