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主です
リクエストのゲンと記憶喪失千空のお話
not行為です。ペア表現はありますが!
二つ分岐します。
Aルート 記憶を思い出せない(メリバ)
Bルート 記憶を思い出せない(バトエン)
Cルート(多分ものすごく長い)
(思い出せるルート)(ハピエン)
お話は三つ分あるので…下手すると一万越えるかな…なのでリクエストされてから本当に時間経ってると思います…すいません!!
そして初めてバッドエンドを描きます…
本当に胸が…胸が!!!ってなります。最後のハピエンはものすっごく救いになれば良いですが…
後ほぼ同じ話3回も聞かせてすいません…本当に分岐させたくて1からなんです!!、
すいません…先ずはAからです。
ゲン目線だよ〜♪
千空ちゃんが、ストレス過多で倒れてしまった。俺の大切な千空ちゃんを守れなかった… 体温が青くなっていく千空ちゃんを
見た時は…本当にこの世界を憎んだ
駄目、メンタリストゲン。こういう時に落ち着くのかどうかでしょ
あぁ…その笑顔の炎が絶やされぬ様に、
俺が守らないでどうするの…?
バンッッ
ゲン(千空ちゃん!!!
千空(っ!?!?
千空(…あー、また見舞いの奴かよ。急に来られっと心臓が幾つあってもたんねぇわ!
ゲン(千空、ちゃ…
ゲン(千空ちゃーん!!!(抱締
千空(うお”ッ!!ぐへっ…(苦
生きてた、生きてた生きてた!!
ゲン(よがっだぁ…お”れ…心配で…
あぁ、心臓の音がする。話してた…
心底安心した!!もう何回死にかけるの!
ゲン(もう危ない事しちゃめっ、でしょ?
千空(お前…なに男同士でめっ、だよ…
いつもの千空ちゃんだ…でも、どうしても
違和感がある。此処で笑ってくれる筈なのに
とても大きな何かが、気づかない何かが近く
に来ている様な…嵐の前の晴れ晴れとした空の様な。そんな気持ちの中。何も考えずに
ゲン(気晴らしに、展望台とか行ってみる?
いつもの元気な顔でそう言った
千空(あ〜?んでしらねぇ男とお星様なんか見なくちゃいけねぇんだよ。
その瞬間、俺はもう片方の髪の色が抜けた気さえした。そしてふわりと浮遊感が走る
顔は、いつもの狐の様な顔でもなく
人間の顔をした静かな顔だと思う
千空ちゃんの顔を見れずに
泣いた
ゲン(ぇ…ぁ…ぃ…わ、は、…
か細い声しか出せない中で、考えた
な、駄目…は?
千空(あ?お前と俺は交友関係でもあったのか?…すまねぇ、なんも覚えてないんだ
記憶喪失障害、???
一緒に地獄に落ちるんじゃないの?
一緒に、龍水ちゃんからお金稼いだりさ
昨日までそうだった、のに
頭の中でそんなものは弾け飛んでしまった
千空(は、お前、顔やべぇぞ、テメェ…
ゲン(ぇ、あゝ…め、メンゴメンゴ〜💦
千空(…
ゲン(いや、うん。ちょっとびっくりしただけなのよ!
媚びた笑顔と明るい声は上手くなってく
千空ちゃんに俺の全てを知って欲しかった
なのに、
ゲン(あのさ、何か覚えてる事とか無い?
千空(…今の俺は、この科学王国のリーダー石神千空。科学の力で全部、世界を救う
良かった、まだそこだけは
千空(だが、肝心の二百万年の…科学知識すらさっぱり抜けてるんだよ…誰も助けられない…ぁあ…ああ!!
そっか、今メンタリストが発動してない普通の俺がした質問なんてみんなしてる。
何回も、自分の頭を叩きながら…この質問に答えてきたのだろうか
ゲン(いや、抜けてるのは別に今関係なくて
ゲン(俺の事、ほんとうに覚えてないのね
千空目線だ。
…?
