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限界だったんだ
毎日ロボットのように過ごしている自分が
嫌で嫌でたまらなかった
朝起きて、顔を洗って、ご飯食べて、
学校に行って、特に目立つこともせず、静かに、
空気のように過ごす
成績は常にトップをキープし、素行も良く
はたから見たら、いわゆる「優等生」
学校が終わると真っ直ぐに家に帰り、手を洗って
勉強して、ご飯食べて、お風呂に入って、
歯磨きして、寝る
また目が覚めたら、同じことの繰り返し
うんざりなんだこんな自分自身が
面白くもなく、つまらなくもない毎日が
でもつまらなくないのは嘘かな
だからといって、何か目立ったことをしても
意味は無い
また、嫌われるだけ
まわりに見捨てられるだけ
だからこんな生活を繰り返している
今度は逃げて見つけた生活が限界
もうどうしようもない
逃げ場なんてないし、このまま生きていても
辛いだけだし
いっそ、
「死んでしまおう」
そう思った
1番いけない 選んではいけないと言われる選択
でも誰も止めたりしない僕がいなくなって
悲しむ人はいないし
その事実がどんなに辛いことなのか
出来るならば知りたくなかった
でも、そんな僕の思いを踏みにじるかのように
生涯突きつけられた
そんな日々とも、もうさようなら
屋上に向かいながら、「未練」に近い心残りたちを思い出す
家族にだけでも、愛される人生がよかったなぁ
あの人たちを、家族というかは怪しいけれど