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あ!アイコン変えたんやよ!俺!!!かわいーやろ!
話かいてたんか!!誰のかと思たわ!!!wwwでも良かたで!
“魔女と逃走”
※短編小説です。
初めて書くのでアドバイス等お願いします。
『_私魔女なんだ。』
二人だけの教室で
君は笑ってそういった
「……へえ。空飛べるの?」
君は得意気に
『朝飯前!! 』
そう言って椅子の上に立つ
ジャンプでもする気だな
「危ないからやめときな・・・」
注意をしようとその子の方を見た。
本当に浮いていた。
「⋯ええ」
目を疑い、ただ固まった
彼女は浮いたまま
『嘘だと思ったでしょ』
そう言って悪戯に笑った
少し経って落ち着いて
「びっくりした」
とやっと声が出た
にひひと笑う魔女さんは
とても満足そうだ。
『君の顔、面白かったよ』
「誰でもそうなると思うな」
『ううん、君が一番面白い!』
なんとなく不名誉な一番だ。
『でもやっぱり君』
『飲み込み速くて助かる』
そう言って浮いた足を地につける
『本当はバレちゃいけないからさ』
『騒ぎになっちゃうし』
まあ・・・そうだろうな
魔法とかそういう異端なものは
この世界では絶対に認められない
「まあそうだろうね」
「ならなんで」
「そんな秘密教えたの?」
君はまた笑って
『君なら大丈夫って思ってさ』
綺麗で真っ直ぐな目をしていた
少しの沈黙が起こる
それをチャイムが掻き消した
「帰ろうか」
『⋯帰るか~』
少し君が口籠る
さっきまでの悪戯な笑いは
少し寂しい諦めたような
そんな笑いに変わっていた
「他言はしないよ」
『しないってわかってるよ』
『もうバレちゃってるんだ。君以外に』
下手くそな笑顔で君は言った
『バレたら終わりなんだ』
『掟破りとして存在を無くされる』
魔女の掟なかなか物騒な代物だ
流石魔女としか言いようがない
『結局忘れられるなら』
『君に言っておきたいなって』
『そう思ったんだ。』
「忘れるのに教えておきたい・・・?」
『……変だよね』
魔女さんはらしくない溜息をついて
帰る支度をする
「……魔女ならさ」
「返り討ちに出来ないの?」
なんて聞いた。
『私弱い魔女だから』
『空飛ぶ位しか出来ないの』
なんて返された
『じゃあね』
とつぶやき教室を出ようとする
寂しい金髪ロングの後ろ姿に
自分は
「一緒に逃げよう」
そう言っていた
『⋯え?』
驚いた顔で君が振り返る
自分もこんな顔してたんだろうか
『本気・・・?逃げたら君も』
『殺されちゃうよ」
震えた声で君がそう言う
二人・・・いや一人と一なら
「魔女如きに殺されないよ」
一般に驚いた顔の魔女さんの手をとって
3階の窓から飛び降りた__。
掟破りの魔女が逃走
夕暮れ飛んでいる所を目撃
その後不明
現在悪魔と逃走中。