此奴は、他の奴らとは違う様に見えた
大樹や杠との思い出はくっきり思い出せるが、それは石化前の思い出らしい
何か…思い出せよ俺!
此奴は、絶対大切な奴なんだよ
いつも…側にいて怪しく笑ってて、当の俺もその中で笑ってるんだ
揺れる頭
重なる何か
駄目だ…思い出せない
千空(お前の名前は?
ゲン(ゲン、朝霧ゲン。ペラペラな蝙蝠男だよ、千空ちゃんとは同盟相手だったね
ゲン目線だよ。
千空(同盟…まーそこらへんの話は後だ
千空(此処は、原始の石の世界。それに対して俺はミジンコだ
あ、これ、千空ちゃんのよくする記憶を整理する時のポーズだ…まだ捨てたものでも無い様でも、俺は悲しくなって来た。
千空(んな中で…俺が使える武器といやぁなんだ…
ゲン(…
その言葉を俺は隠す事なく、全て千空ちゃんに言わせた。俺はなんて阿保なのだ
千空(科学だ。人間の二百万年の命の結晶
思えば全部、千空ちゃんに助けられてた
どれだけ…俺が千空ちゃんに救われてたか
考えたこともなかった
此処に辿り着くまでに、いくら時が経っても
全て抱えさせてた。何がメンタリストだよ
ゲン(俺、俺…
千空(あー…そういう未成年の告白はいらねぇ。
千空(今は、ただ思い出すだけだ
そんなの生き物じゃ無い。機械だよ…?
言いたいこと、全部詰めて…千空ちゃんに全部言いたい。
ずっと、俺が千空ちゃんの事好きだったって
思い出すじゃなくて…知ってほしい。今
千空(今…俺の親友とやらが何処かで眠ってるって、聞いたんだ。
千空(船を、作って何処かへ行くって言ってたのも。それを知ってるのも俺だけなのも
俺は、千空ちゃんの味方なのに
千空(俺が、いなきゃ全部意味ないのも
ずっと、味方の癖に
千空(不安なんだ…記憶喪失な俺が
自分に蓋して、千空ちゃんと友達してた。
千空(何も思い出せない…絡んで頭打った俺が、一番阿保だな…百夜、も…救えない
ゲン(今日、天文台に来れる?
千空(ぁあ?!だからーー…
千空目線だ
澄んだ瞳に、俺が映るほど澱みが無い深海の様なこの男の心に
俺は、頷かずにはいられなかった
その後帰っていた男の後にも色んな奴が来た。質問することは同じでも態度や顔が全員違くて…たまに花を送ってくる奴も居た。でも全て似通った物ばかり…心配ばかり。
ちょっと気分が良くなった気はしたが
いつも、こんな気分だったのか?
「皆に慕われる石神千空」は、
溜め息混じりに吐く言葉
千空(彼奴とは全員違ったんだよ…
心配よりも嫌だ、思い出してくれ…と、重く感じる言葉をかけてきた。
それは人一倍、記憶喪失に落ち込んでいたという事だったのだろうか、
「千空ちゃん、めっだよ!」
それは人一倍、俺に優しく接してくれていた証拠であるのは明確だった。
早く、彼奴に会って聞きたい
ゲンは俺に何を言いたかったのか。
覚えてなくても
彼奴は、俺の事を心配せずに…いつも通りなのだろうか。
ゲン、ゲン…!
天文台の場所が、俺の大切な物だったのか、すぐ分かってしまった。それでも…何があったかすら分からない
時刻は宵闇に消えていった。要するに分からない。わからないが多過ぎる自分が嫌だ
下らない話を今はしていたい
小さい扉を開けると、
白い髪が靡いてた彼は…天文台の中で一番に光る、星に囲まれている月の様に見えた。
月が、どうしようもなく…
好きに見えた
ゲン(あ、千空ちゃん
ゲン目線よ♪
来た。来た??迎えに行こうと思ったのに
もしかしたら、もしかしたら…!!
