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第3話「夜の街」
翠視点
夜の街は昼とは程遠くて
太陽がない代わりに
店の看板や建物のネオンが太陽の代わり
今日も夜の街を歩く
狭くて 臭くて うるさいこの街を歩く。
ただ独りで。
チリンチリーンッ
入店音が耳に響く。
まるで何かを訴えてるかのように。
棚にズラリと並ぶ商品の中から1つ。
また1つと選ぶ
翠「すみません、、、これください」
店「合計で580円です。」
昼とは違って年齢確認はもうされない。
いや、必要とされてない
この街は *終わってる* から
家にただ帰る
翠「ただいま帰りました。」
翠父「遅せぇよッ!!!!」
翠父「早くよこせッ!!!」
ピーンポーンッ
翠父「チッ、、、んだよ、、、」
翠「俺が出ます」
翠父「早く出ろよッ!!!」
静かに玄関に向かって行く。
ガチャッ
そこには見覚えのある *黄色い瞳* があった
紫「、、、、、翠ち、、、、、、?」
翠「、、、なんで家わかったんですか、、、?」
紫「、、、わかったというか、、、」
紫「、、、翠ちの家だなんて知らなかッった、、、」
紫「、、、あと、、、苗字も知らないし、」
翠「、、、なんで来たんですか、、、?」
紫「怒声が聞こえたから、、、」
紫「、、、何があったんだよ、、、?」
翠「、、、大丈夫です、、、」
紫「大丈夫じゃねぇだろ?」
翠「いやほんとに大丈夫です。」
紫「今日見えたんだよ。」
沈黙が続く。
さっきの騒がしい夜とは真反対だ。
ただ問いかける
翠「何がですか、、、」
紫「腕。見せろ」
翠「何もないです。」
紫「傷、あんだろ? 」
翠「、、、」
また沈黙が続く
心配されたの初めてなのに。
当たり前のような感覚
当たり前というか日常のような感覚が少し混ざっていた。
あと少し、
何故か ありがたい 感情が混ざっていた
理由はしらない
紫「別に無理に話さなくていいから。」
翠「今日は遅いので、、、」
紫「ん。なんかあったら言えよ」
翠「はい、、、」
無理に決まってる。
助けを求めれないに決まってんじゃん。
この苦しい環境で
あれ、、、?
今なんて、、、?
苦しいって思った?
そんなはずない。
慣れてる環境なんだから。
でも、、、、
、、、なんでだろう、、、
窓の反射に映る自分の
真っ赤な瞳には
涙が満ちていた。
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