テラーノベル
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大型が終わりアジトに戻ると、半グレ犯罪が起こり俺たちは空港へと向かった
そして俺達はほぼ壊滅状態
今はコンクリートに背中を預け、真っ暗な空を眺めている
「なかなか救急隊来ないですね」
「この人数だからな。まだかかるかもな」
俺がいる場所からはボスの姿は見えない
きっとこの建物の曲がった先にボスはいるんだろう
俺達はポツリポツリと話しながら時間を潰していた
そして少し話の間が空いた時、小さな声で可愛らしい声が聞こえる
「あの‥‥赤ギャングの偉い人ですか?」
「え?あ、はい‥‥自分で言うのも何ですけど」
「あ‥‥私、この茂みのすぐそばにいるんですけど‥‥」
「あぁ、そうなんですね?救急隊の人にも伝えますよ」
「ありがとうございます!あの‥‥私‥‥黄色のギャングで‥‥」
「はいはい、そうなんですね。黄色みんな強いから」
「そうなんです。私以外みんな強い‥‥」
「そんな事ないですよ?あの車の影から撃ってた方ですよね?めっちゃ当ててだじゃないですか」
「そんな事‥‥」
「自信持った方が良いっスよ」
「ありがとうございます‥‥あの‥‥」
「はい?」
「忙しいかったら大丈夫なんですけど‥‥あの‥‥えっと‥‥」
「何かな?」
「アジトに戻ったら‥‥一度駐車場前に来てもらうことって出来ますか?」
「ん?‥‥俺に何か用ですか?」
「はい‥‥あの‥‥ちょっとだけだから‥‥」
「あー‥‥OKっス。うちのアジトの前ですね?」
「はい‥‥すいません。すぐに終わるので‥‥」
「良いですよ」
なんだこの流れは‥‥
どう考えても告白されるシチュエーションなのでは
なんでこの人はこんなにモテるんだ?
「すいません遅れました!救急隊でーす!」
「あ、お願いします。向こうにボスがいるので先にお願いします」
「了解です」
俺達は体を治してもらってアジトに戻った
そして俺は今アジトの駐車場内にいる
真っ赤な壁に背中を付けて‥‥
今日の仕事は終わり、誰も駐車場にはいない
俺はここで何してるんだろ
でもやっぱり気にはなる
こんな事しても何にもならない事はわかってるのに‥‥
それにしても聞こえない
もう少し入り口に寄ってみるか‥‥
「‥‥‥‥いえ、でも本当は赤に入りたかったんです」
「え、そうなの?」
「はい。でもタイミング的にちょうど受け入れてない時期で‥‥」
「そうだったんだ。それはごめんね」
「いえ、私も待てば良かったんですけど、ちょうど声をかけてもらったので黄色に入ったんです」
「でも黄色も楽しいでしょ?」
「はい。みんな優しくしてくれます」
「黄色のボスも良い人だからな。でも何かあったら俺にも声かけて。俺で良ければ助けてあげるから」
「本当ですか⁈ありがとうございます!」
またそんな事言って‥‥
でもそれが小柳ロウだよな
困ってる人見たら助けずにはいられない
こんな所にいて盗み聞きしてる俺が馬鹿みたい
俺は車にしまってあるチョコを持ち、ボスの部屋へと向かった
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コメント
2件
ロウくんボスは優しいからね実際モテそうだし、酒寄 こや を優先してあげててまじ酒寄もモテ男やん!続き楽しみにしてます!!