狂希視点
今日もいつもどうり姉ちゃんと帰る ところだ、最近姉ちゃんがストーカーに困ってるっていうこら出来るだけ一緒に帰るようにしてる。校門から出て、少し視線を感じた
狂希「、、?」
優奈「どうしたの?」
狂希「ん〜何でもねぇ」
周りを見渡しても誰もいない気のせいか?少し怪しい、ストーカーかもしれない!、警戒しながらも、家へと歩き始める
狂希「なぁストーカーってどんなやつ?」
優奈「気性が荒そうな怖い人だよ」
少し怯えながら言う姉ちゃんを見てストーカー野郎に怒りが湧いた、、が今は姉ちゃんを不安にさせないようしゃべんのがいいよな
狂希「昨日友達がさ〜…」
優奈「ふふっそうなのね」
少し緊張も解れて来た頃、曲がり角にギラリと光るナイフのようなものが見えた
狂希「姉ちゃんはここにいて」
気づいていない姉ちゃんを守るためその場にいてもらった、ゆっくりと歩き近づく、勢いよく角から飛び出すと、そこには驚く光景が広がっていた
ストーカーと思われる男が首から血を流して倒れている手にはナイフが握られているその男を踏み倒しているもう一人の男は後ろ姿で顔がよく見えない、戸惑っていると男はこちらを振り向かずにストーカー野郎を引きずり何処かへ消えてしまった、だがそのときに見えた瞳が光り輝くペリドットのように綺麗なのを俺は見た、その場に立ち止まっていると足音が背後から聞こえる
優奈「狂希?どうしたの」
狂希「、、!、何でもねぇ」
優奈「焦っているように見えるけど」
狂希「、、」
優奈「、、そうね、早く帰ろうか」
狂希「おう!」
バレそうになったさすがにあの光景はキツイだろうし、、
家に着くとそこからもずっとあのストーカー野郎を引きずっていた奴のことを考える
優奈「どうしたの?ずっと考え込んでるみたいだけど」
夕食を口に運び飲み込んでこちらを心配そうに見てくる
狂希「何でもねぇ」
優奈「狂希ってばそればっかり」
狂希「、、俺風呂入ってくるわ」
優奈「はいはい」
食器を片付けて風呂場に行きシャンプーなどを済ませ湯船に浸かる
狂希「どうしよっかな〜」
と俺の声だけが響く、考えても馬鹿な俺には分かんねぇしな、暖まってきたため風呂場から出て、体をタオルで拭く、髪は自然乾燥。そのまま自室に戻りベットにダイブする。
狂希「ん〜」
しばらく考えても何も思いつかない
狂希「あ!あいつに直接会えばいいんだ!!」
今日はよく眠れそうだ
パチッ
窓から差し込む光で目が覚める
狂希「…ウゥ」
今日は休みの日だから起きたくない、まぁ学校の日でも起きない、布団にくるまっているとバタバタと足音が聞こえた後にガチャリとドアの音がした
優奈「狂希!そろそろ起きなさい!」
そう言って俺の体を揺する
狂希「ウゥ分かったから揺すぶんな」
まだ眠気が覚めない体を起こし洗面場へ向かう顔を洗い朝ご飯を姉ちゃんと一緒に食べる
狂希「そうだ、俺今日出かける!」
優奈「もぉまた?」
出かける場所は毎回姉ちゃんには言ってない何故なら喧嘩だからだ俺は喧嘩が好きだしたまにやり過ぎて半殺しにしてしまうこともある。姉ちゃんは優しいから言ったら止められる
狂希「夕方には帰ってくっから」
優奈「分かったわ気を付けてね」
朝ご飯を食べ終わり外に行く準備をする
狂希「いってきま~す」
優奈「いってらっしゃい」
不良の溜まり場である橋の近くの河川敷に行く、ちなみに俺は何処にも属していないだつて共闘とか面倒いし…
だんだん騒がしい声が聞こえてくる、ここは不良達の溜まり場で賭けたりして遊んでいる所だ、俺は結構強い方でこの界隈では有名だ。
不良達「負けんなよ!!」
「おいおい!そんなもんか!!」
野次が飛び交うこの場所は弱肉強食だ今戦っているのは…そう真ん中を見る
霧刃視点
今日は特に依頼もなくブラブラと外を歩いていたすると騒がしい声が聞こえてきたその元に行くと不良達の溜まり場のようなところに着いた今戦っているのはガタイのいい奴と細身の男だこんなのどっちが勝つなんて分かっている。ガタイのいい男が一方的に遊んでいるだけだ、暫く上から見ていると勝負がついたようで、細身の男は倒れ引きずられて壇上から降ろされる、どうやらガタイのいい男はかなりの腕が立つためほとんどの不良達はあの男に賭けている。
「面白くないな」
少し考えていると良い考えが思い浮かぶ見ているだけなんてつまらない
そう思い帽子を被り上から壇上へと滑り降りる
「ちょっとお兄さん」
ガタイのいい男「あぁ何だ」
「今度は俺と戦ってくれないか?」
野次が飛んでくるが聞こえない
ガタイのいい男「いいぜ…痛い目見るけどな」
「そっちも後悔すんなよ」
開始の合図も無しにいきなり殴りかかってくる。それを軽く流し腹に一発お見舞いする。
ガタイのいい男「がハッウッ」
だが男は倒れなかった今度は連続してパンチを撃ってくる手数で攻めてきたのか、だが俺は避けていくこんなのは序の口だと思っていたが
「……!」
被っていた帽子が拳にかすり脱げてしまった…それに焦り俺は早く終わらせようと思い、男の首に回し蹴りをする
ガタイのいい男「ガッ……」
倒れてきた男を避けると、野次は一瞬静まり返ったがまた大きな歓声を上げた
不良達「ほんとに勝っちまったよ!!」
「何もんだ!」
腕を上に上げるとさらに歓声がドッとわく
俺は壇上から降り人の少ない上のほうで続きを見ることにした、不良達の一部が俺の事を見ている、何だ試合は終わったぞ?
ハッ!帽子がない!
このことに気づくと同時に何処からか帽子が手渡された…
狂希視点
驚いた今戦っているのは紛れもなくあの時の男で、ここらで有名な男を倒している…想像よりも強い、見ていると人の少ないところへと腰掛けている、すると顔を隠すように手を被せているどうやら帽子がないことを気にしているようだ、俺は帽子を素早く取りに行きその人に手渡す
「もしかしてこれっすか」
霧刃「……ありがとう」
少し驚いた様子だ何かおかしいか?、でも近くで見ると綺麗な顔をしている何よりあの時見た翡翠の瞳が綺麗だ、不良達が見るのも頷ける、ウンウンと一人で納得する
「というかお前強いな!!!」
霧刃「…フッそうか」
少し緩んだ顔で微笑んだそいつに俺は惹き込まれる……少しとまっていたがそうだあの時のことを聞かないと
「なぁ昨日お前……」
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