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「木下君ちょっと来い」
「社長?…」
「君の結婚にどうかな笑っ」
「え、私に結婚をですか?…子供がいます…」
「あやめちゃんだろ笑っ」
「彼もシングルファザーだよ笑っ」
「あやめのお父さんにですか…」
「そろそろあやめのお父さんを見つけろよ」
「やっと片づけましたよ。社長~笑っ」
「羽柴こっちに来い」
「市原専務?…」
「木下秘書?…」
「こちら羽柴悠祐」
「所長に就いた羽柴です…」
「羽柴?…私木下恵美と言います」
「お似合いじゃないのですか笑っ」
「綺麗な人ですよね…」
「背はスラリとして人気があるが彼女が結婚を断ってきたって訳さ」
「市原専務やめてください!」
「本当の事なら結婚しろよ笑っ」
その夜私は考えてたあやめの父親がいたら参観日、学校行事に交代にいけれる。33歳になった私一年生になったあやめのために…
「ママ!」
「彩芽?…」
「今日ねぇ恵都ちゃんと学芸会のお練習したよ笑っ」
「誰?」
「ママ?…白いワンピース着るの?」
「明日の夕方お留守番出来る?…」
「明日土曜でお休みだよね」
「ママねぇお見合いしてみる」
「お見合い?って何するの?」
「彩芽のパパになる人と会うのよ」
「本当なの!」
相手の羽柴悠祐さんは私より3歳上で彩芽と同じ年頃の男の子がいるって聞いてた。
トゥルルル、トゥルルル、
「はい!木下です。」
「恵美さんですか?…羽柴です。明日息子が一緒に来たいって言いましたから。娘さんも連れて来てください」
「市原専務から木下恵美さんのTELを教えていただきました。」
…
「恵美聞いてますか?」
「はい聴こえてますよ笑っわざわざありがとうございます」
「それと叔父が同行したいって」
「はい宜しくお願いいたします」
「ママ~笑っねぇどうしたの?」
「お兄ちゃん出来るかもね彩芽」
「え~笑っ」
少しドキドキしてた私
恵美は羽柴悠祐の叔父と偶然に会うことも知らなかった。
43歳になった田島洋輔
待ち合わせのホテルのフロントで立ち話をしていた。
あれ…彩芽ちゃん…
「恵都?知ってるのか?…」
「同じクラスの木下彩芽ちゃんだよ」
「羽柴さんお待たせしました笑っ」
「悠祐来たのか?…」
振り返ってみたら。
「洋輔さん…」
「恵美さん…」
「ごめんなさい私帰ります!」
「おい!恵美…」
歪んだ顔をした私涙が溢れた。
「ママ?…」
手を掴み。
「許せ…悠祐に言うなよ…俺も独り身だ家内にバレて離婚した…」
「羽柴さんのお姉さんが奥様?…」
「頼む…」
恵美さん…
恵都ちゃん~笑っ
彩芽ちゃん~笑っ
あの子達…
誰の子だ…
悠祐の姉の子だ…悠祐は初婚になる…
「あなたの勝手よ!」
バタバタ!
「ママ!」
「彩芽帰るわよ!」
「洋輔!何話した!」
「結婚辞めるか!…」
「嫌だ!恵美さんと結婚したい!」
次の日に
市原専務から聞いた
「恵美さんが辞めるって連絡が入った」
「何があった!」
社長に連絡した。
「木下秘書が辞める…」
「あの娘に何があった。優秀な秘書だ!」
羽柴悠祐さんからTELは入ってたが出なかった。
彩芽を学校の送迎をして就職先を探した。
高島企業で秘書を探してた。
「光一、」
「叔父さん笑っ」
「よう笑っ」
あの女性仕事探してるのか…
毎日見かけるな…
事務員募集中の
叔父?…大ばあ様に似てるね…
目があった。
駆け出して車に乗り込んだ。
ドアを押さえ込んでた。
困った顔をするな…
あの…高島企業の?…
私が高島企業の社長の子孫になるが…
出来たら掃除婦、事務職につけませんか…
「木下恵美と言います。」
光一?…
「はい笑っお姉さんこちらに来てください」
「履歴書をお持ちですか?」
手提げバックから封書を出した。
達筆の字が見えた。
「木下恵美さんお入りくださいませ笑っ」
はい!
立ち上がり、
歩き方、仕草をみたら、
「秘書してみる?…」
「私は市原鮎子と言います。」