テラーノベル
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どーも
まあまあ短いです
バー通い🐮✖️バニーボーイ🐱
「いらっしゃいませ」
からんからん、
ドアについているベルが頭上でなる。何度も何度も聞いたこの音は彼に会えると感じさせる。
「あ、うっしー!久しぶり!」
「おー、久しぶり」
心地の良い声と整った顔を見せた彼、キヨは今日も笑顔で俺を迎える。
相変わらず露出度の高いバニーボーイ。それさえもいいと思う俺はもう末期なのか……
「今日はいつものでいい?」
「ああ、それで頼むわ」
「ん、おっけー!座って待ってて」
かちゃかちゃと準備を始めるキヨを横目に色々と思い出が流れ出してくる。
初めて会った日はいつだったかな…。細かいことは覚えてないけど、同僚からノリで連れてこられた場所だったのは覚えてる。
目が合った時に愛想のいい笑顔にぶち抜かれたのは多分アイツにもバレバレだったと思う。
「はい、お待たせ」
「ん、ありがとな」
出されたカクテルは綺麗に輝くブルームーン。柑橘系の爽やかな香りとスパイス感が調和した、飲みやすい味わいがお気に入りだ。
「今日も夜遅くまで仕事?」
「ああ、ちょっと長引いちまったわ」
「へー、働くって大変だなー」
「お前も働いてんだろ」
確かに、とはにかむ姿に自然と自分の頬も緩む。
数時間も話せば今日あった些細なことも忘れることができる。
「なあ、俺おまえ、っんむ」
「しー、それ以上はダメ!」
キヨの綺麗な指が俺の唇にあたる。
ぼっと顔が赤くなる。キヨは妖艶に笑うと少し虚しそうに手を離した。そしてその指をキヨ自身の唇に優しくあてると、目を閉じた。
「ぅえっ?!」
「なんだよ、驚きすぎ笑笑」
あまりの美しさに熱かった顔がもっと熱をもつ。
「さ、もう遅いから。明日も仕事っしょ?」
「まあ、そうだけど…」
カウンターから出てきたキヨに無理やり立たされグイグイ扉の方に押されていく。
「ちょっ、」
「またおいで。いつでも慰めてやるから」
じゃあね、とゆっくりと閉じられたドアを押そうとして、やめた。
「また明日も来るかぁ…」
「(うっしーってまじちょろい)」
思いつきです!あの、そろそろちゃんと続きのやつ出すんで!待っててね!
ブルームーンのカクテルの意味って…!
↓おまけのイラスト…
バニーたち…
絵柄変わりまくってつらみ
コメント
2件
あぁあカートゥーン調の絵柄大好きです!!!この絡みBIGLOVEです愛してます(*´³`*)