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主様の小説好みすぎるうううううううううううううううううう
続き楽しみ〜( ´›ω‹`)💕
『わぁ 、これ …すごく涼しいですね
それにこれ 、お団子みたいで美味しそう..』
「いかにも 。これがお団子へあーだ 。」
『まんまですねぇ』
「嗚呼 、似合っているぞ」
髪が崩れぬようそっと撫でてくれたその手は
ひんやりしててとても気持ちが良かった
すると 、ムクっとひとつの障壁をまたぎ
髄分と大人びた人がうっすく目を開けた
「ん”…なんだ 、朝っぱらから 、、
お 、髪括ってるのか 。
さっぱりしてていいじゃないか」
そういい僕の頭にぐっと手を置いた
「おい、触れるな 。
早くその汚い顔を洗ってこい 。」
淡々とそう仰る立花先輩の膝の上は
いっそうひんやりしていて
とても居心地が良かった
すると 、ブツブツ怒りながら出ていく
潮江先輩と入れ違いで 、血相変えて
走ってきたのは僕の同室だった
『おやまぁ 、滝?
どうしたっていうの 、そんな急いで』
「どうしたじゃないっ!!!
起きたら側にいなかったんだっ、
いつも私より早く起きないじゃないか!」
「私が連れ出したのだ 。
髪を結ってあげたくてな」
「それは立花先輩 、、
….とても似合っているぞ 、喜八郎 。」
すこしムッとしながら言うもんだから
嬉しい気持ちにはならなかったけど 、
そう拗ねるでない 、可愛いのは事実だ 。と
立花先輩が慰めてくれたからいいの
そうしたら今度は立花先輩が 、
立てと言うから立ち上がると
ゆっくり僕と目線を合わせ 「朝御飯の時間だ」
と言うから 、
『子供扱い厳禁です 。』
「くくっ、まだまだ私から見れば子供だ
どれ 、平も一緒にどうだ」
「…はい 、では 。」
珍しく体育委員会が活躍できるというのに
滝はどうしてそんな暗い顔をするのだろう
そんなのを考えながらのんびり歩いていると
「喜八郎、眠いのか?
朝早くに連れ出したからな 、ほれ
私がおぶって連れでってやろう」
違うんだけどなぁと思いつつ 、
運動会もあるしあまり動来たくなかった為
素直に身を委ねてみた 。
するとぐわっと乱暴に下に降ろされた
『んぁ 、危ないでしょ .. 滝』
「…あ、す..すまない 、」
『別にいいけど 、滝変だよ?
熱でもあるの .. ?医務室いく?』
あんな猛暑の中鍛錬に出てったんだ 。
熱中症にでもなったのだろうか
そう思っていると、ムカつく返事が返ってきた
「いや 、、今日も私は世界一だと思ってな」
『….はぁ?』
「今日の運動会では_____」
はぁ 、心配して損した 。
そういって小さく舌打ちをすると 、
僕よりひと回り大きな手が頭に乗った
「滝もわざとじゃないんだ 、許せ喜八郎 。
私が揶揄い過ぎたな 笑」
あたまにはてなを浮かべる僕に先輩は 、
まだ分からなくていい。と言って
今日はAランチにしよう。
と呑気に話を変えだした
『….ちょっと立花先輩っ …
ねぇ 、滝もはやく行くよ』
そういって滝の手をぐいっと引いて
立花先輩を追いかけた 。
心做しかその手に汗を感じた 。
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「あ!!きはちろーの髪
団子みたいでおいしそう!!」
「本当だな 、今度の学級委員会のおやつは
喜八郎にでもするかー」
そういって僕に抱きついて来たのは
尾浜勘右衛門先輩と鉢屋三郎先輩だった
「滝・夜叉丸も居んじゃん 、おっはー」
「尾浜先輩 、滝夜叉丸です!!
