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秘匿:その男、二つの顔につき女子研究大学のリーダー、しろせんせーは完璧に立ち回っていた。
昼はダメな中年リーダー、夜は歌舞伎町で指名本数No.1を誇る伝説のホスト、シルバー。
しろ「(……よし、今月も女研の動画広告費と機材代、全部俺の売上で賄えるな)」
彼は、メンバーに負担をかけたくないという一心で、副業を隠し続けていた。しかし、その優しさが仇となる。
予期せぬ「姫」たちの襲来
ある夜、女研のメンバー(ニキ、18号、まちこ、りぃちょ)は、18号の誕生日を祝うために歌舞伎町を訪れていた。
ニキ「せっかくだし、話題のホストクラブ行ってみない? 企画の勉強ってことで!」
りぃちょ「賛成ー! 18号の奢りね!」
18「なんでだよ! ……まぁ、いいけど」
そうして彼女たちが足を踏み入れたのは、奇しくもシルバーが在籍する店だった。
シルバー、降臨
店内はシャンパンコールの嵐。
しろ「……お呼びでしょうか、お嬢様方」
そこに現れたのは、真っ白なスーツに身を包み、銀髪を完璧にセットした男。
普段の猫背はどこへやら、圧倒的なオーラと色気を放つシルバーだった。
「「「「…………っ!!???」」」」
メンバー全員が、目の前の男の顔を見て凍りついた。あまりにも見慣れた顔。しかし、放たれている「男」としての圧が、自分たちの知るしろせんせーとは異次元だった。
しろ「(……詰んだ。)」
一瞬で状況を理解したシルバーだったが、プロとしてここで逃げるわけにはいかない。彼は覚悟を決め、「本物のホスト」として彼女たちを迎え撃つことにした。
標的1:ニキ(混乱と赤面の極致)
しろ「ニキ……。そんなに驚いた顔しなくても。……俺がそんなに、魅力的だった?」
シルバーはニキの腰を引き寄せ、耳元で低く甘い声を吹き込む。
ニキ「……っ、ちょ、え!? しろせ……シルバー、さん!?」
しろ「静かに。……今は俺だけを見ていればいい」
彼の指先がニキの顎を優しく撫で上げると、ニキは言葉を失い、顔を耳まで真っ赤にして「あう……」と声を漏らし、撮影用のスマホを落とした。
標的2:まちこ&りぃちょ(ガード崩壊)
しろ「君たちも、そんなに俺のことをいじりたそうに見て。……今夜は、俺の指先がどこに触れるか、予想してみる?」
シルバーはまちこの眼鏡を指で弄び、もう片方の手でりあぱの手の甲に深くキスを落とした。
りぃちょ「ま、まちこ、これ……本物だよ……」
まちこ「……分かってるわよ。……あ、熱い……」
冷徹なはずのまちこが呼吸を乱し、りあぱはシルバーの視線に射抜かれ、そのまま膝の力が抜けてソファに沈み込んだ。
標的3:18号(誕生日の衝撃)
しろ「最後に……18号。誕生日おめでとう」
シルバーは18号を壁に追い詰め、退路を断つ「壁ドン」を決めた。
しろ「俺のこと、いつも馬鹿にしてたよな。……でも、今の俺を見て、まだ『おじさん』って言えるか?」
至近距離で、男としての色気を最大限に解放する。
18181「…………っ!!」
18号は言い返す言葉が見つからない。目の前の男が、自分の知っている「しろせんせー」という存在を、色気の暴力で上書きしていく。
彼女は真っ赤な顔で震え、そのままズルズルと崩れ落ちた。
結末:バレた真実と、消えない余韻
「…………ふぅ。……お前ら、いい加減にしてくれよ」
数分後。シルバーがいつもの「しろせんせー」の気の抜けた口調に戻る。
「バレちゃったもんは仕方ないけど……。ほら、18号、誕生日だから一番高いシャンパン、俺の奢りで入れたから。……さっきのは全部忘れてくれ!」
そう言って「へへっ」と笑うしろせんせー。
しかし、メンバーたちは誰一人として立ち上がれなかった。
「(……忘れられるわけないでしょ、あんなの……)」
「(……明日から、どういう顔して動画に出ればいいの……)」
ホストの正体がバレた。しかしそれ以上に、「本気を出したリーダーが、自分たちを女として完璧に落としにかかった」という衝撃が、彼女たちの心を深く、深く蹂躙していた。
その夜以降、女研の動画で「しろせんせーいじり」が激減したのは、言うまでもない。
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