イカゲーム
セミ 夢小説
⚠️百合⚠️
⚠️めちゃくちゃ捏造⚠️
⚠️本編とはなにも関係ありません⚠️
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私は、お金が必要でこのゲームに参加した.
借金取りに毎日追われ、終いには
[内蔵を売る]と脅された.
もう私は無理なのかもしれない.
そんな事を思いながら駅のホームに
立ち尽くしていた.
死ぬつもりだった.
スーツの男に声をかけられた.
妙に顔が整っていてスタイルがいい.
きっと高スペなのだろう.
だが私は男に興味無い.
女が恋愛対象、レズなのだ.
ナンパは断ろう.と思っていた矢先
ゲームをしようと言われた.
ゲーム?ふざけてるのか?
と、私は自分の耳を疑った.
メンコをして、買ったら金をやる。その代わり負けたら金をよこせ。 と言われた.
楽勝じゃないか.一儲けしようと考えた.
調子に乗っていた矢先.惨敗だった.
生憎、私は払う金を持っていない.
なら、ビンタをさせろ。という事だった.
数十分間、その繰り返しだった.
頬は腫れたが、金を貰い満足していると、
おかしな名刺を渡された。
後日、名刺の番号に電話を掛けた.
場所を指定され、その場所に行き、
車に乗った.
眠らされたのだろう.途中で意識が切れた.
そして、起きたらここに居た.
緑のジャージ.軽快な音楽.
銃を持ったピンク色の奴ら.
辺りを見回した.
きっと私と同じ順序で連れてこられたで
あろう参加者が大量に居た.
どこかで見た紫髪の奴、年寄り、色んなやつが居た.
その中でも、一際目立っている女の子が居た.
ショートの髪の毛、沢山のピアス、
高すぎない身長 .
いや、私より少し高いだろうか。
目が離せなかった.
これが一目惚れというやつなのか.
とても綺麗だった.
1ゲーム目が終わった.
人が沢山死んだ.
私は怖かった.私もきっといつか死ぬ.
あの日、死のうと地下鉄に行ったのに
いざ死ぬとなるとこんなに怖い物なのか.
と、実感した.
ゲーム続行の投票をするらしい.
今すぐにでもXを押したかった.
だけど、あの子が〇を押していたから
私も〇を押した.
もしここでXを押して、ゲームが中止されたら
もう二度と会えない気がしたから.
第2ゲームまで少し時間があった.
私はあの子に声をかけることにした.
ずっと声をかけたかった.
もう一目惚れしたということをカミングアウトしてしまおう.
いつ死ぬか分からないんだから.
「ね、お姉さん」
私はあの子のベッドに座った.
「何.なんか用?」
「お姉さんめっちゃ可愛いね.笑
それだけ言いたくて.」
「えっと~.ありがとう?笑
嬉しいけど、私、レズじゃないんだ
ごめんね.?」
「大丈夫.ただ、これだけ言いたくて.
私、貴方に一目惚れしちゃった.笑
仲良くしてくれる. ?笑」
「うん.笑いいよ.」
「嬉しい.ありがとう笑」
「あんた、名前は?私はセミ.」
「セミって言うんだ~.名前も可愛い.
私は〇〇」
「そう.女の子らしくていい名前.」
「ふふ.笑
セミって、本当にレズじゃないの?笑
完全に惚れさせようとしてるでしょ.」
「何言ってんの.笑 名前褒めただけ.」
セミと色んな話をした.
なんでここに来たか、何歳か、。
楽しい。凄く。
〇を押していて良かった.
そう思っていたのも束の間.
第2ゲームが始まるらしい.
セミともっと話したいし
死なない様にしないと.
第2ゲームはチーム戦だった.
私はセミと組みたかった.
もし殺し合いなんて事になったら困る.
私がセミの事を守らないと.
知り合ったばかりなのに
私は謎の正義感があった.
セミを見付けて、一目散に走った.
「セミ~!!」
「〇〇.」
セミに飛びついた.
少し身長差があった為かセミに顔を
埋める形になってしまった.
「まだ決まってなかったら、
私セミと組みたいな~.」
「ん.いいよ.もう1人決まっちゃってるけど.」
「え、誰々?」
「この人.」
セミの後ろから小柄な男の人が出てきた.
セミが選んだ人.と考えると
少し嫉妬していまい
当たりが強くなってしまった.
「ふ~ん.あんた名前は?」
「えっと…ミンスです…」
「ミンスね.よろしく.私〇〇
足引っ張ったら許さないから」
「こら.〇〇.人には優しくしないと.」
「は~い.」
セミに注意され、己の態度を改めた.
あと2人探そうと話している時
後ろから声を掛けられた.
「セニョリータ、Excuse me」
振り返ると紫の髪をした変な奴と
ちょっと髪の長い奴が居た.
私は少し怖くてセミにくっついた.
セミは私の事を離さなかった.
どうやらチームに入りたいそうだ.
横にいた髪が長めな奴は文句を言っていたが
紫髪の奴の言うことに従っていた.
色々と進み私達は生き残った.
第2ゲームでも人は沢山死んだ.
震えが止まらない.
私は死にたくない.怖い.
自分のベッドに座って震えていると
誰かが私の横に座った.
顔を見るとセミだった.
「〇〇.怖いの? 」
「セミは怖くないの?
人が沢山死んだんだよ.」
「怖い.でも生きた. 〇〇だって居る. 」
「うん.私もセミと生き残れて嬉しいよ.
でも、怖いものは怖いよ.
私、死にたくない 」
自分で選んでここに来た癖に、
怖くて涙が止まらなかった.
「〇〇.大丈夫だよ.」
セミは私のことをずっと抱き締めて
さすり続けてくれた.
