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海に走った
水面から覗いてくる彼女は
水になって消えました。
悪夢から覚めて
海に走った
君が動かなくなった日を覚えてる？
水の底で、元気に暮らしているといいな。
来世で会えるか分からないけれど
水面から上がってきたのは
なんも擦っても間違いなくあなたでした。
という、夢を見たんだ。
いつか君がただの水死体に戻ってしまえば
忘れられるのにな
二人で撮った写真も
ちりになって
海を見る度にあの記憶が思い出すこともなくなるのにな
