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Misia
385
羽海汐遠
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5月13日木
「おはよう、翔君。」
誰かに起こされた俺は、記憶が曖昧だった。目の前には背広に身を包み、ハットを被った青年がいた。
「君は誰だ?」
「僕は、エジマス。エジマス・トーソン、電球財閥の幹部の一人さ。翔君にはね、我らが開発した『メモリーチップ』と呼ばれる、力の源の回収もしくは破壊を命じる。」
「なぜだ?警察に頼めばすぐ終わる話では?」
「公に出したくない、というのが一番の理由だな。一か月前に連絡先のない『坂道喜恵子』というやつから手紙が来ただろう?」
「ああ、それがどうした?」
「坂道喜恵子というの人間は架空だ。世界中探せば、同名はいるだろうが今回は架空の人間だ?」
「俺を呼び出すなら、簡単にできただろうに。わざわざ遠回りなことをした?後、俺は探偵じゃない。」
「それはね、君を試すためだよ。仕事の合間をぬって、追跡する。そこに惹かれた。え、探偵じゃないの?」
「そうだよ、俺は探偵事務所に住む一般人だ、あそこは叔父の家だ。田舎に暮らすから貰っただけだ。」
「まじか、どうしよう。これじゃボスに怒られるよ。」
「ちゃんと調べてから、依頼しろ。」
「分かった、今日は帰っていい、後日連絡するから。」
「力になれることがあればなんでもやるが、金はもらうからな。」
コメント
1件
凱さん、第2話読みました〜! エジマスって人が急に出てきて、しかも「探偵じゃない」って言ってるのに追跡されてるって状況、もう既にミステリー感がすごいですね…! 記憶が曖昧なところとか、「電球財閥」っていうワードのチョイスとか、何か裏がありそうで気になります。お金は取るって言い切る翔君のスタンス、かっこよかったです🤍 続き、ゆっくり楽しみにしてますね。