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⚠️わたしが書くものはnmmn小説です
⚠️ご本人様と関係ありません
⚠️BL作品となります
⚠️人によっては不快な要素があるかも?
⚠️初心者作品
⚠️年齢操作あり
⚠️学パロ
受け入れられない人は🔙
注意事項(必読)という作品を先に読んでいただけると幸いです。
では本編、
✼••┈┈┈ᏚᎢᎯᎡᎢ┈┈┈••✼
💛side…
『今から会わね?』
勇 斗から送られてきたメッセージを見つめる。
「今からって……。」
受験まであと一ヶ月しかないのに大丈夫なのか?
そう思いながらも、久しぶりに勇 斗に会えるのが嬉しくてすぐに返事を打った。
『いいよ。どこ行く?』
送信すると、すぐに既読がつく。
『いつものとこ!』
「……分かった。」
誰もいない部屋で呟き、机の上に置いていた進路希望調査を見る。
ちょうど勇 斗に相談したいと思っていたところだった。タイミング良すぎだろ。
ーーーーーーー
「仁 人ー!」
「勇 斗。」
待ち合わせ場所に着くと、先に来ていた勇 斗が手を振っていた。こうやって二人で会うのは文化祭以来だ。
「久しぶり。」
「学校では会ってるじゃん。」
「ちゃんと話すのが久しぶりってこと。」
「あぁ、確かに。」
「最近全然話せてなかったからさ〜」
「受験生だから仕方ないだろ。」
「まあね〜。」
勇 斗はそう言いながら大きく伸びをする。
「てか大丈夫なの?受験まであと一ヶ月なんだろ?」
「大丈夫大丈夫。ちょっとぐらい休まないと逆に頭おかしくなるって。」
「それはそうかもしれないけど。」
「それに仁 人に会いたかったし。」
「………っ!」
「仁 人?」
「……なんでもない。」
「そう?」
「うん。」
そういうことを普通に言うなよ。期待しそうになるだろ、バカ。
「とりあえずどっか行く?」
「うん。」
ーーーーーーー
「そういや仁 人、最近どう?」
「どうって?」
「学校とか。」
「普通だよ。太 智に振り回されてる。」
「相変わらずだなぁ。」
「この前なんかダンス部の発表付き合わされたからね。」
「え、仁 人踊ったの?」
「踊ってない。」
「なんだよ、見たかったのに。」
「絶対嫌だ。」
勇 斗が楽しそうに笑う。
久しぶりにこうやってくだらない話をするのが楽しい。
会う前まで進路のことで悩んでいたのが嘘みたいだ。あ、そうだ、進路。
「そういえばさ」
「ん?」
「俺、勇 斗に聞きたいことあったんだ。」
「何?」
「進路のこと。」
「進路?」
「うん。」
少し迷ってから話し始める。
「三学期入って、進路希望出さなきゃいけなくなったんだけどさ。俺まだ何も決まってなくて。」
「あ〜。」
「進学するか就職するかもちゃんと決めてないし、大学って言われてもどこが良いのか分かんないし。」
「そっか。」
「勇 斗って去年の今頃、もう決めてた?」
「いや、全然。」
「そうなの?」
「うん。候補はいくつかあったけど、今受けようとしてる大学にちゃんと決めたのはもうちょい後だったかな。」
「へぇ……。」
勇 斗でもすぐに決まったわけじゃなかったんだ。
それを聞いただけで少し安心する。
「仁 人は何かやりたいこととかないの?」
「それが分かんないんだよ。」
「じゃあ色々調べてみたら?大学とか専門とか。」
「やっぱそれしかないか。」
「まだ二年なんだから、今書いた進路希望通りに絶対進まなきゃいけないわけじゃないだろ?」
「まあ、そうだけど。」
「だったら今はちょっとでも興味あるところ書いとけば良いんじゃない?」
「……そっか。」
「うん。」
勇 斗に相談して良かった。
進路が決まったわけじゃないけど、さっきまでより少し気が楽になった。
「そういや勇 斗って一般でしょ?」
「うん。」
「どうして推薦にしなかったの?」
「あー……。」
勇 斗が少し考えてからゆっくりと喋る。
「武器を増やしたかったから……かな。」
「武器?」
「そ。サッカー一筋だと怪我したときとか何も無くなるだろ?それだとダメだと思ってな。」
「そうなんだ……。」
勇 斗もしっかり進路のこと、考えてるんだ。
昔からサッカーが好きなのは知っていたから、そのままサッカーで大学に行くんだろうなと勝手に思っていた。
でも、勇 斗はその先のことまで考えていたらしい。
「あとはやっぱ、好きな人と居る時間を少しでも増やしたかったから。」
「……ぇ」
「あ、ごめん今の忘れて!!」
「…………。」
「ほら、なんか飲み物買おうぜ!」
「あ、うん……。」
勇 斗が慌てたように話を変える。
やっぱり、勇 斗にも好きな人居るんだ……。
そうだよな。あんなにモテてるんだし、気に入る女の子の一人や二人ぐらい居るだろう。
分かってた。分かってたはずなのに。
いざ本人の口から聞くと、こんなにも来るものがあるんだ……。
ーーーーーーー
「じゃあ、またな。」
「うん。」
「今日は急に呼んでごめんな。」
「別に。俺もちょうど話したかったし。」
「なら良かった。」
「受験勉強頑張って。」
「おう!絶対受かるから!」
「はいはい。」
「なんだよその反応!」
「ちゃんと勉強しろよ。」
「してるって!」
いつも通り笑って、勇 斗と別れる。
久しぶりに会えて楽しかった。
進路の相談もできた。
勇 斗がどんなことを考えてどの大学を選んだのかもちゃんと聞けた。
だけど、さっきの言葉がずっと頭から離れなかった。
ーーーーーーー
「……ただいま。」
家に帰って自分の部屋に入り、そのままベッドに倒れ込む。
「…………。」
好きな人、か。
勇 斗の好きな人ってどんな人なんだろう。
同じクラスの人?サッカー部のマネージャーとか?それとも、俺が全然知らない人?
