何時からか、気づけば俺の周りは不良だらけだった。
何もしてない。
何もされてない。
ただそばに居て、そばに居させてくれた。
ただそれだけの関係だった。
それなのに……。
真一郎))お前名前は?
若狭))うわ、弱そ〜、
武道))……誰。
真一郎))俺こう言うもので〜す。悩みがあんなら聞くぜ?
若狭))気が楽になるお薬もあるぜ?
武道))……要らない。
若狭))ちぇ〜。
真一郎))お前、万次郎の知り合いだろ。
武道))……だから?
真一郎))俺、万次郎の兄。佐野真一郎。
武道))……ふ〜ん。似てないね。
真一郎))ハハッ、よく言われるわ。
若狭))ねぇねぇ、お薬いるー?きもち〜よ?
武道))しつこい、要らない。もうどっか行って…。
気が付けば、2人は俺のそばに居た。
後から知った。
ヤクザと言う組織に入っている事を。
この頃はまだ下の立場で、2人も何かに縋るように俺に話しかけてきた。
ずっとしつこく。
だけど、
脅したりする訳でも、たかる訳でも、何も無かった。
何故か気がついたらそばに居て、一緒に話して、不意に涙を流してしまう俺に、肩を貸してくれた。
不思議なくらい優しい人達。
それに媚びるように俺も2人について行く。
気づけば俺も2人と同じ立場で、
気づけば上まで……最上階まで上がっていた。
その頃には2人は俺を絶対離さないように見えない首輪をし、
同時に俺も2人に見えない首輪をかけた。
病んで、自分を傷つけ、泣いて、暴れて。
そんな俺を逃がさないと、逃がすなと言わんばかりにお互いがお互い、離れる事を拒む。
実際、出会ったきっかけとか、ヤクザ(反●)になったとかなんてどうでもよかった。
俺たちはただ、2人を縋って生きるだけ。
一生そばにいる存在は地獄まで一緒に落ちる……って、口ではなく行動で約束した中だ。
〜とある日(反●)の集会〜
ゾロゾロとNo.1である【佐野真一郎】や、武道達と使い合うようにモブは並び始めた。
真一郎))で、どこのどいつが裏切ったって?
モブ))下っ端、5期のトップです。現在逃亡中で、俺らの代が調べを尽くしておりもうすでに足をつかんでいます。こちら資料です。
真一郎))……ワカ。
若狭))ん。…………武道、どう見る。
武道))……こいつ、他の組に情報売ってる。噂聞いたことある。
真一郎))……そうか。見つけ次第ヤれ。
モブ))御意。
武道))……(この刺青どこかで……)
若狭))……
麦茶です。
ごめんなさい、最近バイトが毎日のように入ってて遅くなってます💦
今回もこんなに短くてほんとにすみません😭💦
みんな暖かい目で……お願いします。
物語もぐちゃぐちゃだったらごめんなさい。
また次回も見に来てね……。