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“注意事項”

・二次創作

・ロフマオメイン

・世界滅亡した後の想像のお話

・空想上の化け物出てきます

・死ネタ

・半分(?)獣化します




これらが大丈夫な方はどうぞ!!!


____翌日。


ギュウギュウ詰めになって2枚しかない布団の中で睡眠を取っていた。


みんなと身体をくっつけ合って寝るっていうのはやっぱり少し抵抗があった。


それでも、それを上回る程の暖かさが僕を安心させた。


お陰様で今日の全員での最初で最後の任務を安心して出来そうだ。


ろふまおとしての、最期の見せ所だ。


「…」


本当に、本当に終わってしまうのか。


布団からこっそり抜け出し、ベランダに出る。


「…ッはぁ…」


綺麗でほんのり暖かい朝日で、まだ僕は夢の中にでもいるのではないか?実は、任務も無くて、社長のお腹には爆弾は無かった。僕に対しての大規模なドッキリだった…


…な〜んて…夢ならどれほど良かったんだろ…


僕は力なくその場にしゃがみ込み、出てきそうな涙を必死に堪えた。


「剣持さん…?」


そう、社長の声が聞こえてくる。


「…今日は空が綺麗ですね。昨日までが嘘みたいですよ。本当に。」


いつも通りの声で、僕を撫でるような、そんな声質で。


そんな社長の声を聞いて耐え切れなくなった。


「…社長はなんでそんなに平然といられるんですか…ッ」


「…何故って…」


溢れ出す涙を拭いながら僕は更に社長に問いかける。


「どうしてそんなに”死”に対しての恐怖心がないんですかっ!!!!」


怖い。やっぱり死ぬのが怖い。


社長は一瞬驚いた顔をしたが、すぐに微笑んだ顔になり、僕の質問に答えてくれた。


「貴方達がいるからですよ。」


と。


「勿論、最初は怖かったですよ?」


笑いながらそう言った。


「こんな風にいられるのも、剣持さんのお陰なんですよ?」


「…え?」




『お前らが犠牲になる必要は微塵も__』

「ありますよ!!」



もしかして、…


「思い出しましたか?あの時剣持さんが大声出してくれたお陰で、私の中で踏ん切りがついたんです。」


「皆さんと金輪際会えないとなると…寂しいですが、死に対しての恐怖心は完全に無くなりました。」


僕と向き合って、僕を安心させた。


社長はやっぱり凄い人なんだ。


同時に、あんな場のノリに合わせて言ったような言葉でも安心させれていたのか、という嬉しさも感じた。


「…なんか、俺らが入んなくても良さそうやんな。」


「ですね~…いや〜和むなぁ…」


「いつから聞いてたんですか!?」


「社長が空が綺麗だ~って言ってたところから..ッスカね…」


「結構最初じゃないですか!?w」


今は3人が輝いて見えた。僕も負けてられない。3人に負けないような明るさでいなきゃ、!!


涙を拭って、3人の前に立ちはだかる。


「…社長!!」


「…はい。」


「ふわっち!!」


「ぅえ?」


「甲斐田ァ!!」


「はいッ!!!」


各々名前を呼んで、三者三様の返事を貰って、一拍置いてから、元気な声で。


「今日は盛大にブチアゲるぞォ!!!!」



「…うおおおおぉ!!あちーちな展開きちゃあ!」


「これはもう勝利確定演出なのでは!?」


「…剣持さん…!」


皆、僕に元気よく答えてきてくれた。


作戦決行までは恐らく残り数時間。楽しく、元気に過ごそう。

GAME OVER !? " 完結 "

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