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まだバドエンぽいです
「明日、女の人と会うんだ。」
僕にはwkiというセフレがいた。
寂しいとき、人肌が恋しくなったとき。
そういうときに会っては体を重ねて
埋まらない孤独を紛らわしてた。
wkiは僕のことをすごく大切にしてくれた。
今までのセフレは、まぁそういう関係だし全員僕のことを使い捨てのおもちゃみたいに扱ってきたから 優しくしてくれるのがとても嬉しかった。
この関係に恋愛感情を持ち込んではいけないと思っていた。
彼を愛してしまったら崩れてしまう気がして。
ずっと彼と一緒に居たかった。
この関係を終わらせない一番の方法は、これ以上進まないことだとわかっていた。
わかっていたのに。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「私、omrさんのことすっごいタイプです。お顔もなんですけど、話してると楽しいです。」
「あぁ…どうも。嬉しいです。」
楽しくない。人との会話なのに。
なんでだろう。
前まで女の人と話すなんて普通のことで、
友達と話すみたいで、恋人になる前の準備みたいで。
楽しいことだったはずなのだ。
それなのに、なぜだろう。
こんなこと考えるの、ものすごく失礼だけど。
それになんだか、胸が罪悪感でいっぱいだ。
これは何?
知らない。こんなの知らない。
誰への罪悪感なのか。
目の前の彼女?準備してくれた母さん?
……wki?
いや、いやいやいや。
wkiとはただのセフレ。
付き合っているならまだ、浮気みたいなものだから罪悪感を感じるかもしれないけど。
…いや、違うな。
彼に対して恋人のような罪悪感を抱く僕が嫌で嫌でたまらないのかもしれない。
ここに恋愛感情は持ち込まない。
そう決めたばかりだというのに。
考えないことにしよう。
今は目の前の人との会話が最優先だ。
「…あ、omrさん?大丈夫ですか?」
「あぁ、!ごめんなさい、少しだけ考え事をしてしまいました」
「大丈夫ですよ。…楽しくないですか?」
「いえ!楽しいですよ、ありがとうございます」
……
彼女との会話を続ける。
…
「あ、どーします?今日…ホテルとか行っちゃいます?笑」
「えっ!?」
「笑笑 ごめんなさい、私結構…欲?強くて。
いや、別に普通に行って寝るだけでもいいんですけど…」
「あ、あぁ…」
どうしよう。
僕もなんだか、今日はそういう気分なのだ。
一旦行くだけ行ってみようか。
「あ…そうですね。ご飯終わったら…」
…なんだろう、この気持ち。
女の人でも男の人でも、僕は愛してた。
体の関係も持ったことがあるし、交際をしていたことだってある。
でもいつからだろう。
多くの関係を持つことをやめたのは。
ものすごく長くなってしまいそうなので 切ります😥
ありがとう!
コメント
2件
なんだか凄い展開… けどやっぱり最高っすね!!