テラーノベル
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「フィンランド〜!行ったぞ〜!」
「おう!」
3月。好きな人がいる。
「フィンランド…サッカー部エースでクールで…そりゃモテるよね…」
「エスティたちも来てたんだ」
「…!」
(話しかけてくれた…)
「えっと…その…あの…」
「あの…」
「……」
「フィンせんぱーい!」
「またね…」
「あ…」
(今日も話せなかった〜…)
エストニア、中学3年生
幼馴染のスオミが好きだけど、遠くから見るだけで精一杯…
でも!
「エスティちゃーん…!」
そう…ポーランドボールの自分に話しかけることで勇気を貰える。
「明日…卒業式のあと…スオミに告白する!」
「きゃっっ…言っちゃった…!後で家帰ろうね!」
「…正直言って自信ないけど卒業式なら、フラれても大丈夫…!」
「幼稚園の頃から好きだったから、気持ち伝えたいの…」
「さっ…家帰ろ!」
こわいけど、勇気を出すって決めたんだ
(告白なんて言おうかな…)
「危ない!!」
…え?
車?ひかれる怖いよけられないなんで?
色々な感情が蘇ってくる。
…私、死ぬの…?
まだ、気持ち伝えてないのに…
「おーい…エスティ?」
「…」
「大丈夫?」
す…スオミ…?
あれ…私、車に轢かれて…走馬灯かな…?
「スオミ…」
「好き」
「…友達として?」
「…恋愛として」
「…唐突すぎるかな…」
…振られた…
(きっと走馬灯だ…)
「それは、走馬灯じゃないよ」
「時を司るポーランドボール…エストニアよ」
「…エスティちゃん!? 」
「喋ってる…ていうか、私死んでるし…!?」
「…確かにエスティは交通事故で死んだよ…だけど、毎日欠かさずに私の世話をしてくれるエスティなのに、死は受け入れられなかったの」
「だから、エスティがフィンに恋をした日に時間に巻き戻した」
「だけど、そろそろ行かないと学校遅刻しない?」
え…
ええええ…
そんなわけ…
そんなわけ…
あったかも…?
「私は嘘をつかないよ!」
(マジで時間戻ってる…嬉しいけどさ…スオミに告白しちゃったし…)
「あ…」
「あ…」
ふい…(目を逸らされる)
(終わった…)
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