2025.5.6
緑目線
ゴトッ。
「……あ”?」
柔らかい布団から何かが落ちる。
紫色をした変な形の物体。
あー…///
用途は分かるけど名前なんだったっけ。てか、1人ですんの禁止してたはずなんだけど、なんであいつがこんなもん持ってんだよ……
ソレを手にして持ち主がいるであろうリビングへと向かった。
「スマイルー?」
「…なに。」
「シーツ変えようと思ったらこれ出てきたんだけど…これなに?」
「そっ!…れはぁ…ただの健康器具…だから……」
「ふーん……じゃあ使ってるとこみせてよ。」
「はぁ!?なんで!」
「健康器具ならいいじゃんw」
ニヒルな笑い方をしながら詰め寄ると顔を赤くしながら口籠る。
「俺使い方分かんないからさ?w」
「絶対用途分かってんだろっ///」
「お前もそーゆーのって分かってるだろ。禁止…してたよなぁ?」
「ぃやっ…!これはまじで違うんだって!!」
「…黙ってろ。」
少し睨みつけながら低い声を出せば、叱りつけられた子供みたいに動きが止まる。
夜みたいに両手をまとめあげ、細く止められたベルトを外す。しばらく使っていないはずのそこは俺のサイズを覚えているかのように、細いソレを難なく飲み込んだ。
「ん”っ…冷たっ…」
「……じゃあ、配信してくるから。」
「はぁ!?抜いてけよっ!」
「抜かねぇよ、まぁ3時間くらいかな。」
「まっ…!?〜っ///」
「ふっwじゃあな。」
扉越しのくぐもった声が、取り出したイヤホンから鮮明に聞こえる。あぁ言ったが配信なんてしない。万が一にでも喘ぎ声が乗ってしまい、大勢に聴かれるなんてことがあっていいわけない。
俺だけが聴いていい。
俺だけが見ていい。
俺のスマイルだ。
防音室に置かれたゲーミングチェアに腰かけ、モニターをつけた。
紫目線
約束はもちろん忘れていない。
話の流れであまり行為はしていないと言ったら、アイツが勝手に送ってきただけであって、使ってみる気なんて一切なかったんだ、本当に。
「フーッ…フーッッ…♡♡」
「ぁ”っ…//ま”たくる”っ…♡イくっ///」
「イ”ッ…グッッ……〜〜ッッ♡♡♡」
ソファの上に俺を置いていってからどのくらい時が流れただろう。まともに頭が働かない。何回も何回も絶頂を迎えているのに精液が出てこず、腹の奥底に快楽が溜まる。
ナカが痙攣している。
知らない恐怖。
気持ち良すぎて怖い。
「はやくっ”♡もどってきてっ♡♡」
抜いてしまえばいい話だが、取ろうと前屈みになると前立腺を押し潰され快楽の渦に飲まれる。
あとどれくらい耐えればいい。
あと何回イけばいい。
いつになったら、この疼く最奥に愛を注いでくれるのだろうか。
「も”ぅやらぁ”♡♡…しゃーくっ♡」
嬌声と色香が充満したリビングにひとりの影が増える。
「……生きてる?」
「ん”ん”っ♡♡あっ……しゃあくっ♡はやくっぬけっ……♡」
口の端からダラダラと流れた唾液や涙に塗れた顔。普段ならこんな顔は絶対に見せたくないのに今はそんなことどうでもよかった。
「元気そうじゃん。」
「んぁ”♡!?まって!やら”ぁああ”♡♡」
抜くためにエネマグラに手をかけたのかと思いきや、乱暴に抽挿され前立腺を押し潰される。どろりとした精液とさらさらとした体液がシャークんの脚を濡らした。
「んぁ”っ……っはぁ♡ッッ〜♡♡」
「あーあ、ぐちゃぐちゃじゃん。」
「っはぁー♡はぁー♡ふざけんなよ、まじでぇ……」
「やっと出せたじゃん。」
「…もぅやだ…疲れた…」
「……俺としなくていいの?」
「……は、」
証拠があるからとソファから少し離れたところに立てかけられていたスマートフォンを手に取った。
液晶に映されていたのは俺の痴態。
『おぎゅっ♡♡おぐほしぃ”っ♡』
『ぉ”っ…!?そこぉ”♡そこすきぃ”♡♡』
『もっとぉ”ッ♡♡』
『シャークん”っ♡シャークんっの”っ♡♡ほしぃっ///』
『あ”っ…?!イグッッまたイグッッ♡♡』
『しゃけっ///♡ぉ”くきてよ”ぉ♡♡///』
「っはぁ”あ!?!とっ…!!////ふざけんなっ!!!」
「いらねぇの…?一番奥まで…」
「ぁっ…////う”っ…////」
へそ下をぐっと押し込まれる。
しばらく与えられなかった快楽。俺が壊れてしまいそうになるほどの暴力的な快楽。
「ふはっw…えっちな顔…。」
「ぉくっ…きて…俺のこと、好きにして…?」
「じょーでき。」
待ち望んでいた熱く硬いものが入ってくる。先程までの無機質な快楽とは全く違う、愛に満ちた快楽に溺れゆく。
コメント
2件
smさん受けの放置は神だ…いつも素晴らしい作品ありがとうございます😁