颯ちゃんにも聞こえたはずなのに彼の動きは変わる様子もなく、しばらくすると頭を撫でる手を止め左手でも同じように胸を揉み始めた。
実際にはあり得ないのだろうが、左右の胸の柔らかさが違うように感じる。
すでに繰り返し揉まれた左胸がずいぶん柔らかく感じ…気持ちいい……これは気持ちいいと言っていいのだろうか。
左胸は気持ちよく、右胸は緊張している感覚だ。
その時…ひゃぅ……っ…左胸を引っ張る感覚に驚きの声が出ると同時に、感じたことのない疼きが胸からお腹……いや、お腹から胸へ沸き上がる。
そっと目を開けて見ると彼の中指と親指がツン……と尖ったピンクを摘まんでいる。
女であることを存分に見せつける突起と、それを摘まむ二本の指。
そしてピンと伸ばされた彼の人差し指がとてもエロチックに視界に飛び込み…ふぅ……ぅンt…沸き上がる何かを逃すように息を吐いた。
「リョウ…可愛い舌……見せて」
えっ……?舌を見せる?
そう思ったとき、ぐにゅっと両胸を寄せ集めるように大きく揉まれた…ぅぁ…ン……先ほどより大きく沸き上がる何かに声が漏れる。
「リョウ、声いくらでも出していいから…俺に触れられて気持ちいいだろ?声出して教えてよ……気持ちいいって」
そう言いながら胸を繰り返し寄せ集めるように揉み、時折ピンクの突起を指で撫でる彼は
「ねぇ…可愛い舌……見せてよ」
再び私に甘く懇願した。
颯ちゃんの甘い声と、お腹から沸き上がる何かに突き動かされるように私は舌を出す。
「可愛い」
彼はそう言ったかと思うと、私の舌に自分の舌でレロレロと触れたあと、唇で咥え自分の口内に引き込んだ…っ…ハッ……と引き戻しかけた舌を甘く噛まれると同時に胸をやわやわと揉まれる。
左右対称の柔らかさを帯びた胸が熱を持ち始めるのを待っていたかのように、彼の大きな手が両胸を寄せ集めるように揉み、持ち上げるように揉み上げては押さえ捏ねる…ぁっ……ブラの中で大切に形を整えることが当たり前だったはずの胸が、大きな颯ちゃんの手でぐちゃぐちゃに形を変えられることに喜びすら感じ始めた。
私の舌を自分の口内で堪能した彼は、唇を頬に落とし首筋に下りていく。
休むことのない手の動きに…はぁ…ぅ…ン……と息を吐くのをやめられない私は
「そ…ぅ…ちゃ……ん」
何度目かの熱い吐息を隠すように彼の名前を呼ぶ……吐息混じりのそれが彼をどれだけ煽るかなんて全く知らずに……
颯ちゃんはバッ……と…今までの優しい動きとは違って一気に体を下げると私の右胸を口に含む…っあ…っ………手とは異なる温度とヌメリに息を飲みながらも未知への期待感が大きく膨らみ、お臍の奥が音を立てて蠢いた気がした。
「気持ち…ぃ……と…思う…そぅ…ちゃん」
私の胸をペロペロ舐めたり唇で挟んだりしている颯ちゃんの髪にそっと触れると
「…撫でて……」
颯ちゃんは、私の胸を咥えたまま上目遣いで私を見上げて言った。
コメント
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リョウちゃんも颯ちゃんもどんどん溶かされて甘さも増してきてる💗
甘い時間だね❤️