ゲン(きっ、
だめ、そんな事直で聞いちゃ!
今はたっぷり甘やかしてあげなきゃ
記憶に縛られちゃ駄目だ。
千空ちゃんが記憶に喰われてしまう。
ゲン(千空ちゃん、横ドーゾ♪
千空(あ、あぁ。
少しの風で揺れる千空ちゃんの瞳。
ここは今、俺と千空ちゃんの為だけの場所
千空(ゲン、俺。何も思い出せないんだ
ゲン(それが俺たちの間に何か作用する事ないのよ?だって千空ちゃんは
ゲン(今も、大大大大だぁーい好きな!
ゲン(超超超超格好良い千空ちゃん!!
ゲン(生きてるだけで、俺は嬉しい
なんなら、ずっと此処で冗談言い合いたい
今日何あったとか、色んな事を千空ちゃんとずっと 話していたいの
ゲン(千空ちゃんの事、ずっと好きだった
前も、此処で告白紛いの事しちゃったなぁ
気持ち悪りぃとか言われちゃって、
ふふ、懐かしいなぁ…
千空(…ほんとか
千空(慰めで言ってないか?
そんなわけない!と言った顔をした後
ゲン(大好きな人にも、蝙蝠な訳ないよ笑
と、今までで一番の…まるで小動物に優しくするみたいな顔で笑った
でも、思い出されることが無い思うと
今知ってくれた想いは、違くて
でも、好きで
このまま一緒に愛し合いたくて
ゲン(千空ちゃん、大好きだよ。
ゲン(返事がなくたって良い。断ったって良い。千空ちゃんは千空ちゃんだもん!
千空(返事、返事する
千空(俺も今はよく分かってないが、
千空(ゲンが大切だった事は分かる。今も大切なのが分かる。
千空(大好きなのも、分かる
ゲン(うんっ
どうか、このままで良いから…
千空ちゃんは笑っててね。例え俺が泣いてても、死んでも…忘れられてても。
千空(ゲン、は
千空(俺に思い出して((
ゲン(千空ちゃん!!
千空(ビクッ
ゲン(思い、出さなくて良いよ
千空(は、?
千空目線だ
それでも好きは分かるが、
思い出さなくて…?
でもあまりの気迫と、大切にしなくちゃいけないという気持ちが交差して
頷いた
千空(あ、あぁ。思い出さない。
意味が、少し分からないが、
ゲンが…それで良いなら
ゲン(うん…そう。
ゲン(絶対思い出さなくても、俺が居れば大丈夫。絶対ね?
千空(うん、うん。
ゲン目線よ
やっと、
俺達が、幸せになれるね
千空ちゃんだけ幸せでも誰かと一緒でもなく、俺と
これで良いんだよ。
そう、うん。
ゲン(大好き。
千空(…俺も…
照れる千空ちゃんに、そっと首輪をした
俺がいなきゃ、死んでしまう様な、そんな首輪をーーー…
ーメリーバッドエンドー
(二人の間では幸せでも、側から見ればそれは全てが間違った鳥籠に囲われる終焉という事。)
千空目線だ
緊急で作られた簡易的なデザインの医務室に寝かされていた俺。倒れて3日目らしい
で、横でズビズビ泣いてんのが、
千空(おい、テメーいつまで引っ付いてんだ!早くは、な、れ、ろ!!
??(千空ち”ゃ”ぁ”ん…ストレス過多とかもうほんと勘弁して!!!
確か…いやんな事は今かんけーねー。
コイツにどう離れてもらうか、だ。
千空(今は寝かせろ…お前も仕事とかあんだろ?
話は大体大樹と杠に聞いたが
それは、とても気の遠くなる話だった
俺は、生きてる心地がしなかった
息が詰まって、死ぬ事もなくただ苦しむ
皆、”司“の話をする時、泣いたり怒ったりして、…居た堪れなかった。
他人行儀に、全て事を済ませた
お前は、お前が…お前のせいで…?
