テラーノベル
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ボクサーパンツを脱がして手に取ったそれは既に少し芯を持っていた。dnさんの熱い視線を感じながら俺はひとまず舌全体を使ってべろんと舐めてみせる。dnさんが鼻にかかった声で切ないようなため息を吐くから俺は調子に乗ってそのまま深く口の中に迎え入れることにした。
「ぁあ…っ」
悲鳴みたいな声をあげながらdnさんは顔をのけ反らせた。瞼をぎゅっと閉じて感覚を必死に追っている様子が可愛くて俺はつい張り切ってしまう。
「だめ、…きもち、い…っ」
「だめじゃないでしょー」
dnさんを揶揄うけど俺の声は聞こえてないみたいだ。すぐに動作を再開すると、dnさんはしばらく駄々っ子みたいにだめだめと繰り返し言って、そして最後は意味を持たない言葉を発するだけになって部屋は水っぽい音と彼のよく分からないうわ言だけが聞こえるようになった。力を上手く逃しきれなかったのか爪先がシーツを滑っていって皺を作る。荒く息をするdnさんの腰がユラユラと揺れだした。まぁ素晴らしい光景。
『そろそろかな』
そう思って舌と唇を使い緩急をつけてdnさんを追い上げると、彼は首を左右に振った。息が荒い。
「あっ、あっ、あぁ、ーーー‼︎」
か細い声を上げてdnさんが吐精してくったりしたのを確認してから俺は口に含んでいたものをぺっとティッシュに吐き出した。視線を感じて振り返ると、枕に半分顔を埋めたdnさんがこちらを見ていた。こういう所があざといんだよなマジで。俺は服を脱ぎながら聞いてみた。
「気持ち良かったですか?」
「…良かった…」
「まだできる?」
さあっと頬を赤く染めてdnさんができる、と頷いたのを確認して俺はベッドの下に隠しているゴムとローションを取った。ゴムを装着してローションを手に伸ばした時、細い手が伸びてきてそれを奪い取っていった。
「dn?」
「準備してきたからコレいらない」
「え?」
なぜかドヤ顔でdnさんがうつ伏せになると、確かに臀部の辺りだけが濡れててらてらしている。驚く俺を見て悪戯が成功した子供のようにdnさんはにんまりと笑った。
「エッロ…これ何?」
「えっと、イチャイチャ用のジェル?ピーチの香り」
「うん、香りの情報はいらなかったかなー」
よりにもよってピーチ…と呟いていると、焦れたのかdnさんが俺の下肢をやんわり踏んで上下に動かしてきた。そのせいであ、と変な声が出ちゃって情けなさすぎ。恥ずかしくて悪戯っ子を睨むと涼しい顔をして俺を引き寄せて囁いた。
「はやく」
「おっまえ、覚えてろよ」
わざとらしく睨んでばっちり準備してくれた入口に指を這わすと、さっきまで無邪気に笑ってたdnさんがすっかり大人しくなった。は、と短く息を吐いたのを確認して指を一本挿入すると、難なく指はdnさんの中に吸い込まれていく。緩く抜き差しするとジェルが卑猥な音を立てた。
「あっ、ん」
「すご、これ自分でしたの?もう柔らかいけど」
「そ、だからも準備なしっで、っ入れて…」
本日2度目の可愛いおねだりに屈して言われるがままに腰を入口に当てがい押し進めると、dnさんの足が腰に絡みついてくる。そのままゆるゆると腰を振ってdnさんの好きなところを突いてあげると中が痙攣して締め付けられ、思わず息が詰まった、危ねえ。
「ぅあっ、あっ、あっ、mfく、んっ」
「っ、なに」
「ん、あっ、きもち、いね…っ」
「…うん、気持ちいい、」
あとはもう何度も散々お互いを貪って、そのままベッドに倒れ込んだ。部屋も俺たちもぐちゃぐちゃだけどもういいや、全部明日だ明日。
2人でうんざりしなから片付けするまであと8時間。
コメント
2件
2人のやり取りが終始可愛すぎて、お互いが手玉に取り合ってて、なんていい関係性なんだ♡大好きなんだなーと伝わってきます♡ 最高でしたーありがとうございます!!