smの偏頭痛とkrの歪んだ愛の話
一応krsmです
時系列順なので視点めっちゃ変わります
長編になりそうな予感なので時間ある時に読んで下さい。
kr side________
朝起きて体を起こす。
最近は晴れ間が続いて気持ちのいい日が多かった。
今日はなにかが違う、ジメジメしていて、部屋がしっとりする。
カーテンの奥の窓ガラスになにかがあたる音がする。
呼鳴、雨だ。
俺の隣には、まだ寝ているスマイルがいる。
いつも俺が起きるとその振動で起きてしまうスマイルだがスマイルは気候に弱く、まだ寝てる。
雨はこいつがよく遅刻する理由の1つでもある
朝ごはんを作るために俺はベットを出た。
リビングには1面の窓ガラスがある。
そこにはカーテンがかけられて、その隙間から雨が降っているのが見えたので俺はカーテンに近づきすこし開けた。
kr「日照雨、」
俺ら家のまわりは降っているっぽいが、奥の方は青空がみえる、降っていなさそうだ。
スマイルの大事な仕事が近づくと雨が降りやすい。あいつはとんでも雨男か?
まあ、朝だし昼頃には雨上がるだろう。
そんなことを考えながらそっとカーテンを閉めて、ご飯をつくり始めた。
sm side_______________
重い体を起こした。
頭はズキズキする呼吸がしずらい、空気はジメジメしていて、部屋がしっとりしている。
カーテンは開いて居らずきりやんは隣にいない
嗚呼、雨か
くっそ
頭くそ痛すぎるし体もだるい。
sm「はぁ、、」
ため息が溢れる。
なぜ俺は偏頭痛を持っていてこんなにも雨男なのだろう。
どうせ昼頃には雨は止むだろう。
きりやんがきっとリビングでまっているはずだ早くいこう、、
自分が歩く振動ですら頭に響いてくる。
おかしいだろうがよお、、
重い体を引きずりながら歩きリビングのドアを開けた。
kr「あ、起きれたんだね、おはよう」
sm「、、、」
喋る事もままならなくて、目で訴えることしか出来なかった
kr「ご飯できてるからテーブルに座ってて」
俺はきりやんに言われた通り動いた。
きりやんがキッチンから料理をもって来てくれて、今日の朝ごはんは、食欲がないとわかっていて卵雑炊を作ってくれた。
消化にもいいし喉通りもいいしありがたい。
朝から俺が喋れないものだからきりやんがテレビをつけた。
最初のうちはなんとも思っていなかったが、
どんどん頭に響いて来て、最終的にはご飯を置いて耳を塞ぐまでに達した。
kr「ごめん、、音も響くんだったね」
と優しく俺の頭を撫でてくれた。
きりやんの手が暖かく変に安堵してしまいきりやんの手を握ってその手を自分の頬の方まで引っ張った。
きりやんは俺に握られていない親指で頬をスリスリして、
kr「どうしたの、?」
普段の俺ならしないことだからきりやんは少し笑を浮かべた。
その顔を見て俺は正気を取り戻した。
恥ずかしいことをやってる事に気づき勢いよく手を離した後に勢い余って椅子から立ち上がった。
急に立ったので貧血の俺は力なく椅子に座った。
kr「大丈夫か!?」
sm「だ、いじょう、、ぶ、」
俺の意識は遠退いた。
kr side______________
苦しそうに表情を歪めるスマイルを目にすると俺は________。
スマイルは偏頭痛持ちなのに貧血気味だ。
お風呂から上がってきて急にぶっ倒れる事もしばしばある。
どうにかせねばと思っているが中々行動に移せなくて今日に至る。
大事な仕事が3日後にある予定だ。
それまでになんとか精神的にも身体的もどうにかしてあげたい。
スマイルを抱っこしベットまで連れていった。
体に害がないようにゆっくりと下ろした。
