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コメント
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rm side
r(もう！fuの馬鹿！)
悪戯と分かって引っかかったのに、fuのせいにするのか…俺。
完全に自業自得じゃん…
r(でも、ちょっといい思い出、、かな)
内心嬉しい物の、これを表現することは難しかった。
f「さっきは…ごめん。やりすぎた。」
別に謝ってほしいなんて思ってない。拗ねてるわけでも傷ついたわけでもない。
ただ、素直になれない、うまく表現できない自分に心底腹が立っているだけだ。
r「別に、大丈夫」
f「…そう？」
そう言うと、fuは少し寂しそうな表情になった。
またさっきも素気なくなったかな、
r「…別に傷ついてないし、謝っても欲しくないから、」
r「ね、楽しんでお出かけしたいし」
半ば強引にfuを誘う。
こうでもしないとこの空気に耐えられなかった。
f「それもそうだな！」
いつものにっこりスマイルでfuは笑った。それだけで少し空気が柔らかくなった気がした。
この笑顔が俺は一番好きだな。
それからしばらくして。もう日が傾き始める頃だ。
いろんなところを歩いたり、気になったお店に入ったりもしてみて、かなり充実したと思う。
たまに怖い人がいてこっちを睨んできたりしたけどfuが守ってくれた。
その度に俺はまたfuを好きになっていった。
f「大丈夫だった？」
r「うん、fuが守ってくれたし！」
f「かっこいいでしょ、俺」
r「うんうん、かっこいいかっこいいw」
f「なんか適当に言ってない!?w」
r「www」
あ、そういえば…
syuが気合い入れて頑張ってくれたのに、可愛いって言ってくれなかったな、
まぁ、当たり前か。期待しても無駄だ。fuには結婚したいと思うほどの好きな人がいるし。
そう思うと、途端に現実に戻されたかのような冷静さになった。
r(このまま想い続けても無駄かもしれない)
諦めたい。諦めたくない。諦めたい。諦めたくない。
反対の言葉が俺の心の中でぐるぐる回った時、fuが口を開いた。
f「ねぇ、rm今日さ…」
r「…？」
f「……」
r「今日はマジで楽しかった！俺ばっか楽しんでるみたいだったけど、fuはどうだった？」
f「うん、俺も楽しかった。そうじゃなくて…」
fuは少し動揺しつつ周りを見渡して俺の耳にそっと口を近づけた。
f「いつもより、今日は増して可愛い、…//」
r「……！」
その言葉を聞いた瞬間、嬉しいでは表しきれない感動が俺の全身を駆け巡った。
……やっぱり諦めたくない。
〜kzsyu〜
syu side
かなり日が傾き始めている。
夕日で空が赤くなり始めて来ている。
s「そろそろ二人帰ってくるかな」
k「確かに」
s「くっついてるといいな~」
k「そうだね…」
なかなか踏み出してないし、進展も最初の時からはfuから何かやってなさそうだし…
fuは何やってるんだろ。
その時玄関の方で扉が開く音がした。
f/r「お邪魔しま~す」
二人が帰ってきたらしい。
k「お迎えしてきます！」
s「俺も行く！」
s「rm~お話聞かせてね」
r「うん！部屋行こ！」
お、何かあったっぽい？
いつもよりニコニコしてる。何よりfuの顔が赤いと言うことは…!?
やっぱり何かあった!?
r「……ことがあった！」
s「fuから言ってくれた!?やったじゃん！」
これは大きな前進なのでは？
というか、恥ずかしがりながら普通可愛いって言うか？顔赤くするか？
……もし予想が当たってるなら、結構わかりやすいのにrm気付いてなくない？
s(これは…意外と長い道のりか…？)
r「どうやってkzと付き合えたの？」
s「あ、やっぱりバレてた？、w」
r「わかりやすすぎる…！流石に！」
確かに…あれはバレるな。
…今までrmは鋭いって思ってたけど、俺が分かりやすすぎるだけだったのか？
s「普通に…kzから…言ってくれたから…//」
r「やっぱそうなのか~…」
r「難しすぎるよ~…告白なんて無理、」
s「でも、他の誰かに取られるって考えたら、想い伝えておいた方がいいよ？」
r「そうなんだけどさ~…う~ん、」
めっちゃ悩んでるな~…でも、相手に好かれてるかって案外第三者にしかわからないかもしれないよね。
そう考えたら…fuの背中も押さないとだよな~
今日、fuとちょっと話し合ってみるか？rmには内緒で。
俺がrmのことでfuに話してたら怒るよな~「自分でやるから」って。
俺も色々悩んでた時、
r「…決めた。やっぱfuに言う。」
s「えぇ!?」
とんでもない勇気が必要なはずなのに…！
r「このまま悩んでたら、それでおかしくなりそうだし、…」
r「俺がもう我慢できないし！」
s「…頑張って！応援してるから！」
r「ありがと！」
絶対うまく行く、なんて無責任な、でも一番応援できるこの言葉は言えない。
rmには最善を尽くしてもらって、悔いのないように頑張ってほしい。応援してるから！
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