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君に溺れる

第1話 - 青桃【1周年記念小説】

1,702

2025年10月15日

#iris

#青桃

#🤪🍣

なつねこ

iris

青桃

Rあり

微死的な言葉が出てきます

関わってくれた全ての人に

心からの感謝を込めて

start

君がいればなんでもいいよ

『ごめんね、』

君だけが欲しかった

君以外どうだってよかったんだよ

『来世があったら』

夏の暑さと、図書室の紙の音と、

ただ懐かしい君の匂いと。

『また会いたいね』

＿君に溺れる

青）ないこ、

桃）………まろ、

午後4時

下校時刻なんてとっくに過ぎてる

そんな中俺は図書室で本を捲っていた

桃）また来たんだね

青）…ここに来たらないこが居るから

真顔で赤面にもならずに涼しい顔で恥ずかしい事を言う、

ちょっと悔しいけどそこがまろっぽい

桃）ふ、俺が居たから？笑

青）ん、

青）俺ないこのこと大好きやけん

桃）ん、知ってるよ笑

桃）じゃ、帰ろっか

青）え…もういいん？

桃）うん、まろも俺と帰りたいんでしょ？

桃）寄りたいところあるから早めに行こ

青）……ん、分かった笑

桃）じゃー待ってて、本借りてくる

桃）ただいまー

桃）じゃ、行こっか

青）で行きたいところって

桃）スケッチブック欲しいんだよねー

桃）あと画材

青）……言うと思った

桃）あは、やっぱり？

青side

ないこは絵を描くことが好きだった

それは昔っから知ってた

…『ないこ』に出会う前から

俺とないこが知り合ったのは SNS上で

いわゆるネッ友、ってやつ

ただの暇つぶし、

勉強の息抜きにスマホを弄っていた時

別にずば抜けて上手い訳じゃない

でも 10代と聞いてじゃあ上手だね、

みたいに認められる

20代くらいに居そうな絵柄に出会った

ただ、ちょっと暇だった

ただ、ほんのちょっとだけ、惹かれた

気がつけば俺はメッセージを送っていて

いつの間にか返信が来て

俺たちは仲良くなっていた

そこから今の関係になるまで

そう時間はかからなかった

お互いの住在都道府県を知って

偶然近くて

特に行きたい高校が無かったないこが

俺の志望校に合わせて 2人とも合格

クラスが近くて

俺の方から話し掛けに行って

お互いの本名を知って、顔を知って

ネットの話をして、

一緒に帰って

………今に至る

桃）画材買えたー！！

青）……またその会社のやつ

桃）好きなんだもん、色合い

桃）そうだ、付き合ってくれた代わりに

桃）いいところ、連れてってあげる

青）……こ、ここって……！！

桃）ふふ、君の大好きな……

青）あいす……っ！！！✨✨

桃）俺の奢り~♪

青）ほんと困ってたんよ！！最近暑いからさ

桃）……はは、……

青）……なんかさ、ないこって印象と違った

桃）んー？それっていい意味？

青）んー…どっちも

桃）そっか~

青）……もうちょい知的で、大人びてる人かと思ってた

桃）……それ貶してね？

青）いや全然

青）…なんか…幼くって俺の好み

桃）…なに、もしかして今日一緒に帰ってたのって身体目当て？

青）そんなことない、っ

桃）あは、そっか~、笑

桃）……でもね、まろになら俺の身体あげられるよ

青）……は、？

桃）ね、いいよ？今日くらい好きにして

桃）もう1回聞くよ、身体目当て？

青）……まぁ…っ、

青）違う……………といえば嘘になる……、/

桃）ふはっ、可愛い~ 笑笑

青）うるせぇっ！！//

青）で、なに？好きにさせてくれるん？

桃）……うん、いいよ

見たことない顔。

ピンクとも言えるし、瑠璃色とも言えるような目

ふわふわなのに、全てが生きていないようにカチカチに見える髪の毛

笑っているのに、笑ってないような口

その全てに圧倒的違和感があるような

