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「 ねぇ まま この花なんて花なの ? 」
「 これはね ” 金木犀 “ って いうのよ 」
「 まま の 1番好きなお花 なのよ 」
「 へー 、」
「 でも あたしこの匂いきらーい 」
「 そっか
あきちゃんには 少し早かったかな ?笑 」
何気ない会話だった
その後 悲劇が起きるなんて知らなかった
当時 私は6歳で 好奇心の旺盛な子供だった
母のことが大好きで ずっと一緒に居た。
なんでも 気になることは母に聞いた。
その時も 気になる花があったので
母に聞いた。
そう会話をしている内に、
私は道路の向こう側にいる犬に興味をもった。
気づいたら私は道路を飛び出した。
車が来ていることを知らずに ...。
それに気づいた母が急いで私を押しのけた
私はその勢いに負け頭を打った。
打ちどころが悪かったのか気を失ってしまい目が覚めたのは病院だった。
それから 14年が経った。
今日は 私の成人式。
「 お母さん 私 もう成人だよ 」
手を合わせて母に言った。
帰ってこない返事には慣れたが
少し心寂しい。
私は 母の好きな花である
金木犀の香水を振って 家を出た。
「 私 、もう金木犀の匂い 慣れたよ 」
そう母に一言。
” そう あきちゃん 大人になったね “
” 気をつけて いってらっしゃい “
本来は聞こえないものに少し驚いた
でも それと同時に
” 嬉しい “ という気持ちになる 。
「 行ってきます !! 」
私は 元気よく大きい声でそう言った。
母は きっと笑顔で見守ってくれている _ 。
end