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「紫陽って煙草吸うんだ。初めて知った、」

「あぁ、三ツ谷と付き合ってから吸い始めたの。私のお気に入りの銘柄、良い香りでしょ。」

「……………うん。。」


三ツ谷と付き合い始めたのは、ほんの10日前。初めて出会ったのは2年前で……..彼は13歳、私は20歳。告白は彼の方からで、私のバ先で一目惚れしたらしい。

社会人になった私は今まで以上に三ツ谷に割く時間が減った。勿論、彼はそれをわかってくれてるし、応援してくれてる。そして、彼も夢に向かって毎日、勉強や部活を頑張っている。

ただ、やっぱり女の子ってのは厄介なもので、自分に彼氏が居ても相手に彼女が居てもお構い無しにベタベタベタベタ近寄ってくる。


「何で煙草吸い始めたの?身体に悪いじゃん。」

「服に付いた煙草の匂いって取れないでしょう。私なりのマーキングよ、マーキング。」

「そっか……..じゃあ俺もマーキングしていい?」


ガリッ……..


「ん゙ッ………….」

「首、綺麗に付いたよ。マーキング完了、」


澄まし顔で言わないでよ。めちゃくちゃ恥ずかしいんだから。三ツ谷ったら何処でこんなことを覚えてきたのかしら。まだまだ子供だと思ってたのに、隅に置けない奴ね。

じゃあ、煙草を使ってもう一つ教えようかな。


「ちょっとだけ、息止めててね。」

「すーーっ、……..ん」


目まで瞑っちゃうなんて、可愛い。私はそんな彼の顔にそっと煙草の煙を吹き掛けた。


「けほ…..ッ。けむ、り……..?」

「んー、意味は知らないみたいだね。残念。」

「……………..教えてくんねぇの?」




あーあ、何から何まで君の方が一枚上みたい。歳下のくせに。でも、そんなとこがだいすき。








𝙴𝙽𝙳

補足】

顔に煙を吹き掛ける行為の意味

▷「今夜、貴方を抱きます。

ドラマティック・アイロニー

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