「生徒にさ、告白されたんよ、」
『っ……』
一番聞きたくなかった言葉
本当は苦しいはずなのに
その気持ちを押し殺してまで、
私はこーじ先生に問いかけた
『どうして振ったんですか?』
そうすると
「生徒と先生の恋なんか許されるわけがないねん」
先生の言葉は静かに私の胸に刺さった
『そんなことないです!』
私は必死に否定した
『誰が誰を好きになろうとも周りには関係ないですよ』
「○○、この世界は許されないんだよ」
『どうしてですか?好きな気持ちを隠さないといけないんですか?』
「………」
私の言葉に先生は何も言わなくなった
『こーじ先生、私先生のことが好きです』
「○○、ごめ『でも』」
先生が謝ろうとする前に遮った
『でも、今の先生は嫌いです!”好き”をに否定してる先生は……』
先生の事が好きでたまらなくて、
だからこそ、毎日毎日話しかけて、
少しでも振り向いて欲しいから
可愛いって思って欲しいから
たくさん努力してきたのに
全部否定された気がした
私の頬通る涙は
先生に対するすべての想いを
示していた気がした
『私達の方が先生より、叶わない恋だってことよく分かってます!』
何も言わない先生に私は
『先生、好きになってごめんなさい…』
『でも、好きになれてよかったです』
そう言い残し私は
先生に背中を向け歩いて行った
先生を好きな気持ちを
心のなかにしまったまま__
遅くなってごめんなさい🙇♀️
コメント
3件
すごく胸に刺さるようなお話で最高です!