俺って、なんだよ
千空(おい、お前…
千空(俺の事、そんな気にかけてくれてたのか?
ゲン(え”?!そ、それはジーマーに心配してたし、今も勿論してるし!
千空(俺にッ…多分、落胆すると、思う。
話すのが、とても重く…まるで湿気の多い部屋の中…重い自分の人生のページを捲る様に。そんな気持ちで、ゲンに言った。
千空(あ、…俺は、俺、じゃなくて
コイツには、優しくしてやりたい。
千空(今の、俺は、前の俺とは違くて、
どうにか回り道をして
千空(その…前の仲良くしてた俺じゃ無い
その場所から逃げようと思っても
千空(ずっと、心配してた千空じゃねぇ…
結局、ここに辿り着く
ゲン(…え?
ゲン(なに言っちゃってんの千空ちゃん笑
ゲン(なんかストレスでおかしくなっちゃった?元々そんなキャラじゃないでしょ、?
千空(…あぁ、そう、なのかもな
ゲン(え
雨が、冷たく降っている。
千空(…はっきり言う、と…
傷つけないように、ゆっくりと優しく言った
千空(俺は、記憶喪失なんだよ
それでも、内容は…どうしても変わらなくて
ゲン(…きおく、そうしつ?
ゲン(俺の、名前は?一緒にさ、ほら…色んな事あったじゃんっ…ねぇ
二人でずっとさ…楽しかったじゃん
重く、何かが傾きだした昼下がり
外は花も枯れる様な春の土砂降りだった
千空(お前の、名前はなんだ
お前は、誰なんだよ
ゲン(…俺は、あさぎりゲン。マジシャンだよ。
千空(そうか。なんか思い出せるかもしんねぇ。話を、きかせてくれ
ゲン(えっと、千空ちゃんはね
ゲン(いつも勇敢な科学者だったよ
へらっと、三日起きなかった俺を…見守っていた顔をくしゃりと歪ませて笑ってた
ゲン(ゴイスーな発明で、いつもみんなのリーダーだった
ゲン(でも、ミジンコ体力でね笑それでも肉体労働を皆の為にしてて、全部合理的だ〜っとか言って助けてた。俺は…そんな千空ちゃんと同盟やれてすごい楽しかったのかも。
ゲン(今、凄く…辛いんだ笑
全ては過去形に塗れて、記憶喪失の俺にもその言葉は強く染みた
俺だって辛い。
辛いんだ
千空(なんか、思い出の場所はねぇのか
ゲン(そうだなぁ…
目には、涙が溜まっていた
ゲン(天文台、千空ちゃんは星とか…宇宙が好きだった。パパが宇宙飛行士だったのよ
千空(宇宙、飛行士…
「千空!」
頭に入ってきた
頭に、残る少ししゃがれた彼奴の声
涙が目から零れ落ちていた
ゲン(千空ちゃん!、
ゲン(何か、思い出せたのっ!?
残念な事に、あさぎりゲンは思い出せない
千空(びゃくや…
ゲン(…
黙りこくってしまった医務室
そして再確認する
自分の無能さ
今となっては、科学さえ無い俺に
百夜を思い出す権利も無い
嗚呼…なんとも、
救い様もない
物語だろうか
ゲン(天文台、これたら来てね。何か…思い出せるかもしれないから
そう言って、涙を拭いて…止まった時の中に、俺は一人置いて行かれた。
千空(またな。
時間は、自然と進んでいって、
もう星が映える夜になっていた
雨は止んで、晴れ晴れとした春色の夜
俺は自然と歩みを進めていた
自然と、自然と、
科学が、唯一無二の個性が剥がれ落ちた俺
もう、何も役には立てない。
船を作る事もままならずに
他の奴に任せて寝たきりな俺
ゲンしか、今は話すことができない
他の奴に会わせる顔がないんだ
重苦しく、雨の跡が残った梯子を登ると
ゲンが天文台にいた。
意味もなく望遠鏡を覗いたり、
明かりもなく、ただ一人
俺と、一緒だと思った
雨に打たれ、共に地獄の果てまで歩ける様な
そんな…絆を感じた
千空(おい、ゲン。
ゲン(!