ちょっと ..喜八郎と近いですよ!?!」
あぁ 、暑苦しい 。
はやくあのひんやりとした立花先輩にあいたい
そう思っていると斜めに引き寄せられた
「こらこらふたりともに滝夜叉丸 。
むさ苦し過ぎて 、綾部がバテてしまうぞ」
『くくちせんぱぁい』
「おはよう 、綾部」
五年い組久々知兵助先輩が 、
右手に豆腐を左手に僕を支えてくれていた
その右手に持つ豆腐はきっと 、先程まで
小さい桶に冷たいお水の中に入ってて
きっとすごく冷たいだろうなぁ
そう思うと 、
暑さからか頭より体が動いてしまった
「へ 、ぁ … 綾部っ!?/ /」
『んぅ? … なんれふかぁ 、へんはい 』
「ぼぼ 、俺の腕の中で何してるのかな!?!」
口に含んだまま喋ってはならないと
口煩く教えられていたから 、
少々時間をかけてお答えをした
『… あぁ 、すいません 。
あまりにも暑すぎて 、目の前の冷たそうな
お豆腐と目が合ってしまって 、
気づいたら口に 、、、、』
わなわなと尾浜先輩と鉢屋先輩が
口を抑えていて 、滝夜叉丸は何故か
目を合わせてはくれなかった 。
すると 、そのみんなの反応の意味がわかった
「そうかそうか!
そんなに豆腐が食べたかったんだな??
今奥から持ってくるから!!待っててね」
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『…うぅ 、口から豆腐が出てきちゃう』
「はは 、あんな行動とるからー」
「災難だったな 、」
同じ白組の尾浜先輩と竹谷先輩が
同情するように僕を校庭まで連れ添ってくれた
そんなとき 、後ろから背筋が凍る声がした
僕が振り返るよりもはやく 、
ぐるんっと僕の肩が回った
「きーはーちーろー?????
よくも私を差し置いて 、
久々知と楽しくご飯を食べていたな?」
『立花せんぱぃ..
どこを見てたら楽しそうに見えるんですか』
「言い訳とはいい度胸だなそれなら『あーあー
違います 、ほら …もう戻りましょうよ〜』
まだ話は終わっとらんぞ!!と
しつこく言うもんだから僕はスタスタと歩いて
ある人物の後ろに隠れた
「ん〜?あ 、綾ちゃんっ!
お団子かなぁ?可愛いねぇ〜」
僕より大きなタカ丸さんの背中に隠れていた
彼も僕と同じく白組だったのだ
すると僕の後を追って 、3つの足音が鳴る
「たっタカ丸さんかぁ〜….」
「こりゃあ強敵だな」
「何故そいつなのだッ!!」
そんな先輩たちをべー 、と少し煽って
僕はタカ丸さんと開会式の並びに並んだ
開会式の並びは 、僕の後ろにタカ丸さんで
前には三年生の次屋三之助に伊賀崎孫兵 。
右横にはなーんと厄介な立花先輩 。
そして左隣には赤組の善法寺伊作先輩がいた 。
「やぁ 、喜八郎 。今日は暑いねぇ
その髪型 、すごく似合っているよ
お風呂上がりの喜八郎のようで色気がある」
『伊作先輩 、おはようございます
お言葉は嬉しいですが 、少し怖いです』
あははごめんごめんと笑う先輩と被るように
開会式の合図がなった
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「只今より、忍術学園大運動会を始める!」
山田先生の合図で、周りがしんと静まり返った
開会式中 、僕は眠くて …
気づいたら眠りこけていた 。
そんな時だろうか 、
キーンと耳に残る声で目が覚めた
「この運動会では私達紫組が勝つぞー!!」
「はっはっは!
悪いが優勝は我々白組のモノだ!!」
「何を言うか!!
勝つのは俺たち赤組に決まってるだろう!!」
いけいけどんどーん
ギンギーン
うおおお
と煩い選手宣誓に 、思わず耳を塞いでしまった
すると横にいた伊作先輩 、立花先輩が
声を上げた
「ちょっと3人とも!!
喜八郎の耳に響くでしょ!!
静かに宣誓してよね」
「全くだ 、喜八郎の耳を傷つけたら
ただじゃおかないからな」
そんな先輩方の言葉にあと 、
静かに言ったら選手宣誓にならんだろう、、
運動会なんだしいいじゃん、、
んなッ大丈夫か喜八郎!!
その一言一言が先輩方の怒りを
募らせる一方だった 。
そんな時、機転を利かせてくれたユキちゃんが
気の利く司会をしてくれて
そのまま第一種目に進むのだった 。
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『 えーっと一種目はなんでしたっけ』
「…あ!一年生による徒競走らしいよ〜」
タカ丸さんはそう言うと 、スタスタと
火薬委員会の一年生の所へ行ってしまわれた
そんな時だった
「綾部先輩ッ!!!!」
『あぁ 、____?