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太宰がいなくなってから数ヶ月、森さんや姉さん、俺の部下等は大丈夫だ。と言ってくれたり励ましてくれたり気を遣ってくれていた。だが太宰の元部下からの嫌がらせは日に日に増していく、そして俺の事をいけ好かない奴らも俺に嫌がらせをしてきた。殺ろうと思えば直ぐに殺れるが、ポートマフィアの中で問題を起こしたくなくて行動に移せなかった。太宰が居なくなってからは店でplayをしていたが矢張り太宰に褒めてもらうのは特段気持ちがよくなる、そのせいか無意識に太宰の事を求め夢の中に迄出てくる様になった。その夢の内容は毎回太宰に嫌われる、置いてかれるという物だった。この夢のせいで寝た気もしない。寝不足で仕事に少しずつ影響も出て森さんや姐さんに心配を掛けてしまう。

太宰が失踪してから4年、未だ悪夢や嫌がらせは続いており体調も優れない。俺は周りの人に心配を掛けさせたり迷惑を振りまいていてしまっていて自分の生きている意味が分からなくなっている。自殺してみるか___________何故だか分からないがふとその言葉が脳裏に出てきた。俺は横浜の海に行った。海の中に入ってみると夏にしては少し寒く俺の周りからの視線を表している様だった、海に入ってから数分__意識が段々と霞んでいく。嗚呼これでやっと此処から逃げれる。そう思っていた矢先思っても見ない人物が居た。

「…何で手前ェが、居るんだよッ…」目から大粒の雨が出ては海へと沈んでいく。陸に上がり過呼吸気味になる、俺が苦しそうにしてると其奴が背中を優しく摩ってくる「俺に、触んじゃねぇ…”クソ太宰”」摩ってくる手を退けようとしても力が入らない、其の儘太宰は俺の事を優しく包み込む。あの時と一緒だ、俺の事を安心させてくれる。もういっその事全部吐き出そう。太宰がいなくなってからの事、所詮もうただの元相棒で元パートナーの赤の他人だこの事を言って嫌われるなら諦めも付くだろう。どうせこの後また自殺もする、今迄のことを話して罪悪感を感じてもらおう。俺からの最後の嫌がらせだ。

「俺…太宰が居なくなってから、太宰の元部下たちには嫌がらせとか扱き使われたりとか、されて…太宰がいなければ俺は何も出来ない唯の狗って言われて…夢にも、太宰が出てきて…毎晩手前に嫌われてッその結果寝不足で仕事に影響施したり、体調不良になってッ…ずっと周りの人に迷惑ばっか掛けて、俺の生きる意味は太宰と隣に居る事だったのに…勝手にどっか行って…と思ったら急に現れてよォ、本当に最っ低な嫌がらせだよ……、」俺は思ってる事を全部吐き出した。これで完全に終われると思ったんだ。








第5話寒暑の日___𝑒𝑛𝑑

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