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警察官
「おい!手を挙げろ」
は…?警察…?
親が通報したのか…
なぜ早く通報しなかったんだ
ここは素直に従うか…
バッ
カチャ
警察官
「お前を連行する」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
警察官
「お前は、健くんを殺した」
警察官
「そうだね?」
「はい…」
警察官
「なぜ、殺した?」
「あいつが、性行為をさせようとしてきたんです」
「私は何もしていません」
「戦闘防衛?というやつに当てはまると思います」
警察官
「そんなわけがない」
は……、、?
何言っているんだこのジジィは…
警察官
「全てお前が悪いんだよ」
警察官
「人を殺して幸せを感じる、お前が悪いんだ」
警察官
「お前が悪いんだ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「はっ……!」
なんだ、現実ではないのか…
気色が悪るい夢を見て、自分を責める
田中を殺してからこのような生活が続いている
「悪いのは……」
「私なの……?」
違う……
私は…自分を守るために行っただけよ、
自己満足のためではないじゃない
でも、両親は悲しがってた
人から好かれない私が生き残って、
人気がある田中が死んだ
でも、田中は悪と言ってもいいくらいクソだ
でも、でも、人を悲しませることは好きじゃないの…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
喜びと悲しみが混じったグチャグチャの感情で今日も学校へ行く
まぁ、学校では喜んでいる人も多いし、
いいや
そんな悩むことなんてない
今まで、人を殺しても何も考えていなかったじゃないか
「……」
全てお前が悪いんだ
「……つ、!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先生
「田中を殺した奴は最低だ」
先生が、話の途中にこのような発言をした
普通、こんな話するか?
生徒のトラブルに繋がるぞ
本当に馬鹿な先生しかいない
先生
「お前らは絶対に人を殺してはいけないぞ」
………
人を殺すことは、やっぱりいけないことなのかな…
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「ただいま…」
姉
「おかえり!」
私はこのときに何を思っていたのだろう
「私ね…学校で人殺しちゃった…」
姉に報告した
姉
「……」
姉
「なんで!?だめだよ!!」
姉
「人なんか殺しちゃだめだよ」
みんなみんなそう言う…
「ぁ゙ああ!!!」
ぶんっ
勢いよく包丁を振るう
姉
「ガハッ………」
バタッ
……
あ
あれ?
なんで
お姉ちゃん
殺して……
なんで?!だめだよ!!
人を殺しちゃだめだよ!!
違う、違う、違う
お姉ちゃんは……
「そうなの、」
「まぁ、事情があるんでしょ?」
「仕方ないよ」
そう言っていたんだ
「嘘…?!」
「嫌だ!お姉ちゃん!!」
「ごめん!ごめんなさい!」
聞いていたのは幻聴だった
もう、もう、やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ
「死ぬ!今、ここで、死ぬ!」
自殺を試みた
グサッ
「ぁ゙ぁ゙ぁ゙ああ!!、」
死ねない
死ねない
死ねない
私の、最強の体じゃ
死ねない
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姉
「仕方ない」
お姉ちゃん…?
なんでここに…
姉
「わざと殺したわけじゃないもんね」
あぁ、やっぱり優しいな
母
「ごめんね、暴力を振るって」
いいよ…わざとじゃないんでしょ?
父
「どうだ?人を殺すのは楽しいだろ?」
「楽しくねぇよ」
父
「楽しいだろ?」
「楽しくな…」
父
「楽しいだろ?」
「楽し…楽し…」
「楽しい」
「人が苦しんでいる姿が美しい」
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「………」
また、夢
お姉ちゃんは?!
「お姉ちゃん!!!!」
姉
「ん?なーに?おはよう」
あ…
生きてる…
「な、なんでもない」
人殺しって
楽しいのか楽しくないのかよくわかんない