疲れ果てた僕は、何をしても怒られ、殴られる日々に嫌気がさしていた。
「もう限界だ。今日こそは、きっと死んでしまうんだろう。」 そう思いながらも、学校に向かう。
ガラガラという音が響いた。
「おはようございます。」と、口にし、頭を下げる。
女子Aは僕を睨み付けると、「ウザい。笑」と呟いた。
僕は黙り込んだ。女子Aは更に言い放った。「ちょっと?キモいんだけど?笑」 その言葉に、僕は腰を抜かすような衝撃を受けた。
「どきなよ、笑」と言われ、僕は逃げるように席に座った。
キーンコーンカーンコーン。先生の授業のベルが鳴った。
「よーしお前等ー座れー」 先生の声に、クラスメイト達は席についた。
女子Aは、「はぁ、お前のせいで行けなかったんだけど、後で体育館裏来いよ。”」と口走った。
僕は、「は、はい…」 と言い、謝罪した。
先生は、「今日は転校生が来るぞー!”」と告げた。
女子Aは、「え!?ま、?!」と驚いた様子。
女子Bは、「いやーついに来ちゃったかー!!」 と叫んだ。
男子Aは、「女?男?」 と聞いた。
男子Bは、「女がいいなぁw」 と、妄想を膨らませていた。
先生は、「静かにしろーw」と、笑いを誘った。
そして、シャオロンという転校生が入ってきた。
「初めましてー!シャオロンです!」 と、元気に挨拶した。
女子Aは、「え!?あれ女の子?男の子?どっち!?」 と、興奮した様子。
男子Aは、「どっちだ、?」 と、首を傾げた。
シャオロンは、「俺は男やで!」 と、明かした。
女子Bは、「え!?可愛い!!」 と、声を張り上げた。
男子Bは、「あれで男!?可愛い過ぎんだろ!!」 と、興奮気味に話した。
僕は、黙っていた。
「またか…一人増えてもたなぁ…笑 嫌やなぁ…」そう思いながら、僕は心の中でため息をついた。
「あのさ、そこの君。全然話しかけてくれないけどさ」と、シャオロンは言った。
焦りながらも「え、僕ですか、?」と聞いた。
「おん、」とシャオロンは言った。
「僕は…鬱です…」と答えた。
「おお、鬱って言うんや!宜しくな!」と、シャオロンは明るく返事をした。
鬱は、心の中でホッと一息つく。何となく、シャオロンと一緒にいると、気が楽になる気がした。
鬱は、初対面なのに、なぜか心を許してしまっている自分に驚きを感じた。
周りには、女子Aという子がいたが、シャオロンは「アイツ、なんか嫌」と言い、鬱を褒めた。
「ほんまに、?」と、鬱は照れくさそうに聞いた。
「おん!」と、シャオロンは大きく頷いた。
鬱は、こんな自分でも話しかけてくれる人がいることに感動していた。
「よしっ行こっ!」と、シャオロンは誘う。
「え、どこに?」と、鬱は不安そうに尋ねた。
「ええからええから、ちょっと来てや〜」と、シャオロンは楽しそうに答えた。
鬱は、シャオロンと一緒に、色んなところにいった。心の底から、楽しい気持ちでいっぱいになっていた。
こんな僕にも話しかけてくれる人がいるなんて、鬱は心から感謝していた。でも、同時に、自分が生きる意味が見出せないまま、死にたいという思いが消えなかった。
この出会いが、鬱の人生を変えるきっかけとなるのかもしれない。
死にたい僕と生きたい君
第一話
コメント
3件
好きだぁ、、()⟵突然の告白すんなボケ
なんか、いつもよりおかしくなった気がする…