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【観客席の鷹先生視点】
ちょっとばかり生きてみようかな
でも明日が怖くて引きこもる
こんな僕でごめんね
パパとママにありがとう
あぁ。
学校に行くのはもうやめた
会話をするのが怖くなる
こんな毎日が続くの
明日もきっと一人きり
でもね、またね、もっと生きたい
君が、君が、大好きだから
過去も、今も、未来のことも
全部、全部、愛しているよ
愛されなくてもいいよ
期待されないくらいが楽だから
周りと比べると
自分が弱く見えるけど
大丈夫、僕なら大丈夫
そう願っていたのは
いつの日だっけな
でもね、まだね、もっと生きたい
君が、君が、大好きだから
過去も、今も、未来のことも
全部、全部、愛しているよ
夜の星も、いつかは消える
僕は、うまく、生きれるのかな?
今日も、月が、辺りを照らす
これが、僕の、生きた証だ
明日には生きているのかな
明日から
綺麗だそう、一言思った。
小さい頃から、あの子を見ていた自分には、だいたい察しがつく。おそらく、あの子の子供の頃の姿から今の姿まで、一気に歌ったのであろう
あの子は昔よくいじめられていて、先生や今の幹部全員で頑張ったけど、全然ダメだったなぁ。これは俺が精神科になろうと思った。きっかけでもある
生きたいと思えるのは、おそらく、今の彼女、そう、マスターのことだと思われるおそらく心も汚れていないし、純粋に好きなのであろう、大好き。そう言えるほどに
愛されなくてもいいということは、おそらく周りに誰にも愛されなくても、当時の頃は、あの子よりも、周りの今の幹部の人達は、みんな強かったから、それで自信がなくなっていたのかもしれない。そんな中でも自分は生きていけるそう願ってたそういう時期があったが、いつの日かはもう忘れてしまうほどになってしまったのだろうか?
夜の星も、いつかは消える。それはおそらく、自分のことであろう、あの子は、星の神になりたかった、けれども敵に捕まって拷問を受けたせいで心に純粋な闇が芽生えてしまい、なれなかった、夜の星は消えた、自分の生きることを全てを見失ってしまった。支えてあげるのは、本来、先生のはずなのに…
今日も月があたりを照らす、これが僕の生きた証だ。その歌詞を歌っている時に、まだ輝いていた月、それなのにも関わらず、星も消えてしまい、間奏の中で月が黒く染った。おそらく、これは月や星を諦めた証拠であるとも思われる
そうやって俺が考えていた時でも、周りの人間どもは何も知らないただ拍手をして、愚痴ばっかり言っていた人間も歓声の声を上げている。歌詞の意味や本人の意思も何も分からないのに、そんな歓声を上げるなんて許せないけれども、俺は最大限我慢した。もしも周りに俺以外の先生がいたら、これはもう待ったなしだろうな……素直に言葉を受け取ってしっかりと積み上げ、そしてようやく理解した時に、人は心が繋がる。それなのにもかかわらず、人間は、その表面上の言葉ばかり信じる、だからこそ死天魔人は、人間が嫌い。これでも3番はしっかりとヒントを与えたと思う、これ以上ないくらい大ヒントを人間に教えた。でも人間は、理解できないと思う。昔から、こういうことは変わらない。そんな生き物なのだから。 生徒達の心も救えないなんて、何が教師だ、何が精神科医だ、俺より生徒達が一番苦しんでいるのに、なんで見てるだけなんだ。何よりも本心で俺がイラついてるのは人間ではない、何も手出しができない、何も助けられない、人間にそういったことを八つ当たりしている、過去の人間が原因だったとしても、今の人間には関係ない、それなのにもかかわらず、人間のせいにばかりしていた。自分自身をそうやって理解することにすら時間がかかってしまった。やはり俺は馬鹿なのだろうか?もはやクズでもある…人間でもあるまいし、そう思いながら席に戻ってきた二人に向かって、お疲れ様と優しい声で言ったら、2人とも文句を人間に聞こえない声で言ってきた。でもよく頑張ったね、2人とも。文句なしの百点満点だ。
【ツクヨミ視点】
真に悪いのは人間でもあるが、3番の人生をめちゃくちゃにしてしまったのは、僕のせいでもある。少し目を離してしまった、そのほんの少しだけで、三番の人生は変わってしまった。その誘拐さえなければ、心が綺麗で、純粋な3番は星の神になれたと思う。それにもかかわらず、僕は目を離してしまった。保護者失格、本当の親でもない僕を、信用してくれた3番から目を離してしまって、人生を変えてしまった。これじゃ合わせる顔すらない…わかってる誘拐された、あの時は、心の余裕がなかった。あの時は、みんなが死んでしまって、動揺してしまって…けれども、それは言い訳にしかならない。そう、分かっているけれども、言い訳しか出てこない。どうすればいい?そうやって悩んでいても、何も変わらない。神であっても、現実は変えられない。そうやって痛感してしまうほどに後悔してる。知っている時の神であっても、人生や現実は変わらない、一度通ってしまった道はもう…変えられないそうやってわかっている。でも変えたい。このままじゃ嫌だけれども、変えられない…もう先代幹部なのに、まだ全然成長できてない、自分でも自覚できるほどに思ってしまう…もう保護者である資格もないなのにも関わらず、3番はついてきてくれる…どれだけこの子はいい子なんだ。そう思いながら普段通りに接する。こんなにうじうじするのは僕じゃない、もう僕は保護者ではなくただの先輩だから。