TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

⚠注意⚠


注意書きは一話にあります。








➖パッパラパーパパパパンッ



愉快なトランペットの行進曲から始まるこの式典。毎年さながらの恒例行事となっている。今年は色々あったが日にちは、変わらなかった。


いや、うちの国民どんな力持ってんだ?つい数時間前まで戦争してて、どっかのバカ総統が「今から今年の建国記念日祭を行うゾ!!」なんて言い出すものだから案の定トントンはブチギレ。


「馬鹿なのか?馬鹿の思考は一つも分からねぇ!!分かりたくはねぇけどな!!」とガチ説教をしていたら国民のみんながテキパキと作業をしていたらしく、トントンが次の支持を出そうとしたときにはもうほとんどの作業が終わっていた。


さすがのトントンは言葉を失ってたよね。いつも頼んでいる仕立て屋さんからは以前から作っていたという新衣装を、料理長らはこの日のためにフルコースを作っていたという。


流石にあんなことがあったあとだから、空には星々が運河を作っていた。それに協力してくれた皆様の方にもかなり優れた方たちが揃っているようで、式典があると聞くやいなや支度を始めた。何なら式典がメインで、戦争がついでになっている。


そうそう、戦争に関しての話なんだけど、戦争ってやっぱり死人が少なからず出るものではあるのだが、WR国のルールである“死人を出さない”を守ってくれた。そのおかげで、けが人は少なからずいたものも、死人は一人もいなかった。KM国の兵士たちはグルッペンさんがすべて回収していった。


さて、式典に話が戻るのだが俺は表に出る勇気はなかった。国を騙してこんなにも大きな被害を出したのは俺の責任で責められるべき人間だから。このままどこかに逃げてしまったほうがみんなのためになる。



と、思っていた時期があったよ。逃げたけど、秒で捕まった。こうなることが読めていたかのように。自分たちの兵士たちが優秀過ぎて辛い。強制的に衣装に袖を通される。


俺の準備が終わる頃には幹部と総統はみんな入場し終わっていた。カーテンが開くと、待ち受けていたのは怒声ではなく拍手喝采だった。



グルッペン:突っ立ってないで早くこっちにこい、チーノ


鬱:腰でも抜かしたか?チーノ


シャオロン:こんな拍手が鳴り止まないの羨ましすぎるぜ、チーノ!!


ひとらんらん:ただの恨めしかよ。チーノくん気にしちゃだめだよ?


オスマン:おじいちゃんにでもなった?チーノ?


ゾム:オスマンに言われたら終わりやで、チーノ


コネシマ:あーははは!!脳溶けゾムにそれを言われたら終わりやね、チーノ


ロボロ:いつでもうるさいな〜こいつは。なぁそう思わんか、チーノ。


ショッピ:コネシマさんは変わらんでしょ。な、チーノ


エーミール:チーノくんもこっちに来てくださいよ。いい眺めですよ。


兄さん:チーノ、いつでもどこでも変わらんなここは。


しんぺい神:ねーチーノくんもいいんだよ?俺に尻を向けてくれても。


トントン:式典でそんなこと言うな!!ほら、早く来いよチーノ

この作品はいかがでしたか?

760

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