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始業式が終わった後、私達は教室で先生の自己紹介を聞いていた。

「私はこのクラス担任の高梨清華《たかなしせいか》です。属性は光以外の全部です。では、前から順番に自己紹介をしましょう。」

高梨清華先生。覚えた。しかし、 終わった。詰んだ。私は人前で話すことが苦手だ。そりゃあ、人見知りだもん。ただ、Aランクだと人前で話すことだってある。その時は必死で取り繕いながら、話す。その時だけ取り繕えばいい話だから。だが…このクラスのメンバーはキャラが濃い!何か変なことを話すとぜっっったい絡まれる!とりあえず無難に名前と属性か?よし、それでいこう。

「あの〜月夜見さん?次、月夜見さんの番だけど…」

私が考え込んでいる間に5人終わったようだ。腹を括って私は立ち上がる。

「月夜見星羅です。全属性です。よろしくお願いします」

これでよし!次は誰だ?うげ、あいt…あの人か。

「わたくしは一瀬華《にのまえはな》ですわ!属性は闇以外の属性ですわ!わたくしの得意魔法は光属性の魔法です!よろしくお願いします」

あれで『にのまえ』って読むの!?え、あれでなんで?ともかく、金髪でド派手だぁ…青い目は自信に満ち溢れている。服もここは自由とはいえかなり派手だぞ。ちなみに、私はシンプルに お洒落目な黒のローブ。青のネクタイに黒のスラックスを履いている。靴は暗めの青のブーツだ。しかし…うん、予想が合った。なんとなく派手な魔法が好きそうだし、得意そうだと思ったら。そういや、あのお嬢様かなりの金持ちだったような気がする。私には関係ないが。次は、どうやら最後の人らしい。

「俺は皇旭《すめらぎあさひ》だ!!!属性は火と風と土だ!得意魔法は攻撃魔法全般!!これからよろしく!」

声がでかい!朝は早く席に着きたくてあまり見ていなかったが、よくよく見るといかにも熱血そうな見た目をしている。燃えるように赤い髪に、オレンジの目をしている。服装も赤のTシャツに黒の短パンだ。このクラスは…7人か。以外と少ないな。すると、先生は私が待ちに待った一言を発した。

「では、これで自己紹介は終わりです。今日はこれで終わりなので、明日の準備だけ確認して帰ってください。」

よし、帰るか!私はササッと荷物を片付けた。

「さようなら!!」

そう言い、私は一番最初に教室から出、靴箱へ向かいほうきを出す…前に許可のブローチを髪に付ける。とりあえず付けていれば、怒られない。よし、今度こそ!杖を変化させ、ほうきを出し私は空へと飛んで行った。

とある"ほぼ"完璧な少女の物語

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