ゲン(千空ちゃん、見てみて、
千空(…?
指差す方には、望遠鏡
確かに宇宙を見るのは好きだ
煌びやかで、自然界の厳しさのある世界で
そんな事しか考えられないまま
覗くと
千空(…土星?
特徴的な星の一つ。それがこんなにも近く感じられて
涙が溢れた
ゲン(俺、意外と千空ちゃんのこと、
ゲン(記憶がなくても別になんとも思えなかったの
ゲン(別に、なくたって俺は…千空の事は
ゲン(ず〜っと、大好きみたい
好き
それだけで、心が軽くなった
このままで良いとは100億%、思ってない
でも、今はこれで良いと思えた
千空(こんなッ、俺で良い訳ないだろ
千空(お前は、記憶のパーツがない俺を不憫に思って出た心理なんだよ
ゲン(ちがっ
千空(本当に好き、それに真理が加えられてお前はなッ、ゲンはな…
なみだが
勝手にあふれてくる
あの、雨の様に
ゲン(千空ちゃん
ゲン(俺は…何百年経っても
ゲン(世界は回り続ける様に
ゲン(いつでも、千空ちゃんの事を想ってる
ゲン(大好きだったの。そして今は
ゲン(あい、してる。
千空(〜〜ッッ!!
星を愛している
だから、ここにいる
ゲンに星を見て欲しい…教えたい
俺は、そんな知識さえ無い
それでも、ゲンを愛している…様な気が
している…今、進行形で愛してる
千空(慰めじゃ、ないんだな…
勝手にそうだと、解釈した
ゲン(そう、そうなの。やっと…分かってくれた
へにゃりではないキラキラとした笑顔
多分、前から大好きだったんだ
同盟でもなく恋愛としてコイツが
ゲンが、大好きだ
ストレスが少し和らいだんだ
ゲンを考えていると
だから、もう二度と、
起こさぬ様に、倒れぬ様に
ゲンが、泣かない様に
今度からは、科学ではなく
あ
科学…
どうしても、恋慕の中に
入り込んで、根強く張って
頭の中に
グシャリと、全てを壊して
俺の責務は、いつでも襲ってくる
ゲン(千空ちゃん、こっち向いて
気の向くままに、涙も流さずキスをした
ああ、なんて、なんてなんて!!!
最悪な、気分だろうか…!
ーバッドエンドー
(全てを、塗り潰して幸せと偽る事が、幸せ?「石神千空 精神崩壊エンド」)
(ゲンと千空の感情達が入り混じり過ぎて目線変更おおいので省略してゲン/千)
ゲン
千空ちゃん
ふわりと倒れた千空ちゃんは、軽くて…
言わずもながに、目には隈
急がなきゃ…千空ちゃんを抱きかかえ
医務室に急ぐ
千
目覚めると…時間帯は夜明け前?
さっきまで??の筈
…??
さっきって、いつだよ
千空(…
二度寝も出来ず、薄暗い雰囲気の中
ただ天を仰いでいる
ゲン(っごぼうそんな好きじゃないッッ!!(?)
千空(うぉおッッ‼︎
変な事を言いながら起きた此奴は
俺を心配していた様だった
ゲン(あ、千空ちゃん!!!
ゲン
よかった、目が開いてる
中に、宝石が入った様な千空ちゃんの目
いつもの、千空ちゃんの目
あぁ、なんで目を開いただけなのに
こんなに好きが募って行くのか
ゲン(ねぇ千空ちゃん、久々起きたんだし
ゲン(明後日さ〜何処か行こーよ!ストレスとか考えずにさ!星とか一緒に眺めたり〜あ!海でも良いね!ゆったり出来る所、千空ちゃんの好きな所、何処でも行こうよ!
