鍵を持っているパパでもめったに立ち寄らない開かずの間
まどか『ロープがあるならこの部屋だね』
仁『……』
瑠衣『ロープがない?』
まどか『そう、だってハウスには必要ないだろ?』
瑠衣『(そうじゃねぇか!)』
まどか『だけど、』
まどか『(アレならある)』
瑠衣『ここにある』
まどか『よし!見っけ』
まど瑠衣『(テーブルクロス!!)』
瑠衣『ロープゲットだな(これで塀は越えれる)』
まどか『問題はここからだね』
瑠衣『あぁ、(発信機、次に全員を連れ出す方法)』
瑠衣『仁に話しても大丈夫だと思うか?』
まどか『それは、僕も考えたね、司波仁はパニックにならないし物知りな分千里眼だからねきっと力になると思うよ(冷静で沈着司波仁は常に先を読み最善を下す全員で逃げるには司波仁の協力は不可欠だ)』
まどか『とりあえず司波仁には僕から話す』
仁『なんでだ?今話せ』
まど瑠衣『?!仁/司波仁』
仁『悪い付けてきた』
瑠衣『はぁ?!』
仁『いい加減気になったからな問い詰める、門で何があったんだ?』
瑠衣『は??』
仁『そりゃ気になるだろ明らかに様子おかしかった、手には床を触った跡もある、「間に合わなかった」って言ってたがお前ら手ぶらだったぞ』
まどか『……鋭いねさすが千里眼』
仁『何も無いわけないだろ吐け』
瑠衣『仁もそういや頭いい!』
まどか『僕らを助けてくれるなら』
仁『あぁ、約束』
まどか『話す、僕ら全員ここから逃げなければいけない』
杖道『………』
仁『は?鬼、農園、パパが敵?やばくねぇか?だから格子窓か』
まど瑠衣『飲み込み早?!』
瑠衣『てかすんなり信じるんだな』
仁『いやそうだろ恵美まどかがこんな嘘つくか?瑠衣ならともかく』
瑠衣『うぐっ(信頼の差!)』
仁『よし、実際に逃げるとなると問題はいろいろあるな、まずは人数いくらなんでも全員は無理だぞ実現可能なメンバーに絞れば……』
瑠衣『ちょい待て!俺は全員で逃げてぇ力を貸せ仁』
仁『は?冗談だろ、全員で37人大半が六歳未満だ「パパ」「発信機」「鬼」ただでさえ簡単でない脱走の難度が桁違いに上がる』
瑠衣『分かってるけどよ!無理だと決まった事じゃ』
仁『無理だ瑠衣お前気づいてないな』
瑠衣『は?』
まどか『待て司波仁』
仁『そういうことか、だから「自分から話す…」か瑠衣に伏せたないや、いえなかったのか』
瑠衣『おいどういうことだ?!全く分からねぇ!』
仁『どちらにしても甘えよ過保護だ。瑠衣出るだけじゃダメなんだよ』
まどか『(外がどうなっているのかは分からない。けど)』
仁『出荷される先がある農園ってものがある自体で予測は着く。外に待つのは鬼の社会だ人間の生きる場所なんてどこにもねぇ』
瑠衣『(あ……)』
瑠衣『無理なのか?』
仁『無理なんだ』
まどか『生き延びるには逃げるしかない』
仁『連れて出れば全滅は見えるぞ』
瑠衣『(そうか)』
仁『置いていくそれが最善だ』
瑠衣『……』
仁『:( ꐦ^^;):』
まどか『……フフッw』
瑠衣『俺は無理でも全員で逃げてぇ何とかするぞ』
仁『はぁ?!』
瑠衣『全滅は嫌だ、だけど置いていくっていう選択肢はない。コニーで終わりにしたいんだもう誰もあんな姿にしたくない。』
瑠衣『ないなら作ればいいじゃねぇか外に人間の生きる場所。変えるぞ世界』
瑠衣『仁のおかげで分かったこれはそういう脱獄だ』
仁『そういう脱獄?(無茶だ理想論だ)』
瑠衣『俺は折れない決めたからな(もう泣かねぇ)』
瑠衣『だから仁折れろ!ごちゃごちゃ言うな力貸せ!!』
仁『:( ꐦ^^;):おいこら保護者来い』
まどか『あっはは!』
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