⚠️暗い
⚠️病み
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腐りきったその文字に溜息を一つ。
静かにコメント欄を閉じ、スマホをベッドへ放り投げる。スマホの重さで少し沈んだ布団に、倒れ込むように横になる。
仰向けになって天井を見ていても、目の縁から滲むそれは溢れてきて。止まれと思ってもどうにもならなくて。
気付けば部屋の中に充満している鉄の匂い。右手に握られた百均のカッター。
腕に咲く赤い華。
ああ、またやってしまったんだと。今更思っても時すでに遅し。手首に刻まれた跡は酷く鮮やかで。
どれだけ後悔しても決して消えはしないから。
長袖で隠れてしまうその跡は、まるでノートの罫線のよう。そこに書き綴る言葉は無いけれど。
手首に収まらず、腕まで刻まれている。
床に落ちた血液を拭き、カーテンと窓を開け換気をする。薄暗かった部屋に外の光が差し込み、室内の様子が見えやすくなる。
机の上には、空のカップラーメンの容器と割り箸が置いてあり、昨日買い物したあとのレジ袋には中身が入ったまま。
昨日、何買ったんだっけ、と袋を持てばカサカサと乾いた音がする。中から出てきたのは3箱の風邪薬と缶ビール1本。
それを見れば自分が何をしようとしてたかすぐに理解する。
最初からそうすれば良かったんだ。
明日が来ませんようにと願うより
俺が明日を消してしまえば、全て解決したんだ。
コメント
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すぅーーーー。続き無理...?