千
ペラペラベラベラと、耳を通って過ぎて行く言葉と文脈的に
俺は、ストレス性記憶障害だと関連づけた
そのせいで大切と思っていた物は、想っていた者は、今となっては灰である
千空(あー…天文台にする。
直感的に、「星を見る」だけで天文台と出てきてしまった。
天文台…何か、聞くだけでも頭が痛くなってくる言葉で、でも好きで、天文台の何が好きかもわからずそう言った。
ゲン(!お、おっけ〜!後で行こーネ♪
ゲン
びっくりした
記憶が早くも戻りかけなのかな?
それにしても、無自覚だと思うけど、
手が、あの時の形になっていた
「俺達三人は、仲良く地獄に落ちる」
…もしかしたら
天文台が特異点として機能していたりして…もしかしたら?
千空ちゃんは、科学者千空ちゃんは、
甦るのかもしれない
ー明後日夜中ー
今の千空ちゃんに、科学の事は教えてない
今、いったら…全て忘れてそれに一直線!
それだけになってしまうんだ
だから、話したい気持ちにグッと蓋をした
そして、千空ちゃんを待った。
場所も分かると力強く、そう言った
もう歩けるまでに成長したその足で
千空ちゃんは、ここにきた
千空(ゲン。
ゲン(どしたの〜千空ちゃん!
千空(何で船の事とか…教えなかったんだよ…!!
さっきまでゆっくり吸って吐いていたに敵した様な気分になった。
ゲン(じ、ジーマー…?、
ゲン(俺、千空ちゃんに傷ついて欲しく、なかったのよ…少しずつ、ゆっくり思い出してくれたらよかったなぁって…
想ったままの気持ちを空気と一緒に吐く
千空(こっちはんなお大事お大事しなくても良いんだよ!!
千空(俺はアホ程間抜けになっただけだ
千空(何一つ救えない、な…
不思議と、自分の方が大きく傷を受けた
メンタリストとして、そこは受け流せると思ってたんだけど、なぁ…
ゲン(こら!
千
千空(あ!?
寂しそうな、少し嬉しい様な顔から一変
少しふざけた様な顔で
子供の様な顔で、俺に言ったんだ
ゲン(自分の事嫌いなのは分かるけど!
ゲン(自分を傷つけたらゲンセンセー泣いちゃうでしょーっ!わーんわーん!!
ゲン
こんな形でしか千空ちゃんを慰められない。パチパチと…火花が千空ちゃんの目元に光り輝いた?何かがあった印かもしれない!
千空(クク…何だそのキャラ…笑
笑った…やっぱり、
千空ちゃんは可愛いただの子供に見えた
千
ゲン(千空ちゃんは、まだまだ子供なの!
俺が笑った顔を見て、ゲンもクスッと笑った
ゲン(その内は!俺とか他の人に頼っていーのっ!ね?!
その顔に、心が高鳴った
千空(あーぁはいはい。
あぁ…どうしても耳が赤くなって
ゲン(はいは一回!
笑い合うことが、どうしても好きで
ゲン
少し笑いあって、二人でまた月を見ていると
震えた口で、千空ちゃんがこっちを向いた
千空(ゲン、それでな
千空(俺はまだ、百夜と、大樹と…杠の事ぐらいしか、分かんねぇ。覚えてねぇ
千空(でも、記憶がない今も分かった事があったんだ。
千空(だかな、俺は言わない事にした。
千空(記憶喪失の俺に、なんか言われる奴の事を考えると…やめた方が合理的だからな
ゲン(千空ちゃん…
ゲン(俺、メンタリスト発動しちゃった。
千空(あ”?!
