今モ尚、君想フ
「mz」
『at』
[ak]
{pr}
〈tg〉
《kty》
【at兄】
心地よい風が、俺の頬を撫でる。
今日は久しぶりに、AMPメンと会える日。
プルルルルルプルルルルル
あっとから電話、?
「もしもし?」
【もしもし】
電話の相手は、あっとではなかった。
でも、どこか聞き覚えがあり、
心地よい声だった。
【まぜ太くんであってますか?】
「はい、」
【実はあっとが、_】
あっとの兄から聞いた内容。
それは、あっとが待ち合わせの場所へ向かう途中。
事故にあったというものだった。
眩しいくらいに輝いていた太陽は
一瞬にして黒く染まっていった。
病院に向かうたび、心臓の鼓動が速くなる。
病院に向かうなと。止められているようだった
部屋中に漂うアルコールの匂い。
廊下響き渡る心電図の音。
看護師さんにあっとの病室を聞き
病室に入る。
ガラガラガラガラ
『…?』
少し空いた窓から入り込む風は
雨が混じり、冷たかった。
ちらりと外を覗くと
大雨警報が出る一歩手前。
外を眺めていると、
『あの…』
と声をかけられ、あっとに視線を戻す。
あっとの髪が、隙間風で靡く。
『大変申し上げにくいのですが…』
『どちら様でしょうか、?』
「…は、?」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!