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赤いアネモネ

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赤いアネモネ

13 - 第13話『何度でも言うよ』

♥

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2023年02月25日

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話す事ないからスタート


「はぁ…いいなぁ」


エ「ミカサ!」

ミ「何?」

エ「好きだ!」 

ミ「私も好きでも…何回言うの?」

エ「100回以上好きって言う!」

ミ「そ…そっか//」

エ「ミカサ照れてるぞ」

ミ「仕方ない…」


「ほら見た?!ヤヴァイ」

「お邪魔してこよ〜」

タッタッタッ


「2人とも〜」

エ「○○さん!」

「どう?」

ミ「え?」

「最近!」

エ「い…いい感じです?」

「そっか〜」

ミ「○○さんはどうなんですか?最近」

ミ「リヴァイ兵士長と」 

「いやいや…全然だよ」

「どうせ…片想いだしさ」


「いいなぁ子供?の恋愛はディスってる訳じゃないよ?w」

エ「俺は早く大人になりたいですよ!」

エ「それで結婚までしたいです!」

「ははっ…素直だねぇ」

「でもね…」 


「子供の頃の恋愛は簡単かもしれないし」

「子供の頃から付き合ってる人と結婚するんだったら」

「お金とかさそういうの目当てじゃなくて」

「中身とかで選べるじゃん」

ミ「は…はい」

「でも大人になるとお金とかそういうの目当てで寄ってくる人がいるじゃん」

「そういうのを見分けるのも難しいし」

「リヴァイとは出身地も違う」

「リヴァイが地下街から出て来て初めて出会ったんだよ?」

「はぁ…」

「大人の恋愛は子供の恋愛とは違って」

「すんごい難しいの」

エ「ですねぇ」

ミ「確かに…」

「まぁ子供でも顔だけで近寄ってくる人もいるけどさ」

「はぁ…」

しかもリヴァイは地下街から一緒に出て来た仲間だって

最初の壁外調査で失ってる

私は2人の近くにいたのにも関わらず守れなかった

どうせリヴァイだって私の事を恨んでるんだろうな

はぁ…


これはずっと前の出来事

私がだいたい15歳の頃私は調査兵団に入るのが誰よりも早かった


「2人とも!」

イ「大丈夫っすよ!」

ファ「さっきみたいに倒せばいいんですよね?」

「で…でも!!」

「駄目…それは奇行種だからッッ」

あいにく私は立体機動装置が雨のせいで壊れていて少しも動けなかった

何度も何度も仲間の死を見てきた


部下「○○さん!」

「え?」

部下「○…○さ…、ん」

部下「大丈夫です……か?」

「ちょっと…待って、何で私を」

部下「これからッッも貴方みたいな調査兵団の精鋭は必要でしょう?」

部下「私なんかの命より○○さんの命の方が…」

「そんなッッ誰の命の方がいいとか!ない!だからッッ」


こんなふうにたくさんの仲間を失った

だから今度こそ仲間を失わないように助けたいのにッッこの出来損ないのせいでたくさんの仲間が死ぬんだよッッ


「そんなッ……2人とも…」

「イザベル、ファーラン…」


目の前の仲間の死が嘘だとッッ嘘だと思いたかった…

私のせいで死んでるんだ…だから私もここで死んでしまおう。どうせ助けなんかこない

右翼側だってこの奇行種のせいで全滅してるだろう

そう思っていた


ジャキン!ザシュッジャキ!


「え?」

「嘘ッッ…」 

「誰?」

雨のせいで視界もあまり良くない

だから誰かもよく分からなかった

それでも分かった事は黒髪と小柄な男性兵士だった

「お願い……もう死なさせて…」

「もう私を終わらせて」

「私のせいで誰かが傷つく前に」

「私のせいで誰かが死んでしまう前に!」

…………


「もう死なさせてよッッ!!!」

そんな事言うなよ…

「え?」

リ「お前のせいで死んでいっているんじゃない」

リ「お前の為に…お前が部下を助けた分」

リ「お前の部下がお前を守るために」

リ「心臓を捧げてるんだろ?」

リ「自分の命を懸けた」

リ「お前への恩返しだ」

リ「2人だってお前に立体機動の正しい使い方を教えてもらったから」

リ「強くなった」


リ「だから…もうそんな事言うんじゃねぇぞ」


これが始まりだった。この時私は貴方に恋に落ちた

気付いてよ。私の恋心を奪ったのはリヴァイだから

だからさッッまたあの時のように強くぎゅっと抱き締めてよ。


大好きだから…気安く言うななんて言われたって大好きって何度でも言う。言わせて

貴方からのその言葉も聞きたいな…

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