「……知りたくない。」
枕に顔を埋める。
勇 斗に好きな人がいる可能性なんて、今まで考えなかったわけじゃない。
むしろ、いない方がおかしいと思ってた。
勇 斗は昔からモテていた。
明るいし、優しいし、なによりかっこいい。
好きになる人がいたって何もおかしくない。
「実際に聞くのは違うだろ……。」
……推薦を選ばずに一般で大学を受けることと、その人と一緒にいる時間を増やすことに何の関係があるんだろう。
もしかして、その人も勇 斗が受ける大学に行くとか?それとも、近くの大学?
「…………やめよ。」
考えれば考えるほど嫌になってきた。
スマホを手に取り、勇 斗とのトーク画面を開く。
今日会うきっかけになったメッセージが目に入った。
『今から会わね?』
少し前まではこれだけであんなに嬉しかったのに。
「……寝よ。」
スマホを伏せ、布団に潜り込んだ。
ーーーーーーー
翌日、昨日のことを引きずりながらも学校に来ていた。
「おはよ……。」
「…………」
「何。」
「仁 人。」
「ん?」
「失恋した?」
「してねぇよ!!」
朝一番、太 智に言われた言葉に思わず声を上げる。
「いやいや、その顔で何もないは無理あるって。」
「どんな顔だよ。」
「世界終わったみたいな顔。」
「終わってない。」
「寝不足?」
「……ちょっと。」
「なんかあったん?」
「別に。」
「勇 斗先輩?」
「…………。」
「勇 斗先輩やん。」
「……うるせぇ。」
なんでこいつはこういうときだけ勘が良いんだ。
「何があったん?」
「…………。」
「喧嘩した?」
「してない。」
「じゃあ何?」
「……勇 斗。好きな人、いるんだって。」
「…………は?」
「だから、好きな人。」
「本人がそう言うたん?」
「言ってた。」
「なんて?」
「好きな人と居る時間を少しでも増やしたかったから今の大学にしたんだって。」
「…………。」
「何。」
「いや……。」
太 智が何とも言えない顔で俺を見る。
「その好きな人、女の子って言うてた?」
「言ってないけど。」
「じゃあ分からんやん。」
「でも普通そうだろ。」
「…………そうかぁ?」
「何だよ。」
「いや、別に。」
太 智はそう言いながら、まだ何か言いたそうな顔をしている。
「ていうか、それだけでそんな落ち込んどるん?」
「落ち込んでない。」
「その顔で?」
「うるせぇ。」
「仁 人ほんま分かりやすいなぁ。」
「ほっとけ。」
机に突っ伏す。
「はぁ……。」
「まあまあ。」
「何。」
「まだその人と付き合ってるって決まったわけちゃうんやろ?」
「そうだけど。」
「ならまだ何も終わってへんやん。」
「…………。」
「元気出し。」
「……うん。」
太 智の言う通り、勇 斗がその人と付き合ってると決まったわけじゃない。
でも勇 斗には、好きな人がいる。
俺は勇 斗と大学に関してそこまで話していない。あの大学が好きな人のためなのなら、明らかに俺が好きな人ではない。
「…………はぁ。」
昨日までとは違う悩みが、また一つ増えてしまった。
⟡┅┅┅━─━┅┄ ┄┅━─━┅┅┅⟡
お疲れさまでした🍵
第7話、いかがでしたか?
まだ読みづらかったらごめんなさい🙇♀
優しい気遣いから生まれる小さな勘違いが大きなすれ違いを生む……。
ちなみに、補足として一つ。
🩷がサッカー推薦で入学してしまうと今まで以上にサッカーに注力しなければならなくなるということで💛と一緒に入れる時間が増えるどころか減ってしまう…?と🩷は考えました。
💛はサッカーは出来ないので、🩷が一般で入学すれば💛と一緒にいれるのでは…??と高校生なりに考えたのです。ですが🩷はそれを💛に伝えていません。話していれば、💛はこんな勘違いをせずに済んだかもしれませんね。
ではまた!
第8話をお楽しみに〜!
コメント
1件
あ〜〜、仁人の気持ちが痛いほど伝わってきたよ……! 「好きな人いるんだ」って勇斗の口から聞いた瞬間の、あの胸の締め付けられ方、すごくリアルだった。 太智の「その好きな人、女の子って言うてた?」って言葉が、めっちゃ引っかかるんだけど…! あとから補足読んで、勇斗の真意が仁人に伝わってないの、切なすぎる。 ゆゆさんの描く思春期のすれ違い、心にくるね…🥀