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15. 叢雲カゲツ
「……そっか。最初から、選択なんて無かったんやね」
指先の上で、わたぐもが動きを止めた。
カゲツはすべてを悟ったような、静かで哀しい表情を浮かべる。
戦場の異変、バグる仲間、輪廻の綻び。それら全ては奇跡的に起きた悲劇などではなく、あらかじめ組み込まれているプログラムの消化に過ぎない。カゲツは深く息を吐き出すと、やがて訪れる確定した終焉(輪廻の終わり)を見届けるべく、そっと目を伏せた。
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