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そして、私達が玄関に向かうと。
西田ママ「あら?」
飛鷹/奏汰「あ」
望花「?」
誰ですか?
飛鷹/奏汰「母さん!!」
え?まさかのお母様登場!!。
西田ママ「あらぁ。お友だち呼んでたの。あら、けどもう時間ねぇ。今度来たときはお菓子あげましょう。」
奏汰「母さん!!。いいから、そういうの。」
飛鷹「そうだそうだ!!」
二人とも少し焦って西田ママを抑える?。
なんか、ほのぼのしてるなぁ。
西田ママ「そうなの?。それじゃぁしょうがないわね。またおいでね。いつでも大歓迎よ!!」
飛鷹「じゃあな〜〜。」
西田ママ「あんたらも行ってきなさいよ。散歩がわりに!!ほら。」
飛鷹「えぇぇぇ。」
奏汰「分かったよ。母さん。」
飛鷹「分かったよ〜。行くよ〜。」
なんか渋々的な感じでみんなで帰ることになった。
望花「みんな一緒の帰り道ってなんか不思議だねぇ。必然を感じるよ〜。」
律樹「まぁな。昔からこの4人で遊んでたし。お前だけだな。新しくこのグループに入ったの。」
飛鷹「そうだなぁ〜。ま、楽しいからいいっしょ。」
望花「何だそれ。面白くなかったら良くないみたいな!!。」
飛鷹「俺そんなこと言ってねぇよ〜〜。wwww」
仲間「「「「アハハハハハハハハ」」」」
笑いあったあと飛鷹が口を開いた。
飛鷹「なぁなぁ。なんか泣き声しねぇか?。」
律樹「そうか?。」
そういったあと、みんな無意識に口を閉じた。
美梨花「ヒック,ウゥ,」
静かになった街のどこか、泣き声がした。
飛鷹「ほら!!」
望花「マジじゃん。」
奏汰「瑠衣!!どこで泣いてるのかわかりますか!!」
瑠衣「待って、試してみる!!。」
そして瑠衣は、両手を地面につき、目を閉じた。
望花「ちょいちょい絶望してる場合じゃないでしょ。」
律樹「望花!!一回待て!!。」
飛鷹「どうだ瑠衣!!」
瑠衣「見つけた。飛鷹の後ろの道路を左折。そのまま真っすぐ行けばいるよ。」
wow。なんかめっちゃすごく的確な指示が飛んできた。
私達は、瑠衣の指示通りに走った。
美梨花「ヒック,おかぁさん,,,」
その時、誰よりも早く、そして優しく。
瑠衣「大丈夫?」
そう、声をかけたのは瑠衣だった。
瑠衣「お母さんと離れちゃったの?。」
美梨花「うん、、、」
律樹「なら、探すぞ。」
瑠衣「お名前は?」
美梨花「美梨花、〈ミリカ〉」
飛鷹「美梨花ちゃんだな。よし。俺等に任せろ!!。いっしょに母ちゃん見つけようぜ。」
美梨花「ヒェ、、、」
奏汰「飛鷹。怖がってますよ。1人で不安なんだから優しくしないと。とにかく。僕と飛鷹は聞き込みに行きますよ。その子は任せます。」
律樹「おう。頼むぞ!!。」
みんな。それぞれ、頑張ってる。それなのに、それなのに。なんで、私は動けないの、、、、、、。
みんなと別れて一人になったとき、私は立ち止まってしまった。
瑠衣「手、繋ご。ほら。」
美梨花「うん、、。」
律樹「美歌ちゃんの家どこか分かるか?」
美梨花「わかんない。」
律樹「そうか。」
その時、飛鷹がものすごい勢いで走ってきた。
飛鷹「おぉい。あそこで、女の子探してる人が、いるって。」
律樹「マジか!!。」
瑠衣「お母さんかも、行こう!!。美梨花ちゃん。」
美梨花「うん。」
そして、5人で歩く。私は横に並んで歩いていけてない…私だけがみんなを追ってる気がする…
でも、それでも5人の背中に、私をどこまでも連れて行ってくれる希望が私には見えた気がする。
お母さん「は!!美梨花!!」
美梨花「お母さん!!。」
そして、2人は抱きしめ合っていた。
お母さん「ゴメンねぇ。美梨花ぁ。」
美梨花「おがあさぁぁん。」
お母さん「ほんっとうにありがとうございました。」
瑠衣「いえいえ。大丈夫です。」
飛鷹「まぁ。当たり前のことしただけっすよ!!。」
奏汰「それでは、僕たちはこれで、」
律樹「さようなら。」
そして、家路にみんなでついた。
飛鷹「まさか、帰り道でこんな事が起こるなんてな。」
奏汰「そうですね。けど、助けられたからいいじゃないですか。」
飛鷹「そうだな。」
律樹「お〜い。望花。遅れてるぞ〜。」
望花「あ、ゴメン!!。ちょ。みんな待ってぇぇぇ。」
そして、私は走った。けどもしかしたら私のほうがみんなの背中を追ってるのかもな。
望花「かっこよかったよ。瑠衣。」
飛鷹「たしかにな!!。」
望花「瑠衣にもちゃんとした強さがあるじゃん。」
少し涙目の瑠衣。
瑠衣「で、でも。僕はみんなみたいなちゃんとした力じゃないし………」
望花「ちゃんとした力なんて私し〜らない☆。だって、力があったとしてもちゃんと使えなかったら意味ないじゃん。」
瑠衣「そう、、、なのかな。」
望花「そうだよ。類が持ってる力。人の力になれる力。人の力になろうとする力。大丈夫。あなたは人の力になれてるから。だから瑠衣も自分の力、誇っていいよ。」
瑠衣「ありがと。望花」
飛鷹/律樹/奏汰「俺達は空気か?」