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リングと僕
第2章 「声」
〜ゲーセンにて…〜
友樹「ゲーセン久しぶりに来たわー😃」
健人「…😒(ジーッ)(疑いの眼差し)」
友樹「健人、何か言いたそうだな…」
健人「何でもないよ。ところで、今日は何やるんだ?」
友樹「やっぱ格ゲーだろ!今日こそ勝つぞー!」
友樹は、テストが終わった解放感からか、大きな声でそう言った。
壮真「今日こそって…なんだか、頻繁にプレイしていたような口ぶりだな…」
友樹「そうなんだよ!今は、(テスト3日程前から)この「タイガー・リーの挑戦」をプレイしているんだけど…敵が中々に手強くてな…」
壮真「タイガー・リーの挑戦」?これって確か、1週間ほど前に新しく出たシリーズの筈…何で友樹は、ゲーム内の敵が手強い事を知ってるの?」
健人「まさか、テスト勉強期間中にゲーセンにいた…なんて事は無いよな?😊ゴゴゴゴゴ…(無言の圧)」
健人の無言の圧に、友樹は震えた。そして、少し経った後…。
友樹「そ、そんな訳無いだろ!?俺はずっとテスト対策してたよ!大好きな格ゲーも我慢して!😡」
と言った。しかし…。
健人「怪しいな…。」
健人は、変わらず疑っている。すると、壮真が
壮真「そう言えば、テスト開始3日程前だったかな…。恵留(える)がお使いの途中で、ゲーセンに入る友樹に似た人を見たって言ってたんだよ」
と、言った。
友樹「恵留ちゃんが!?見られてたのか…」
健人「恵留ちゃん、ナイス。それにしても友樹、テスト期間中にゲーセン通うなよ…。😥」
健人は、少し呆れた様な表情を浮かべ、そう言った。
壮真「ゲームしながら良い点取れるなんて、本当に優等生なんだなぁ…。羨ましい😥💦」
健人「羨ましがる所が違うだろ…。とにかく、「タイガー・リーの挑戦」やるぞ!」
壮真・友樹「「おー!」」
友樹「食らえ、アズマ・リーの必殺技!「猛虎登龍拳!」」
健人「今のは強烈だな。確実にダウンだろ。勝てたか?」
友樹「やっと勝てたー♪」
その頃、壮真は…。
壮真「何やろうかな?あっ、イカルスの剣のヒロイン、ラミア・ムーンのフィギュアだ…。欲しいな…。」
壮真は、クレーンゲームをプレイした。すると…。
???「…て…。」
壮真「?」
???「”……”を……」
壮真「…誰?あっ、もう少しで取れたのに…。」
謎の声が聞こえ、中々フィギュアが取れない。
壮真「あー、くそっ!もう少し、もう少しで取れるのに!😡」
壮真は、少しイライラした。
???「…けて…。」
壮真「(誰だ!?他の人には…聞こえてないのか…!?)」
???「”……”が…ないの…」
壮真「(もう少しで聞き取れそう…)」
???「…真…」
友樹「おい、壮真!」
壮真が我に返ると、心配そうに自分を見つめる友樹と健人の姿があった。
壮真「えっ?」
健人「大丈夫か?ゲームを終えて様子を見に来たら、クレーンゲーム前でぼんやりしてて」
友樹「声掛けても動かなかったんだぜ?」
壮真「声?はっ!そうだ!女の子の声が聞こえたんだ!」
壮真は、声が聞こえた事を2人に話した。
健人「お前、ラミア・ムーンが好きすぎて、ついに幻聴が聴こえるようになったか?笑笑」
友樹「安心しろ、ちゃんとフィギュア取れてるぞ。って、アース・ライト(ラミアの恋人)のフィギュアも取ったのか!?すげぇな!😆」
〜2人は、笑うだけで信じてはくれなかった…。〜
第2章 END