ゲン(千空ちゃんの今の気持ちは、
ゲン(どうしても言いたいのに、言ったら俺を不幸にするかもしれない
ゲン(でしょ。メンタリストにそういう勝負しかけちゃう〜♪?
千空(…あぁ。そうだな
ゲン(そんな訳なさすぎ。ジーマーで。
千
意味不明な言葉がずらりと並んだ
何で俺の気持ちがスッパリ分かるのだろうか
そんな訳ない?そんな訳はある。
千空(記憶喪失何だから普通落胆とか…
ゲン(生きてるだけでじゅーぶん!
ゲン(俺は科学者の千空ちゃんが好きな訳じゃない。いやどっちも大好きだけど!
千空(なら、記憶喪失の俺が好きなのか?
ゲン(ピーンポーン!俺は…いやこんな空気で言う事じゃないけどさ
…?
この光景
次の台詞
聞いた事ある、気がする
ゲン(俺、ずっと前から…会う前から
ゲン(ずっと好きだったのよ。千空ちゃんが…今も存在自体ほんっとうに大好きなの!
千空(ッ!
あぁ
落涙と共に
記憶が蘇る気がした
ゲン…ゲン…ゲン!!
千空(俺も好きだ!!!
ゲン
ガシッと両肩を弱い力でも、それでも力強く感じられるように掴まれた。
赤い眼の奥から落ちる涙は、とても綺麗で
ゲン(え、千空ちゃん
千空(ずっと、俺も前から
千空(ゲンの事を好きだった!
記憶のパーツが、ピッタリハマって
科学で考えついた事が上手く行った時の顔みたいな、とても嬉しそうな顔で
今にもはしゃぎ回りそうな顔で
記憶を…取り戻したってこと!?
ゲン(ぇぇぇええええええ!!!
千空(うッうるせぇ!
ゲン(いつもの、千空、ちゃん??
千空(あぁ。いつもの千空ちゃんだよ。
ゲン(そんな急展開で良いの?!
千空(思い出して欲しくなかったか?ゲンセンセ。
ゲン(そうに決まってるけど!そうだけど!
千空(ま、全部じゃねぇ。人物の事はわかってもまだ科学は抜け落ちてる。
千空(これからもリハビリ頼むぜ♪メンタリスト…!
ああ
本当に…良かった
ゲン(うわぁぁあああん!!良かっだマジで〜!!
ゲン(大好き大好き千空ちゃん!!
いつも通りの日常みたいに
また一緒にいられて良かったなぁ
千空ちゃんは、少し照れてこう言った
千空(…俺も大好きだよッ(ボソ
え!
ゲン(何それ可愛い!!
千空(黙れメンタリスト!!
ーハッピーエンドー
(幾多もの試練と奇跡を越えて、先にある未来を進む「石神千空救済ルート」)
あとがき
ほんっと大変…バドエンが!!!心に染みました!!読んでいただきありがとうございました!!一万文字も書いてすいませんでした
ゲン千大好きなので…本当に…キャラ崩壊凄いですよね…すいません!!!
また次回お会いしましょう!!!
コメント
5件
100どころかもう天井突き抜け過ぎててもう!!!リアルで飛び跳ねて跳び箱二百段はいける勢いで飛べます!!ありがとうございますぅぅううう!!リクエストは箱に入れてくれると嬉しいです!!ここでも大丈夫ですけど!!
[変な裏設定] Cルートでゲンが見ていた夢は ごぼうを大量に千空が食べさせる夢 裏設定2[全部に言える事] 千空は記憶喪失状態で現在本家様の性格とは少し違って、幼い感じです
うわぁぁぁあっっ!!!!😭😭😭😭😭😭ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっと楽しみにしてました!!!!😭😭😭😭😭ENDを3つも書いてくれるなんて…😱💞ありがとうございます!!🥹💖もう…しぬほどエモいじゃないですか!!!!!!!!!😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭あぁあーー!!!尊い!!!😭😭😭😭