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「沈む幽霊船」
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家族で旅をしていた船が嵐に巻き込まれていた
「ひどい嵐だ」
「前みたいに今回も持つだろ」
「この願いの珠さえあればきっと…家族全員生き残る」
船の旗の上で誰かがにやける
「(笑)」
家で3人は、風鈴が鳴る部屋で暑い夏を過ごす
ミーンミンミンミン
リンネは、寝っ転がり
リンネ「あー…」
鬼灯は、刀の手入れをしている
鬼灯「…っ」
崇恵は、勉強をしている
崇恵「…」
3人「(あちぃ…)」
ミーンミンミンミン…ミンミン…
リンネ「あー…」
リンネは、そこら辺にあった石ころを拾い蝉がいるところに石を投げる
リンネ「あーつーいー」
鬼灯「うるさいな!」
崇恵「まぁ、確かに今日も暑いですね」
鬼灯「扇風機付けたらどうだ?」
リンネ「今河童堂の平に修理に出してるからない」
鬼灯「そうだったな…暑さで頭やられてんな」
崇恵「こんな暑いと何もやる気出ないですね」
鬼灯「そうだな」
すると黒電話が鳴る
リンネ「誰からだろ?」
崇恵「私が出ます」
リンネ「海行きたいな〜」
鬼灯「海か…行きたいが金がない」
鬼灯「ビニールプールならあるが」
リンネ「んなの使いとうない!」
崇恵「はい…わかりました」
電話を切る
崇恵「2人とも依頼が来ましたよ」
リンネ「依頼の内容は〜」
崇恵「リゾートのバイトをして欲しいと依頼が来ました」
リンネ「リゾートって何? 」
鬼灯「海近くのところだろ」
崇恵「はい…旅館のバイトですので準備してくださいね」
準備を終えて依頼のところまで行く
崇恵「着きましたね」
リンネ「結構海から離れたところなんだね」
鬼灯「…」
リンネ「鬼灯顔色悪いぞ?」
鬼灯「ここじゃ…刀出せねぇ」
リンネ「あー…」
崇恵「刀は海水に弱いですからね」
鬼灯「刀の手入れできねぇ」
崇恵「でも、今刀持ってないじゃないですか?」
リンネ「鬼灯は、武器を収納する能力があるから大丈夫だろ」
崇恵「そうなんですか」
旅館の中に入る
女将「お待ちしておりました…さぁ、中へどうぞ」
女将の和室に案内される
女将「狭いところでごめんなさいね」
崇恵「いえ、」
リンネ「で、依頼の内容はバイトであってるよな」
崇恵「ちょっとリンネさん言葉遣いには気おつけてください!」
崇恵「ごめんなさい…この子ちょっと言葉遣いが荒くて…」
リンネ「いででで…」
女将「いえいえ、そんな気にしなくてもいいですよ(笑)」
女将「1人でずっとここを経営してたから明るい子が来てくれて嬉しいわ」
女将「でも、歳のせいか流石に厳しくてね…」
崇恵「そうなんですね」
女将「君たち3人には、接客をしてもらいます」
女将「もちろんお部屋は準備しますし仕事終わりは、自由に遊んで大丈夫ですよ」
崇恵「わかりました 」
リンネ「…」
鬼灯「客じゃねぇのにこんな部屋まで用意してくれるとちょっと不思議じゃねぇか?」
崇恵「一人でやってきたから来てくれたお礼じゃないですか?」
鬼灯「そうか…」
リンネ「…」
鬼灯「リンネ何ボーとしてんだ…早く行くぞ」
リンネ「はーい(笑)」
女将「…?」
女将「おや、何かしら…御札?」
女将「気味悪いから取らないとね」
御札を剥がす
リンネ「…」
崇恵「リンネさんどうしました?」
リンネ「何でもないよ…」
鬼灯「しかし…海まで遠いな」
崇恵「ですね(笑)」
海辺に着く
リンネは、海の方へ走る
鬼灯「おい、リンネ!」
リンネ「うひょー海だ〜」
崇恵「いい景色ですね」
リンネ「ヨッシャ海入るぞ!」
崇恵「ちょっと、リンネさん!」
リンネの衿元を掴まれる
鬼灯「さっさと始めるぞ!」
リンネ「うゎー」
鬼灯「焼きそば出来だぞ!」
崇恵「はい」
チャラ男「Heyそこの可愛い女の子」
崇恵「…」
チャラ男「おい〜無視すんなよ一緒に遊ぼうぜ」
崇恵「今バイト中なので…」
チャラ男「そんなこといいだろ…な、いいだろ(笑)」
崇恵の腕を掴かもうとする
女の子「ママ」
崇恵「え?」
少女が崇恵の所に近づく
女の子「ママ…アイス食べたい!」
崇恵「あ…そうだね…じゃあアイス買ってこようか(笑)」
チャラ男「チッ…子持ちかよ」
崇恵から離れる
崇恵「フゥ…」
女の子「崇恵危なかったね」
崇恵「ありがとう助かったよ…?」
崇恵「なんで私の名前知って」
女の子の声が変わる
女の子「案外…上手く騙せるもんだね(笑)」
崇恵「!」
リンネ「やっぱり崇恵は、べっぴんさんだから、ナンパされるんだね(笑)」
崇恵「リンネさん!」
リンネ「さっさと仕事再開しよう」
仕事が終わり旅館の方え向かう
リンネ「楽しかったなぁ」
鬼灯「やっと一息つける」
崇恵「(笑)」
誰かに腕を捕まれ呼び止めら
お婆さん「ちょっとそこのあんた! 」
崇恵「な…なんで」
お婆さん「あんたどこに行くきだい!」
崇恵「旅館に戻るだけですよ」
お婆さん「あんな場所に旅館なんてないよ!」
崇恵「え…えーと」
お婆さん「私の家に泊まりなさい」
崇恵「ちょ…ちょっと」
無理やり引っ張るが鬼灯はお婆さんの腕を掴む
お婆さん「何すんだい!」
鬼灯「婆さん友達が困ってるからやめてくれるかな?」
お婆さん「なんだいアンタ!私が親切に教えてやってるのに」
鬼灯「困ってないから言っているんだよ」
リンネ「そうだよお婆さんうちら困ってないから」
お婆さん「なんだいアンタら…アンタら人の臭いしないよ!」
お婆さんは、崇恵の腕を離し山を降りる
崇恵「なんだったんですかね」
鬼灯「さぁな」
リンネ「…」
旅館に戻り3人は一息つく
リンネ「疲れたぁ」
鬼灯「お前何もしてないだろ」
夜になり3人は寝始める
柱に貼ってあった御札が剥がれたせいか、旅館が揺れ始める
リンネ「!」
リンネ「鬼灯!!崇恵!!」