「私ね.死のうと思って地下鉄に行ったの. 」
「そっか.そこでゲームに誘われたんだね.」
「そう.セミは?」
「私は~.えっと.」
「嫌だったらいいよ.話さなくて.」
「うん.ありがとう.
〇〇がそのまま 死ななくて良かった.」
「それはどういう事なの?笑」
思わせぶりし過ぎ.きっと叶わない恋なのに.
投票の時間が来た.
今回は大きい数字から順に投票して行った.
私はセミについて行きたかったけど
数字は私の方が大きかった.
私は迷ったけどXにした.
死にたくなかったし、
セミも死なせたくなかった.
きっとセミは〇を押すだろう.
でも私は意見を変えるつもりは無かった.
セミの番だ.きっと〇だろう
部屋中にXの重低音が響き渡った.
セミがXを押し、私の隣に来た
「セミ…」
「私は死にたくないし、
何より〇〇を死なせたくなかった. 」
「セミ、もしかして私の事好き?笑」
完全なる冗談で笑いながら聞いた.
「う~ん.私、もしかしたらレズかもね.
それだけ言っとく.笑」
「え、それって…」
「そういう事.笑」
期待していいのだろうか.
そういう事なのだろうか.
嬉しくて、嬉しくて、
セミに抱き着いて しまった.
きっと他の人は見ていないだろう.
結果.Xの方が1人多かった.
皆泣いて喜んだ.
〇の人達はやはり嬉しくないのだろう.
私は、ここから出る前に聞いておきたかった.
「セミはどこに住んでるの? 」
「私は△△△に住んでる.〇〇は?」
「□□□□!結構近いじゃん! 」
「そんなに嬉しい?笑」
「嬉しい!
ここから出たら△△△のーーーに居て!
絶対会いに行くから.」
「うん.笑 分かった. 」
これで外に出ても一安心だ.セミと会える.
安心していた矢先、
さっきの紫の髪の奴らがこっちに来た.
サノス?とナムギュ?とか言ったっけ
「fuck you 何してくれちゃってんの? 」
「何が?出たかったからX押しただけだけど
文句でもあんの」
私はセミを後ろに立ち上がった.
少し怖かった.
「もしお前ら2人が〇押してたら、
ゲームは確実に続行だったんだぞ.
要らねぇ事しやがって fuck!」
「私達は続行したくなかったから
X押したんだけど.馬鹿なんじゃないの?
続行したくないのに〇押すわけ無いでしょ」
「テメェ.クソアマ兄貴に何言ってんだ」
髪の長い奴が手を振り上げた.
あ、殴られる.
そう思って目をぎゅっと閉じた
拳が飛んでこない.
目を恐る恐る開けると
セミが相手の手を掴んでいた.
「離せよ!」
「〇〇に手上げるなんて私が許さないから.」
セミは相手の手を振り払った.
相手は逃げていった.
「セミ.ありがとう.嬉しかったよ」
「〇〇が無事なら良かった.」
「セミかっこよかった~.笑」
「辞めてよ.笑 照れる」
そんな話をしていると部屋の四隅から
謎の煙が出てきた.
車の中で嗅いだ匂いと似ている.
きっと意識が落ちる.そう感じた
「セミ.約束、破らないでね.」
それだけ言って私は眠りに落ちた.
長い時間が経った.
道路に投げ出された衝撃で私は目が覚めた.
「いててて…」
擦れた背中が痛くて独り言を零した.
服は横に投げ捨てられていた.
手足は縛られており、どうしたもんかと
考え込む.
どうやら私の他にもう1人居るらしい.
セミだったりしないかな.と淡い期待を
抱きながら未だ起きてすらいない
相手を起こす.
「ね、ちょっとあんた.起きてよ~.」
足でげしげしとさすれば、
相手は直ぐに飛び起きた.
「は、!ここは、 」
「やっと起きた.これ、取ってくんない?」
「あ、はい.. 」
「ふ~.」
私は相手の紐を解き一息ついた後、
緊張で固められていた身を解した.
寒いしさっさと服を着てしまおう.
「あの、」
「何?」
服を着ている途中、相手の男に声を掛けられた
「背中、大丈夫ですか?」
「あ、こんなもん大丈夫.
我慢すればいつか治ってるよ 」
背中を派手に擦ってしまったらしい.
どうりで痛い訳だ.
「あんた、名前は?」
「えっと、デホです. 」
「そ.デホ、あんた家は?」
「□△□です.」
「ここは多分~、〇□〇街だからタクシー
乗ればすぐだよ.」
「あ、ありがとうございます.
お姉さんの名前は…?」
「私?私は〇〇」
「〇〇さんの家は…」
「ここからそう遠くない.心配しなくても大丈夫.
もう私行くから.」
「あ、はい、」
男に別れを告げ、私は遠い自宅に足早に
向かう.
セミの所には今すぐにでも行きたいが、
向かうのは明日の朝にしよう.
今は暗すぎる.
時計が無いから分からないが多分深夜だ.
ここからどう帰ろう…
タクシーと電車を駆使しようやく家に着いた.
更に残り少なくなった金を見て、
神経がすり減るのを感じ溜め息が出る .
今日はもう寝よう.
あまりにも疲れた.
本当に先程まであの殺戮ゲームに
居たか疑う解、平凡だった.
翌朝、目覚ましのアラームよりも早く起き
身支度を済ませる.
髪の毛を整えて、洋服も一番綺麗な物にする.
セミには、1番綺麗な私を見て欲しかった.
初めましてはあんな緑の
ジャージだったけどね…
私は早くセミに会いたくて、
勢いに身を任せて玄関の扉を開けた.
次へ続く…
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続きが気になりすぎます!!
最高すぎませんか?続き待ってます!!