そんな人間だった、ないこは

桃）くっ………ぅ゛…//♡

青）は、ぁ……、/

吸い込まれる

ないこの言うように身体が動いた

いや、自分の思うように動かない、の方が的確か

不思議な感覚

桃）まろ、ぉ゛…//♡♡

桃）もっと、も゛っと………//♡

青）…もっと………、、、？

なにかを思い出せそうで思い出せない

強烈な不快感と

桃）おれ゛に…おちてよ゛……ぉ゛…//♡

何回も飽きずに媚びるような

甘ったるいその嬌声が

青）……はは、お前ってやっぱ………、

最っ高に

気持ち悪いよ

自分の意思で動かない身体

なんとも言えない多大なる違和感

全部、知ってる

生きてないように見えるお前も

知ってるじゃないか

ぴろん。

8月9日23時2分

聞き慣れたメッセージ音が届き、

お前は死んだ

詳細は知らないけど

首吊って死んだんだってな

俺には何も分からない

薬を大量に飲んで

あの頃を思い出して

お前を演じてみても

なんにも分からないよ

8月9日、お前から送られてきたメッセージを毎日見返す

『今までありがとう、』

『もし来世とかがあったら絶対また会いたいね』

『またね』

見飽きた文面

病みがちな君なら定期的に送ってきた言葉

だから簡単に信じられなくて

信じたくなくて

本当は

君以外要らなかったよ

来世なんて綺麗事

期待したくないからさ

今世で二人で幸せになろう

だから、

だから今日もまた薬を喉に通す

汗っぽい夏の匂い

あの暑さがむせ返ってくる

8月9日、4時2分

君が居なくなるまであと19時間

インクの匂いが染み付く図書室と

もう色を失った桃色だった髪の毛と

また何度も

何度も何度も何度も何度も

青）ないこ、

桃）………まろ、

桃）また来たんだね

青）ここに来たら、ないこが居るから

君がいなくなるまで、あと……＿＿＿

【君に溺れる】𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸

なつねこになって1年が経ちました！！

1年前の今日、初めて青桃小説投稿しましたねぇぇぇ

青桃をずっと突き通してるって今思うと自分でも凄いですな…‪‪🙄‬‪‪🙄‬（（

当時はなくとなく本名誤字って猫が好きだからって理由で1分も経たずに考えた名前ですけど、

今では色んな人に『なつねこ』って呼んでもらえて幸せです(*´˘`*)

これからもよろしくお願いします！！

サムネ

サムネと物語が関係無さすぎる定期

…1周年記念小説なので 1人5♡くらいはして頂いても……|ω• `)

あとコメント頂いても……（（

この作品はいかがでしたか？

1,702

17件

1周年おめでとーー！！相変わらずサムネが好き過ぎる！！もう物語と無関係とか気になくなるぐらい上手い…何回も言ってる気するけどなっちゃんの絵の色使いマジで好きだわ…最初より絵が上手になってるのも感動✨️ 俺がなっちゃんの作品見始めたのが確か吸血鬼あたりからだったから、そう考えると結構長いね〜絵が好き過ぎて物語の感想言ってなかったけど無限ループで終わるとか天才すぎね？どういう脳味噌してたらこんな素晴らしい話が書けるんだ…やっぱなっちゃんの書く青桃が1番好きだななんかめっちゃ長くなっちゃったけど俺からの愛だと思って受け取って((( ほんと俺なっちゃんに出会えてよかったなって思うたかがネットの関係かもしれないけど、なっちゃんのこと大好きだよ！これからもよろしくね改めて1周年おめでとう！

なつねこさん一周年おめでとうございます！作品も絵も上手って何事ですか… なつねこさん語彙力高くてわたしにはわからない単語がたくさんホイホイ出てくるのホント尊敬します…！！羨ましい限りです､､､！！！一年間ずっと青桃かいてたのすごいですね､！？暇なときとかに過去の作品読み返していても、｢すげぇ…｣としか思うことがなかったね､､､(( 良い一年間になったらよかったです😌 長文失礼しました！