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『』masaco
「」ありさ
【】田中洸希
私の高校生時代、まだトラウマも何もなくて、純粋な娘だったときのこと。
『 〜♪、 』
? あのー、?
『 …?はい、? 』
? あ、…ごめんなさい、つい歌に…
『 ぁあ、すいません嫌でしたか… 』
? ぃや、…、!そうじゃなくて…
? 見惚れてしまって…
『 ぇ、?あぁあ、…そうですか… 』
心地よく鼻歌を歌っていたら、急に知らない人から話しかけられて、しまいには見惚れてしまったって…
『 …私のどこが見惚れるのかしら、? 』
「 え~!?あんたそんなことあるんだ!? 」
『 なによ失礼ね、だまらっしゃい。 』
「 ごめんってぇ、!笑 」
保育園の時から幼馴染だったありさと、私はすごく仲が良かった。
「 てか、あんたそのこの名前知ってんの? 」
『 知らないけど…? 』
「 あの子、田中洸希っていうらしいよ? 」
『 へぇー… 興味な。 』
「 笑、ほんと男に興味ないわよねー、…笑 」
田中くんに話しかけられてから数ヶ月、田中くんはずっと話しかけてくる。
【 ねぇ、好きな食べ物って何? 】
【 好きな色は? 】
【 好きなタイプは? 】
【 好きな、…性癖は? 】
は?
今こいつなんていったのよ。
性癖?
ふざけたこと聞いてんじゃないわよ女の子に。
『 ねぇ、…あのさ? 』
『 そろそろしつこいかも、 』
そういった瞬間、田中くんの目つきが変わった。
【 …ごめんね。 】
それで離れていってくれた。
でも、なぜか安心できなかった。
その日の帰り、
「 ごーめーんってバー… 」
「 部活あったの知らなかったんだってー泣 」
『 うち一人で帰るの…? 』
「 ねぇそんな顔しないでよぉー泣 」
『 …だって一人で帰りたくない… 』
「 そろそろ進歩しなさい!?? 」
ありさが部活で一緒に帰れなくなっちゃって、私が一人で帰ることになった。
『 … 』
何故か、その日の帰りだけは、一人で帰っちゃいけない気がしたの。
だから、私は正門で待ってた。ありさを。
その時、
『 、…、?!! ぅわッ、!? 』
いきなり強い力で誰かに抱きしめられたと思ったら、
『 へッ、ぁ…あッ、…、? 』
【 ははッ、そんな怖がらなくても大丈夫ですよ、笑 】
そう言いながら田中くんは私の後頭部に手を優しく回して、顔を近づける。
『 ぃやッ 、! 』
『 ひぅッ、!? 』
急に腰に手を回され、擽ったくて変な声が出てしまった。
【 かわいー声、もっと聞かせて、? 】
そう言われ、唇が重なり合ってしまうほんとに前に、
佐 おい、お前何やってんの?
『 はゃッ、と、… 泣 』
【 …ちッ 】
あいつは舌打ちして帰っていった。
その瞬間、私は体の筋肉が一気に脱力して、床にへたり込んでしまった。
佐 お前大丈夫かよ、?!
『 ひゅッ、… ぅ゙えッ、!! 』
佐 とりあえず落ち着こ?な?
『 うッ、泣 ひゅ…泣 』
そのまま保健室に連れてかれ、今日は三時間授業だったこともあり、ありさの事を待つことにした。
先 …大丈夫、?
『 ぁッ、…はぃ、 』
先生にちょくちょく声を掛けられながら、私はさっきのことをまだ覚えていた。
あの時、あの瞬間、そのちょっとがトラウマになった。
恐怖でまだ震えていると、保健室まで連れてきてくれた佐野さんが、
佐 ありさ、呼んでこよっか?
『 …ぅん、… 』
佐野さんが保健室を出ていって数分が経った時、
バァン!!!
『 ぁ…ぁり((( 』
「 ほんとごめぇぇん!!!泣うちのせいであんなことに…、!泣 」
『 ぁ…ぅん… 』
佐 本当お前取られるぞ!!
…?取られる??何を???
「 ちょっ、あんた黙ってなさいよ、 」
佐 ぁ~、?察 おけおけ、ごめんね、笑
この意味がわかるまで後2日…
コメント
3件
ちょっと重い展開だったね…。田中くんのしつこさから急にあ♡♡♡流れ、読んでてすごくゾッとしたわ。助けてくれた佐野さんがいてよかったけど、あの「取られる」発言の意味が気になりすぎる…!!続き、待ってる🔥