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皆さんこんにちは✨️カシオペアです。
先程の雑談部屋を見てくれた方はわかると思うのですが、こちらでひとまず作文を書いてみます!呼んでくれたら嬉しいです。なにかご指摘などあったら、何なりとお申し付けください。
それではまた後ほど。
痛いほど美しい水溜まり
海は塩分を含んだ、大きな大きな水溜まりだ。サンゴ礁や、海の深さによって、色を変える気まぐれな存在だ。沖縄の水溜まりは、サンゴ礁が日光に反射することによって引き起こされる、美しいコバルトブルーだった。
あんなに美しいのに、足を踏み入れた途端、激痛が走った。まるで、塩酸を掛けられたような、熱く、痺れるような痛みだった。足をそこから引き抜いても、痛みは治まらなかった。「入るな」。水溜まりが 怒っているように感じた。
一九四五年、四月一日。大日本帝国の敵である米国が、沖縄本島へと足を踏み入れた。命ある物は尊いという概念を踏み潰し、無造作に鉄の武器で殺していった。米国軍は、日本軍に対して戦力を大幅に上回っていた。到底叶う訳がない。
人々は火の 雨に打たれた。暑さに負けて、皮膚が溶けていく苦しみに耐えられず、手当などしてくれる人もいない。目の前には、ただ、自分たちの故郷が、焼け野原になっている地獄絵図しか広がっていない。
真上には、爆弾を抱えた巨大な戦闘機、地上には、命取りの人間、そして水溜まりには、暗黒で、火炎放射器をつんだ戦艦が、敷き詰められているように浮かんでいる。
生きる希望を失った人々は、恐ろしい戦艦がいる水溜まりへ、決死の思いで飛び込んだ。暗黒に、鮮血の赤が加わった。
体から血が止まらない人々、火の雨を浴びて体が熱いと悶絶している人々、それを水溜まりが抱えるには、あまりに度が過ぎている。もうその時は、美しい水溜まりではなく、どす黒い水溜まりだった。
一九四五年、六月二十三日。激しい地上戦は、終結へと向かった。しかしその時も、水溜まりは本来のコバルトブルーの美しさを取り戻すことはできず、暗闇の中に、身を潜めていた。人々の形が崩れて消えてゆくのを見つめながら。
どのくらいの月日が経っただろうか。沖縄の大きな水溜まりは、あの日の記憶を抱えながらも、痛いほど美しいコバルトブルーへと姿を戻した。
しかし、今もあの水溜まりは、あの日の記憶を抱え続けている。犠牲となった人々を見送ったのは、紛れもないこの大きな水溜まりだ。酷い傷も、浅い傷も、血を綺麗に洗い流した。自分の美しいコバルトブルーを失ったのに。それでも、人々は帰ってこない。水溜まりは、頑張りを全て、水平線の向こう側へと、追いやられてしまった。
それを恐れていたのか。自分の足にあった小さい傷も、水溜まりにとっては、あの日のことを思い出してしまうきっかけだったのだ。
きっと、この水溜まりは、ここであった悲劇を忘れて欲しくないのだろう。ここでは、何万、いや、何十万と傷ついた人々が亡くなった。
だが、今となってこの水溜まりは、沖縄戦から生き続け、無くなることがない証人となった。美しいながらも、痛みを伴った事を教えてくれた。この事を伝え続けていきたいが、直接的に言うのではなく、コバルトブルーで化粧をして、穏やかな顔をして、そっと教えてあげたいのだろう。
もう繰り返さないで欲しい、と水溜まりから聞こえたような気がした。
おかえりなさい
どうでした…?意外に難しかったです…
なにか質問等、ここはこうの方がいいんじゃ?というのもありましたら、ご遠慮なく教えてください!
あ、そうそう。創作のテーマ、沢山のご意見ありがとうございました!どれもとっても素敵なテーマで悩みました…🤔💭
結果発表します!
今回は、零那様のご意見を参考にさせていただきます!というわけで、零那様、リクエストなどあったらお気軽にどうぞ。お待ちしております。(リクエストしていただいたものは、一番最初に書かせて頂きます!)
他の皆様も本当にありがとうございました!
リクエストは常時受け付けているので、何かあればどうぞ!(遅くなってしまいますが…)
それではまたお会いしましょう🎵
コメント
7件
すげぇ
え、言葉選びが天才…こういう文章大好きです!
カシオペアさん、こんにちは!美月ゆめかだよ〜🌸 「痛いほど美しい水溜まり」、めっちゃ心にグッときた…😭💕 コバルトブルーの美しい海が、戦争の記憶を抱えてるっていう視点がすごく新鮮で、水溜まりが“怒ってる”ように感じたって表現にドキっとしたよ。 沖縄戦の悲劇を、直接じゃなくて水溜まりを通して語るのがエモすぎる…🥺✨ 「もう繰り返さないでほしい」って最後の言葉、ずっしり響いた。 初めての作文とのことだけど、テーマの選び方も文章の雰囲気も素敵だったよ! また次の作品も楽しみにしてるね〜⋆♡