とりあえず、頭痛薬飲んで貰うか。
今までずっとスマイルは頑なに頭痛薬を拒んでいた。
なんで?と聞いても眠くなるからどうとかって言っている。
一時的にも楽な方が俺はいいと思うから飲ませたい。
kr「スマイル、」
と声をかければ、気を失っていたスマイルは目を覚ました。
これまでにないほど虚ろな目をしていた。
sm「きぃ、やん、、」
kr「無理に喋らなくていいよ、スマイル頭痛薬飲もう」
sm「、、ぁだ」
目は泳いでいて小刻みに頭を降っている。相当嫌がっている。
少しでも楽になって欲しいから飲んで欲しいのだ。
kr「今日は仕事ないんだから寝てもいいんだ。だから飲もう」
sm「、、」
すっげー嫌そうな顔するなこいつ。いつもより表情豊かすぎんだろ。
もう仕方ないと思った俺は、口の中に少量の水と薬を入れてスマイルにキスをした。
全然口を開けてくれないから顎を少し引っ張ると勝手にスマイルの口の中に薬が入っていった。
それでもスマイルは舌で薬嫌だと動かしていたが、ちろちろ舌を中で動かされたら堪んない気持ちになってがっついてしまった。
いやでも薬を飲み込まなければいけない状態をつくって飲ませた。
薬を飲んだのにまだ俺はスマイルにがっついたまんまだ。
酸素を奪われ苦しくなってきたのかモゾモゾと小さく揺れ始めたので口を離した。
肩を使った荒い呼吸をするスマイルを酷く愛おしく感じた。
きっと頭が真っ白になってるだろう、考える事も喋る事もままならない状態だと言うのに、酸素を奪う俺はクズなのかもしれない。
しばらくすると落ち着いてきて、スマイルがこっちをじっと見つめてくる。
kr「どうしたの?」
と声をかけると、耳も顔も真っ赤になって
sm「もう1回ちゅーして、、」
そうなんです。スマイルは体に異変が起こると甘々のデレデレになるのです。
俺はこの瞬間を待ってました!と言わんばかりにもう一度キスをした。
ただそっと触れるだけの優しいキスを。
キスをして離れるとスマイルは不服そうな顔をしている。
嗚呼、、愛おしい。
さっきまでは窓に雨がぶつかり五月蝿かったはずだが今は零雨に変わって、外から音は一切しない。
スマイルが少し動いてシーツが擦れる音だけがする。
sm「きぃ、やん、?」
と舌を少し出して俺の腕を引っ張る。
これはもっとして欲しいの意。深くまでして欲しいの意である。
仰せのままに。
キスをしねっとりと舌を絡ませ、深く深くキスをする。
スマイルが火照ってるせいか口内は異常に熱く俺はいつもよりも興奮を覚えた。
キスが好きなくせに息するタイミングが掴めないスマイルはいつも酸素不足で苦しそうにする。
弱々しいこいつは滅多に見ることができない。
苦しそうに表情を歪めるスマイルを目の前にすると俺は興奮と愛おしさが混ざる。
sm「きぃやん、いっしょにねよぉ」
ずっと呂律が回らないようで喋った後に恥ずかしそうに口を手で隠す動きをよくする。
可愛いからなんでもいいけど
kr「うん、寝るよ。」
そういうと、スマイルは動いて俺が寝れるスペースを作ってくれた。
俺はすぐにベットに入ってスマイルを強く抱き締めた。
sm「くるし、、」
力を弱めてスマイルの頭を一定のペースで撫で続けた。
頭を撫でるとスマイルはすぐに寝る。
その後俺も追いかけるように眠った。
To Be Continued
コメント
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「朝雨の雨傘いらず」 意: 朝の雨はすぐにあがるから傘の用意は要らない
初コメ失礼です にょっきさんの整地組が1番好きですやっぱり🫶🏻🫶🏻
朝いち幸せ...