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「おはようございます王子。」執事のレイが後ろから抱きついてきた。
「レイ18歳の頃と変わってないよ!」
「やはりあの時を覚えてくださったのですね。」
ケイトはレイの腕をどかしてそそくさリビングへ向かった。
「レイ腹が減った飯はまだか?」
「ベーコンのソテーか僕のしたのウィンナーかどっちにします?」飲んでいたコーヒーを吹いて
「ベーコンのソテーに決まってるだろ!」と怒鳴った。
「かしこまりました。」
レイは食堂からベーコンのソテーを持ってきた。
「ありがとうレイん!最高な味だ。」
「光栄です王子。」ケイトの口に付いたソースをそっと舌で拭った。
「お前は犬か!」
「ホント王子は美味ですね。」
ケイトは書斎に向かいドアを閉めた。
「仕事が終えるまで入るなよ。」
「ええもちろん。」
レイは穏やかな声で答えた。
カキカキとペンの音だけが響き渡る。
時間が経ちケイトがヘトヘトで書斎から出てきた。
「王子お疲れ様です。」
「お前大きくなったよなすっかり俺より抜いてさ。」
「王子これからもよろしくお願いします。」ケイトは崩れ落ち
「マッサージしてくれ。」と懇願した。
「かしこまりました。」ソファに寝かせて頭から順番にマッサージしてく。
「あぁ…良いね。」
「そんな声出すと興奮します。」レイの冗談を鼻で笑う。
「変わらないねお前は。」
「そうでしょうか。」少し照れた。ケイトはレイの頭を優しく撫でた。