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好 き 。。 ( ? )
「うるせぇよ、変態性癖触覚野郎」
「あ?」
そんなこと許されると思ってんのか?
俺を捨てるだなんて、俺から離れるだなんて
そんなことさせない
俺が1番だって、俺がいいって言わせてやる
だってこうさせたのは龍聖だろ?
『いい具合に争ってますねぇ』
『このまま続きそうです。…お?』
『ん?…ぅおぉぉっと!!!急に潔世一がボールを持って走り出した!それに続いて蜂楽廻も続いていく!』
「相棒!来るってわかってたよ!」
「蜂楽!今からお前に気持ちいことさせてやる!」
「え?!」
「だから俺に死ぬ気で食らいつけ!」
「…オーケー!ストライカー」
今までの試合とは比べ物にならないくらいの迫力と熱量だ
楽しい、楽しい楽しい!
冴はこっちに来てる、それに続いて凛も走って追いかけてきてる
凪も前に走ってる
愛空と龍聖もついてきてそろそろ追いつかれそうだ
あぁ、見える。ビジョンが見える
ボンッ
お前ならこの高さのボールを取れる
この距離なら、追いつけるだろ?
天才
「おっと、危ない」
よし、あとはお前のその天才的な想像力で動け
それに適応してやる
「これって潔に任されたってこと?何それ、興奮する」
「凪っち!」
そうだ、蜂楽
外側に回って凪を工面しろ
全てに食らいつくように
それにしても人がゴール前に集まりすぎてる
これじゃシュートを撃ちづらいったらあやしない
運が悪かったら撃てないか?
いや、撃てないかなんて関係ない
入れるんだ、何があっても
「(トラップで正面向いてから…)」
「阻止!滅殺!」
そこで仁王かよ!
「っ?!(プレス速っ?!圧半端な…)」
「凪君!」
「(雪宮、だっけ…フリーなやつはあいつしかいない)」ポンッ
雪宮はどう動く?!左側に行って愛空から外れるのか右側に行ってシュートを打ちやすくするのか
「そのメガネかっくぃー」
「どーもおチビちゃん」
ダッ
「こっち?」
「(はっや!抜いたパスに着いてきやがる…超スピードディフェンスか!)」
いやダメだ、あのままじゃ取られて終わり、相性が悪すぎる
「オラァ!」
玲央!ナイス!浮き玉でゴール付近に寄ってくれた!
その先には…蜂楽!
「発射ブーン!」
『次々とドリブルでトラップしていきますねぇ』
「(うん、わかってるよ!)とりゃっ!凛ちゃん!」
ボンッッ
「ちっ…」
「愚弟…?」
ガッ
あれって、冴のシュート体勢?!
さっきのシュートを真似するのか?!
「…クソがっ」
ガコンッ
『惜しいぃぃ!入りませんでした!』
『いやぁ、惜しいですね』
「セカンドボール!」
今ボールを持ってるのは俺
後ろには龍聖がいて前には凛と蜂楽と凪
1番いいポジションにいるのは…
「…はは、やっぱお前かよ…蜂楽!」
「待ってたぜ相棒!」
交互にパスやドリブルで抜いていく
一通りの遠回りでゴールに近寄っていく
すぐにゴール付近によればガタイのいい仁王や愛空に取られて終わり
そうならないようにまず俺は愛空の行動を分析しなきゃ行けない
「行かせねぇよ、コソ泥ちゃん?」
また塞がれた!なんなんだ此奴のガード…
どうしてここにいるんだ!
さっきまで俺の真反対にいたはずなのに!
このままじゃこの連携を貫けない
愛空にマークされると全てが上手くいかなくなる
「俺を忘れてるぜ?潔!」
千切!
ポンッ
「俺の足に任せろ!」
最高だ千切!
どんどんゴール付近に近づいてきている
ボンッと千切がシュートを放つが敵チームに体勢を崩され外してしまう
セカンドボールとなったボールの先にはまたもや凪誠士郎がいた
「ガチのチャンスボール…」
そのまま自然な流れで前足でトラップしていき後ろ足でシュートを決めた
ドンッ
『ゴ、ゴーーーーール!』
1VS1