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モノ/桃赤
とっくに分かってたんだ
桃ちゃんの目に映るのは俺じゃ無い事くらい
でも俺から離れる事なんて出来なかった
いくら桃ちゃんが冷たくても、
俺を見てくれなくても
だってね俺は桃ちゃんを愛してる
隣に居る理由なんてそれだけで十分なんだ
赤「ね、桃ちゃん―」
桃『ごめん、今忙しい』
赤「桃ちゃんの好きなオムライス作ったよ」
桃『今、お腹空いてない』
赤「今日さ―」
桃『黄の家行ってくる』
ねぇなんで?
今日付き合って3年の記念日だよ?
俺、今日こそはって沢山頑張ったんだよ?
料理も、お仕事も、家事だって
桃ちゃんが居なくなったら俺どうしたらいいの?
俺はこんなに大好きなのに
赤「ね、俺ら別れよっか?」
桃『え、なんで』
赤「なんでって、そんなの桃ちゃんが1番分か ってるでしょ?」
桃『やだ』
赤「じゃあ俺どうしたらいいの?
もう限界なんだよ」
勿論俺は別れる気なんて無い
これで少しでも気を引い―
桃『じゃー別れよっか』
赤「え、」
桃『赤はもう俺の事好きじゃないみたいだし』
こんなはずじゃないのに
赤「やだやだやだやだやだ
ね、謝るから」
赤はやだやだと俺の服の裾を掴みながら喚く
やっぱり赤の泣き顔は俺が今まで見たモノの
中で最も綺麗で儚い
赤をここまでにする為に興味もない女の誘いに
乗ったり、赤に素っ気なくしたりしてきた
これは俺らの未来の為なんだ
赤なら分かってくれるはず
桃『分かったから』
俺は赤を抱き締めながら言った
俺は自分で思っているよりもずっと赤に堕ちて
いるんだろう
初っ端の投稿から話ぐちゃぐちゃになった